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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
乙女のプロパガンダ
【何故こんなことをするかって？そこに男がいるからさ】
「尻だ、尻を守れー！」
「アーッ！」
「せんぱぁぁぁい！！」
それは陸上部の部室から始まった。
不幸中の幸い、試験が近いと言うことで部室には少数の部員しかいなかった。
しかし、運悪く部室にいた数名は……。
「ぐぇーっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへ！！！ 野郎共ォ！！！ 新しい世界を見せてやるぜ！！！」
「新しい世界になんて行きたくな……アーッ！」
まさに邪悪。
そうとしか言いようのない、欲望の権化と化した桃原 空音に尻を揉まれまくって何かに目覚めさせられそうになっていた。
ある者は制服のズボンの上から、またある者はハーフパンツや短パンの上から、更に下着ごとズボンを下ろされて直に揉まれたも者もいた。
何故空音はこんな凶行に走ったのか。
それもまた浮月に原因があった。
『寝子高婦人会』召集の際に浮月の噂を聞いた瞬間、空音の中の暴走スイッチが入ってしまったのだ。
『先輩が思考で染め上げるなら、あたしは快感で染め上げればいいじゃん！』
正直、浮月はただのきっかけで、凶行の原因は主に空音本人にあるような気がしないでもない。
それはさておきスイッチの入った暴走空音は手あたり次第に男子生徒、ときには教職員の尻まで揉みまくって恐るべきスピードで被害者を増やしていった。
その姿は進撃の腐人という言葉がふさわしい。
調子づいた空音はそのまま放送室に侵攻し、全校生徒、主に尻を揉まれた男子生徒諸君に向けて宣戦布告もとい同性愛に目覚めよというプロパガンダを行おうと進路を取る。
そんな空音の前に一つの影が立ちはだかった。
「そこまでだ、桃原！地下帝国民が変態ばかりだと思われたらどうする。俺の爆熱ネコフィンガーの餌食になりたくなかったら今すぐ止まるんだ！」
羽織った熊の毛皮をたなびかせた士が両手を広げて空音の往く手を阻む。
「邪魔しないで！ 掘るよ！」
よく遊びに行く猫鳴館や地下帝国で世話になっているはずの士にもこの態度。空音が現在どれだけ暴走しているかが解るというもの。
「掘れるものなら掘ってみるといい」
「ほえっ！？」
脅しをかける空音に対して酷く冷静な声が背後からかけられる。
それと共に飛んできた尋常ではない殺気に、空音は咄嗟に姿勢を低くした。
ビィィィン。
空音が姿勢を低くする前に体があった場所に何本もの鉄針が突き刺さっている。
先ほどまで騒々しかったのに、まるで水を打ったかのような静けさがあたりを包む。
三人の耳に入るのは遠くの喧騒と乱れた息遣い、そして突き刺さった衝撃で揺れる鉄針の音。
「ア、 アマノクン……？」
「僕の目が黒い間は、変態共は許さない」
変態が起こした度重なるトラブルのせいで、暴走する変態への天野の対応はブリザードより冷たい。
殺気に当てられ半分正気を取り戻したのか、空音が青い顔で後ずさる。
しかし後方には目が笑ってない士が手を広げたまま待っている。
前門の針鼠に、後門の熊。
「さぁ、変態狩りを始めようか」
「止まらないと言うなら、貴様にニャンダムファイトを申し込む」
リストバンドから新たな鉄針を取り出す天野。
闘気を漲らせ、ゴキゴキと指を鳴らす士。
「～っ、いいじゃんいいじゃん！ 欲望に素直になっただけだもん！ 簡単に反省しないもん！」
それでも屈しない桃原 空音。見上げた腐女子である。
そして典型的な文化系人間にも関わらず、たまたま横にあった窓枠に足をかけて校舎の外へと飛び出した。
ここが１階であることが空音に味方したのだ。
天の神、腐女子疑惑。
「「待てぇぇぇ！！！」」
しかしおいそれと見逃してくれるほど甘い狩人達ではない。
こうして浮月とはまた違った意味で大問題な腐女子、桃原 空音の大追跡が始まった。
……ところでお気付きだろうか。
