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【クイーン・オ腐・ハート】
人気のない体育館裏。
不憫にも巻き込まれてしまったしおりが解放され、腐女子と腐女子の戦いの火蓋は切って落とされた。
「……はっきりいってしまうと、今の先輩は……己の妄想を話している痛い系腐女子……だと思います」
「痛い系腐女子……?」
昴の言葉がよく理解出来ないのか、浮月は目を丸くして反芻する。
それに対して昴は小さく頷いて更に言葉を重ねる。
「私もニャンダム好きです。クロテオ、いいですよね……それに、自分の好きに、誇りを持っていることは素晴らしいです……でも、好きを他人に押し付けるのは……」
昴の語気は決して強くないが、その言葉は鋭い。
「僕も一方的に話すだけじゃいけないと思う。ほら、受けあっての攻めだよね♪」
昴に同調するように続いたタルトの言葉は浮月を強く責めるようなきついものではなく、お喋りに興ずるように明るく軽い。
「わ、私はただ、自分の好きな物の魅力を皆に知って欲しくて、それで……」
昴やタルトが諭してもまだ浮月の自覚は乏しい。
そこで凛が一歩前に進み、肩にかかった髪を後ろに流しながら悠然と語り出す。
「ボクはアベル中佐とクローム大佐が一番好きで、ショタはまだ勉強中の身だ。でもキミと想いを共有したい」
「あたしの推しカプはテオキリ。あ、キーリじゃなくてキリーの、眼鏡の方ね! 推しカプ布教は確かに腐女子の使命だと思う」
四月もぐっと拳を握りしめて力説する。
その目はひどく真剣だ。
「逸る気持もわかるが、こういうことは長期的に調教する必要があるだろう。まずライトな物から攻めて慣れた所で徐々にハードにしていく。ここで腐男子ができればボクらの勝ちだ。だが今は本格的な布教は時期尚早だとボクは思うんだがいかがかな?」
「ライトからハード……調教……そうね、調教は大切よね」
丁度持っている本がクロテオの調教もののせいか、凛の言葉に浮月が反応して妄想スイッチがオンになる。
ぶつぶつと本の内容が浮月の口からもれだすが凛は少しニヤリとしただけ、タルトは流れ込んでくるイメージを楽しんでいるし、昴も平然としている。
伊達に腐女子をやっているわけではない。
そして四月はというと。
「見て、先輩」
「それは……」
数冊の同人誌を取り出して浮月を妄想の世界から引き戻す。
ちなみに全てテオキリだ。
「これはある腐女子が毎夜の修羅場を乗り越え脱稿した血と汗と涙の結晶。一冊一冊魂を削って描き上げた同人誌……」
考えていたネタをまんま放映してくる公式の罠。
いくら切ってもすっきりしないネーム。
どんなに手を動かしても終わらない下書き。
デジタルにしたからって楽にはならなかった背景。
入稿前夜に気付いた誤字・脱字、そして妖怪1ページ足りない。
あと一カ月、一週間入稿が早ければ印刷代が安かったのに!
イベント会場で本が届くかどうかビクビクしないで済んだのに!!
新刊出す出す詐欺をしてしまってイベント前夜に徹夜でコピー本を作って会場で製本したり、謝罪ペーパーを刷ったり、某イラストコミュニティサイトにエア新刊なんて投稿してしまった時の罪悪感といったら!!!
今まで潜り抜けてきた修羅場を思い出し、四月は肩を震わせる。
同じく同人作家の昴も後ろで同情を示すようにうんうんとうなずいている。
「口からだだ漏れ無差別テロ?
そんなお手軽手抜きは邪道!
同人作家への冒涜!
同人描きの努力を嘲笑う行為!
その熱く滾る妄想を口から垂れ流すだけで満足なの!?
同人活動に昇華して世界に発信せずしてどうするの!!!」
熱き腐女子同人作家の咆哮が浮月を圧倒する。
妄想を口にすることを許さぬほどに。
「わ、私は、私は……」
四月は声を震わせ言葉が出ない浮月に対し、更に萌えの供給不足に喘ぐ同志達の現状を知って貰う為にニャンダムの二次創作ファンサイトを見せようと携帯に手を伸ばす。
「ふん、相手の言葉を遮り己の主張を通そうというのか……全く以てナンセンスだな」
「なっ、誰!?」
あともう一歩で『寝子高婦人会』が押し切れる、そのタイミングを崩した男の声にその場にいた全員が振りかえる。
「ここから先は俺達に任せて貰おうか」
そこにいたのはトレードマークの緑のコートをはためかせた
草薙 龍八
と、同じくPECに所属する
冴木 竜司
。
そしてPECとは何ら関係ないはずの
黒鯨 やみぴ
と、スケッチブックを携えた
旅鴉 月詠
の姿があった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
本条小鹿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月27日
参加申し込みの期限
2013年06月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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