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■クエスト 山岳の巣
にゃん力車という二足歩行にゃんこたちが引っ張る荷車のようなものに揺られ、二人のハンターは山岳地帯を目指していた。
二人とは、
椿 美咲紀
と
八神 修
のことである。
あたりにあるのは砂と石と空。生い茂る草木も背の低いものばかりで、視界の邪魔にならないくらいまばらに点在している。
そして遠くの山のてっぺんでは、巨大な鳥がゆっくりと旋回しているのが見えた。
「この先はとっても危険なエリアなのです。にゃんこさんたちには帰って貰ったほうが……」
「そうだね。俺たちの都合で危険にさらすのはよくない」
本を読んでいた修は、美咲紀の提案を受けてにゃん力車を止めさせた。
安全な所で待っているように言うと、必要な装備だけを抱えて歩き出す。
そんな様子を横から眺めつつ、大きな太刀をかつぎあげる美咲紀。
「シュー君、学者さんが自らやってくる必要はなかったんじゃないです? ハンターに任せておけば、卵や毛皮は回収できたと思いますし……」
「まあ、そうなんだけどね」
大弓を担いでしなりを確かめる修。
「なんでも一通り、自分でできるようになっておくというのが俺の作法なんだ。専門家には及ばないけどね」
ですかあ、と美咲紀はうすぼんやり呟いた。会話のタネが欲しかっただけで、修がそういう考えをしていることはなんとなく分かっていたようだ。
「さて、行こうか。専門家の力を借りる時だ」
「はい! クエスト開始なのです!」
大空をかき回すような翼の音と、甲高い声。
巨大鳥が頭上を回りながらこちらをにらみ付けている。
「早速襲ってきたのです! 私たちを餌だと思ってるんでしょうか!?」
飛び込んでくる鳥からダッシュロールで逃げ、かぎ爪をギリギリのところで回避する美咲紀。
修はやや距離を取りながら、鳥の翼めがけて矢を放っていた。
「いや、殺すよりも肉体にダメージを与えることを優先してる。恐らく巣を守ろうとしているんだろう」
対象を餌として見た場合、ヒナたちに与える段階になって生きていられるとまずい。ヒナが傷つくおそれがあるし、なにより安全な巣まで持ち帰る前に逃げられてしまう。
一方で外敵を追い払うのであれば、ダメージを与えて逃げさせるだけでいい。巨大なモンスターであっても生物であり、状況に応じて戦い方を考えているのだ。
そんな生物としての特徴を学ぶのが、修の役目である。
「美咲紀、まずは翼を壊して機動力をおとさせよう。飛び込んできたところを狙うんだ」
「やってみるのです!」
とうっ、といって飛び上がる美咲紀。
突っ込んできた鳥の背に転がり込むように飛び乗ると、剣を叩き付けて翼を破壊した。
バランスを崩して地面に激突。転がる鳥。
そこへ、修がここぞとばかりに狙いをつけた。
「ごめん。俺たちの道を幅むなら、殺さなくちゃいけない」
放った矢が鳥の頭部を抜け、鳥はぐらりと頭をゆすったあと、地響きをならして力尽きた。
重ねて述べるようだが、修たちの目的は学習であり調査である。
骨や皮や肉といったものを一通り採取したあと、二人は目的の巣を訪れた。
「卵があるのです。このままにしてたらダメになっちゃいますからね。持ち帰りましょう」
リュックサックに大きな卵を詰め込んでいく美咲紀。
が、途中でぴたりと動きを止めた。
「シュー君……」
「どうした」
他の場所を調査していた修が振り返ると、美咲紀が身体をどけてむこうを見せてきた。
なにが見えたのかと言えば。
積み重ねた小枝のベッド。
割れた卵。
目を開けたばかりのヒナ。
……である。
「さっきのモンスターのヒナ、か……」
修はナイフを手に取った。
ヒナはといえば、自分が何をされるのかまるでわからないという顔で首を傾げている。
「ヒナも成長すればあのモンスターのように人を襲うようになる。ここで殺さなくては」
口でそうは言っても、すぐに襲いかかる様子は無い。
頭で分かっているが感情で納得できないといった様子だ。
美咲紀は小さく息をつくと、修の肩を叩いた。
「私たちはハンターなのです。必要なものはいただきますが、いただきすぎではダメなのです」
「美咲紀……そうだな」
修はナイフをホルダーにしまいなおして、ヒナに背を向けた。
「学者が教わる立場になるなんて、さすがは専門家……だね」
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担当ゲームマスター
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
動物・自然
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月21日
参加申し込みの期限
2017年05月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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