this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
あの日のあとで2
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
つぎへ >>
少しだけ並んで、ケーキ屋の奥にあるイートインスペースへと案内される。
獅子目 悠月
が迷いなく奥の席を選んで座れば、
「獅子目の正面なんて嫌だっつーの」
なんて悪態を吐きながら、
来島 アカリ
が悠月の隣へと腰を下ろした。
「さっきも足ぶつけてきたし、お前の顔見ながら食いたくねーし……足癖の悪い獅子目の正面は鴻上な」
「色々と聞き捨てならないが、なら、来島の正面は七夜だな。七夜、気を付けろよ」
来島の方こそ足癖の悪さは折り紙付きだ、との悠月の言葉に
七夜 あおい
がくすりとする。
そんなあおいと声を上げる暇も与えられなかった
鴻上 彰尋
が席に着くのを確かめて、
「俺は……ベイクドチーズケーキと紅茶にするか」
と、メニューに軽く目を通した悠月が声を零した。
悠月からメニューを受け取って、アカリがピンク色の瞳をきらりとさせる。
「俺は、このラズベリーのムースな! で、飲み物はアイスミルクティー」
アカリがぱたんと閉じたメニューを、彰尋達の方へと差し出す悠月。
「ほら、お前達も選べ」
「ありがとう、悠月君。彰尋くん、一緒に見よ?」
不可抗力的に2人で顔を寄せ合って、彰尋とあおいはメニューへと視線を走らせる。
悠月とアカリはサクッとオーダーを決めてしまったが、とりどりのケーキを前に彰尋はつい優柔不断に。
「うーん、迷うな……あおいさんは何にするのかな?」
好きなケーキは何かな? なんてことも思いながら問うも、答えはない。
どうしたのかと傍らの人の顔を見遣れば、あおいはものすごーく真剣な顔でメニューに見入っていた。
「ええっと……あおいさん?」
「へっ!? あっ、ごめん! どれも美味しそうだから、悩んじゃって……!」
真っ赤になってあわあわと弁解じみたことを口にするあおい。
「七夜は、そう迷うなら全部頼めばいいんじゃないか?」
鴻上も敗者だから七夜の分はきっと出すだろう、と悠月がしれっとして言う。
そんな悠月、星ヶ丘の店を提案したくらいなので財布の中身には余裕があるのだが、
(鴻上が1人悠々としているのはなんだか腹が立つ)
なんて具合のことを胸の内に思っての発言なのだった。
(まあ……倒れて心配をかけさせた分だ)
というのは、口には出さない悠月の本音。
そこまで思い至ったわけではないだろうが、悠月の言葉に、彰尋は柔らかい笑顔で頷いた。
「うん、それは勿論」
もともとそのつもりだったし、と応じる彰尋だが、
「そんな、流石に全部だなんて申し訳ないよ。1個で充分すぎるくらい嬉しい……けど……」
「けど、決められない……だよね? なら、あおいさんが食べたい物から俺も選ぶよ」
「ううっ。で、でも……」
「俺も何にするか悩んでたし、気にしなくて大丈夫だよ。今日の御礼だと思って。ね?」
暫しの逡巡の末こくりと頷いて、あおいは「ありがとう」とはにかみ笑いを零す。
そうして、あおいはフルーツたっぷりのショートケーキと紅茶を。
彰尋は、ガトーショコラとアイスコーヒーを頼むことになった。
「じゃあ、注文するぞー」
とアカリが言って、じきに、4人の前にきらきらしいような4つのケーキが並ぶ。
無駄のない所作でベイクドチーズケーキを口に運びながら、
「しかし、口の中にまだ鍋の感覚が残ってる気がするな……」
と、悠月が苦い顔を作った。アカリが、にまりと笑う。
「おいおい獅子目、そんなんで大丈夫かー?」
「煩い。甘いものを食べれば少しはマシに……」
だが、悠月の頼んだベイクドチーズケーキは甘さがかなり控えめだ。
榛色の眼差しが少しだけテーブルの上を彷徨って、すぐに目標をきちりと定めた。
目の前に座る彰尋の、ガトーショコラである。
「鴻上、お前のを少し寄越せ」
「え? ああうん、いいよ。はい、どうぞ」
「あっ! 俺にも一口よこせよー!」
悠月がガトーショコラの味を噛み締める中、アカリが彰尋のケーキの皿を丸ごと強奪。
「おっ、こっちも中々うまいじゃん? ほら、七夜も食えよ」
と、彰尋の皿はあっという間にあおいの元まで移動してしまう。
あおいが、小首を傾げて彰尋を見た。
「彰尋くん、私も一口もらっていい?」
なんて上目遣いに言われてしまっては、彰尋はもう頷くしかなく。
(いや、元々あおいさんに分けるつもりでガトーショコラにしたんだけど)
それでも、すぐ近くで自分のケーキを頬張るあおいを見ていると、
(――幸せそうな顔してるな)
なんて、そのかんばせを彩る表情に、つい、ちょっぴりどきどきとしてしまう。
(なんていうか、勝負に巻き込まれた形だったけど……)
こんな楽しい時間を過ごす事が出来て二人には感謝しないとな、と。
悠月とアカリの様子を目にそんなことを思って、彰尋は口元に優しく弧を描いた。
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
あの日のあとで2
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月07日
参加申し込みの期限
2017年09月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!