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■クエスト 角竜の討伐
水守 流
はベテランハンターである。
毒の片手剣と盾を装備した身軽なスタイルで、防具も黒い革装備で固めていた。
そのくせ肩から腰にかけた大きなベルトにはいくつもの瓶や爆弾がくっつき、リュックサックにもなにやら沢山入っている。
アイテムを上手に使って素早くモンスターを狩る。それが彼のスタイルなのだ。
そんな彼が今回目をつけたのは、角竜の討伐。
「うーん……報酬は美味しいし、ゲットできる素材もかなり上モノなんだが……うーん……」
クエストボードの前で腕を組んで唸る流。
受けたいけど受けるにはちょっと、といった様子だ。
理由は単純。クエストがかなり高い難易度だからだ。
「俺の他にもベテランが二人……いや、三人はいるな」
それも組んですぐに対応できるような、柔軟なやつ。
「あれ、仲間捜し?」
後ろから声をかけられ、流は一流ハンターの目で振り返った。
「そうなんだ。難易度の高いクエストを受けワァオ! オーマイガッ!」
後半急にアメリカ人みたいになった。
理由は単純。相手がめっちゃセクシーな格好をしていたからだ。
脚は股の付け根がくっきり見えるほどに、へそは勿論乳房の下のラインが分かるほどお腹を出し、当然のように胸元から首や肩までのエリアは豪快に晒している。
下から上までこれでもかとばかりに露出した最低限の装甲量。
みんな大好きビキニアーマーである。
流もなかなか身軽な装備をしているつもりだが、アリサには負ける。防具を防具と思わないほど大胆な装備に、思わずごくりとつばを呑んだ。いや、別の理由も勿論あるけども。
「あたしは
真境名 アリサ
。それ、角竜のクエストでしょ。あたしも受けたいと思ってたのよね。一緒にやらない?」
握手を求めてくるアリサに、流は『お、おう』と一流の男子の目をして握手に応じた。
「さて、まずは仲間集めなわけだけど」
ジョッキをテーブルに置いて語るアリサ。
二人はテーブルを挟んで向かい合い、メンバー集めについて話し合っていた。
「そのへんのハンターじゃ、装備の段階で角竜に太刀打ちできないと思うのよね。最低限でもいい装備を持っててくれないと」
「その上で熟達した技量がいる。人間辞めちゃってるクラスの人なら大歓迎なんだが、そんな人そうそういるわけないよな……」
机に突っ伏す流。
すると。
「いらっしゃいますよ」
横から声をかけられた。
はたと見ると、メイド服の女性。
「申し遅れました。
檜扇 唱華
といいます。ついお話が聞こえてしまいまして……熟達した仲間をお探しだとか?」
「お、おう」
さっきから思春期の男子みたいな反応になっている流だが、咳払いをして顔を整えた。キラリとイケメンの顔になった。
「まさかハンターギルドにメイドさんがいるとは思わなかったよ。ああ、そうなんだ。角竜のクエストに行きたいんだけど、仲間を厳選したくってね」
あと語り口調が洋画の吹き替えみたいになった。
「まあ、勇敢。でしたらピッタリの方をご紹介できますわ」
手をぱちんとあわせて、唱華はこちらへどうぞと手招きをした。
連れてこられたのは個室……というかついたてによって仕切られた個人用フリースペースである。
そこにはドデカいライフルと、それをちまちまといじる女性。
こちらに気づいて一旦顔をあげるのも、すぐに目をそらして武器いじりに没頭していた。
「こちらは
冬樹 闇
さま。……冬樹様は沢山のクエストに出ていらっしゃるんですよ」
「そうなのか? その割には、顔を見たことがないな……」
重ねて言うが流はベテランハンターである。
沢山のクエストに出るようなハンターなら、名前はともかく顔くらいはしっている筈だ。アリサに関しても顔は知っていた。露出がすごいから自分から話しかけづらかっただけである。
「あら、お疑いに?」
唱華は闇に促して、ハンターカードを取り出させた。
「えっと、うちは……役に、たてないかも……だけど」
そう言って翳したハンターカードを、流とアリサは同時に覗き込み、同時に飲んでいたシュワシュワを吹き出した。
ありていにいうと、レベルがカンストしていた。
「あれ、目の錯覚かな。廃人どころか神が見える」
「おかしいわね。あたしにも見える。集団幻覚かな?」
目をこする流たちに、闇は俯き気味に応えた。
「いつも……ひとり、だから」
「冬樹様はシングルプレイがお好きで、よく高難易度のクエストをお一人でこなしていらっしゃるんです」
「こんな……うちで……いいなら」
控えめな調子でライフルの整備を終える闇。
流はグッとガッツポーズをとった。
闇はいわば地底に眠るダイアモンド。協力をあおがない手はなかった。
「勿論だ! 一緒に行こう! さて、これで三人集まったな、じゃあ……」
「いえ、四人ですわ」
笑顔でハンターカードを翳す唱華。
流はそれを二度見した。
闇ほどではないが、相当なランクのハンターである。
「あんたギルドのウェイトレスさんじゃなかったのかよ。いやまて、聞いたことがあるぞ。メイド服っていやあかなり昔に出た限定装備の……」
「あらためまして」
唱華は琵琶のような楽器を手に取った。
「
檜扇 唱華
と申します。得意な武器はこちらの楽器。角竜の討伐、ぜひおともさせてくださいませ」
角竜。それは砂漠地帯に生息するきわめて危険なモンスターだ。
人里を脅かすためかねてから討伐が要請されていたが、砂漠環境に適応した現地のモンスターたちですら食物連鎖の下位においやられるというその凶暴さに手を出せずにいた。
「そんな角竜さんも今日が年貢の納め時だぜ」
キラリと目を光らせ、ひんやりするドリンクを一気のみする流。
それに並の人間では砂漠に入るだけで体力を失い、最悪死に至る。道具を潤沢に揃えるのはハンターの基本なのだ。ついでにいうと、誘った手前今日のドリンクは四人分流のおごりである。男らしさフルパワーである。
「ぐびぐび……」
擬音語を自分で口に出してみる闇。
なんか、心なしかテンションが上がっているように見えた。
日頃シングルでクエストを受けているせいか、仲間がいて嬉しいのかもしれない。
が、そんな闇が素早く瓶をしまい、ライフルを構えた。
構えた瞬間には既に発砲している。
「うわっ、なんだ!?」
ラノベ主人公かってくらい見事なリアクションと共にひっくりかえる流。
闇の放った弾は彼の脇を抜け、岩陰から飛び出した小型のモンスターへと着弾。一発で絶命させた。
小型といっても人間より大きく、当たり前のように人間を食い殺すモンスターである。
「戦闘体勢……来る」
「うん、見て分かった」
流が起き上がる横で、アリサと唱華は早速武器を構えた。
琵琶による演奏を始める唱華。
演奏をうけて、アリサや流の身体能力が上昇していく。
「すげー手際だ。プロの接待プレイを受けてるみたいだな」
もちろん褒め言葉である。チームクエストは高い達成感と高揚感が得られることから交流材料としても広く用いられ、そのなかで大活躍ができれば気持ちもよくなり『じゃあ次もぜひよろしく』といった具合でコネクションが太くなっていく。
それを本人に悟らせることなくスムーズに、そして的確に行なえるのもひとつの腕なのだ。
「闇がシングルのベテランなら、唱華はチームのベテランってとこね。ありがたく乗らせて貰うわ」
アリサは両手にそれぞれ剣を握ると、モンスターへと距離を詰めた。
迎え撃つように噛みつくモンスター。
だがしかし、アリサは相手の噛みつきを予測していたかのようにステップを踏み、紙一重で回避。
更に相手の力をそのまま利用するかのように剣でなで斬りにした。
くるくると回りながら飛んでいくモンスターの首。同じくくるくると回って自身の運動エネルギーを逃がすアリサ。
「周りが超人すぎて俺の活躍がかすむ件について」
などと、横でモンスターの爪を盾で防いで剣で確実に斬り殺していた流が呟いた。
「ま、俺の本番はこの後だ。こうご期待、ってな」
砂漠を進む一行。
すると彼らを捕食せんと、砂を割って巨大な芋虫型のモンスターが現われた。
口を開いて大きく吠えた次の瞬間。空から飛び降りてきた巨大な竜がモンスターを食いちぎった。
角竜。この砂漠での食物連鎖における頂点に位置する存在である。
「よっしゃ、早速やりますか!」
流はベルトから閃光弾を抜いて投擲。
光が散り、角竜の目が潰れる。
「初手バッチし! アリサはヒット&アウェイで切りつけながら気を引いて、唱華は音楽でサポート。闇は……ヤツの進行方向を定めてくれ!」
「了解……」
予め距離をとっていた闇は、岩の上に伏せるように陣取った。
巨大なライフルを構え、竜の足に狙いをつける。
「サポートしますわ。お役に立つことが私の本分でございますので」
楽器の演奏を始める唱華。
彼女の演奏に合わせて踊るように、アリサが竜の周りを走り始めた。
狙いをうまく定められず、噛みつきを空振りする竜。
「ほらほら、こっちこっち」
竜の腹を切りつけつつ、腹を蹴って飛び退くアリサ。
挑発的な動きで竜をおびき寄せると、そのまままっすぐにダッシュした。
「いいぞ。そのまままっすぐ。合図を出したら、分かってるな!」
その更に先を走っていた流は、大きな音の出る炸裂弾に火をつけた。
振り返りざまに投げる。
破裂したボールの音に押されるようにアリサはその場にパタンと伏せ、闇は――。
「位置確認……撃つ」
ライフルのトリガーを絞った。
放たれた弾が、演奏する唱華の脇を回転しながら抜け、急に伏せたアリサを抜け、彼女に食らいつこうとかがむ竜の足へと命中。そして炸裂した。
おおきく傾き、転倒する竜。
倒れた先にあったのは、砂とシートで隠した落とし穴であった。
「――!?」
悲鳴にも近い声をあげて転げ落ちる竜。
その中には、無数の樽爆弾が仕掛けられていた。
「言ったろ。本番だって」
流は落とし穴をのぞき込み、松明を放り込む。
次の瞬間、凄まじい爆発が竜を包み込んだ。
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3人まで
シナリオジャンル
バトル
動物・自然
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月21日
参加申し込みの期限
2017年05月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月28日 11時00分
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