変人の巣窟とも言われる猫鳴館でもそこそこ良識派であるはずの士の言動が所々おかしいということに。
ヒント：士君は先ほど浮月のすぐ後ろの席でランチをしていました。
「ニャンダムファイト！ レディイゴおおお！！」
「邪衣っ！？」
変態を狩るのがまともな人間だと思ったら大間違いである。
「尻だ、尻を守れー！」
「アーッ！」
「せんぱぁぁぁい！！」
それは陸上部の部室から始まった。
不幸中の幸い、試験が近いと言うことで部室には少数の部員しかいなかった。
しかし、運悪く部室にいた数名は……。
「ぐぇーっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへ！！！ 野郎共ォ！！！ 新しい世界を見せてやるぜ！！！」
「新しい世界になんて行きたくな……アーッ！」
まさに邪悪。
そうとしか言いようのない、欲望の権化と化した桃原 空音に尻を揉まれまくって何かに目覚めさせられそうになっていた。
ある者は制服のズボンの上から、またある者はハーフパンツや短パンの上から、更に下着ごとズボンを下ろされて直に揉まれたも者もいた。
何故空音はこんな凶行に走ったのか。
それもまた浮月に原因があった。
『寝子高婦人会』召集の際に浮月の噂を聞いた瞬間、空音の中の暴走スイッチが入ってしまったのだ。
『先輩が思考で染め上げるなら、あたしは快感で染め上げればいいじゃん！』
正直、浮月はただのきっかけで、凶行の原因は主に空音本人にあるような気がしないでもない。
それはさておきスイッチの入った暴走空音は手あたり次第に男子生徒、ときには教職員の尻まで揉みまくって恐るべきスピードで被害者を増やしていった。
その姿は進撃の腐人という言葉がふさわしい。
調子づいた空音はそのまま放送室に侵攻し、全校生徒、主に尻を揉まれた男子生徒諸君に向けて宣戦布告もとい同性愛に目覚めよというプロパガンダを行おうと進路を取る。
そんな空音の前に一つの影が立ちはだかった。
「そこまでだ、桃原！地下帝国民が変態ばかりだと思われたらどうする。俺の爆熱ネコフィンガーの餌食になりたくなかったら今すぐ止まるんだ！」
羽織った熊の毛皮をたなびかせた士が両手を広げて空音の往く手を阻む。
「邪魔しないで！ 掘るよ！」
よく遊びに行く猫鳴館や地下帝国で世話になっているはずの士にもこの態度。空音が現在どれだけ暴走しているかが解るというもの。
「掘れるものなら掘ってみるといい」
「ほえっ！？」
脅しをかける空音に対して酷く冷静な声が背後からかけられる。
それと共に飛んできた尋常ではない殺気に、空音は咄嗟に姿勢を低くした。
ビィィィン。
空音が姿勢を低くする前に体があった場所に何本もの鉄針が突き刺さっている。
先ほどまで騒々しかったのに、まるで水を打ったかのような静けさがあたりを包む。
三人の耳に入るのは遠くの喧騒と乱れた息遣い、そして突き刺さった衝撃で揺れる鉄針の音。
「ア、 アマノクン……？」
「僕の目が黒い間は、変態共は許さない」
変態が起こした度重なるトラブルのせいで、暴走する変態への天野の対応はブリザードより冷たい。
殺気に当てられ半分正気を取り戻したのか、空音が青い顔で後ずさる。
しかし後方には目が笑ってない士が手を広げたまま待っている。
前門の針鼠に、後門の熊。
「さぁ、変態狩りを始めようか」
「止まらないと言うなら、貴様にニャンダムファイトを申し込む」
リストバンドから新たな鉄針を取り出す天野。
闘気を漲らせ、ゴキゴキと指を鳴らす士。
「～っ、いいじゃんいいじゃん！ 欲望に素直になっただけだもん！ 簡単に反省しないもん！」
それでも屈しない桃原 空音。見上げた腐女子である。
そして典型的な文化系人間にも関わらず、たまたま横にあった窓枠に足をかけて校舎の外へと飛び出した。
ここが１階であることが空音に味方したのだ。
天の神、腐女子疑惑。
「「待てぇぇぇ！！！」」
しかしおいそれと見逃してくれるほど甘い狩人達ではない。
こうして浮月とはまた違った意味で大問題な腐女子、桃原 空音の大追跡が始まった。
……ところでお気付きだろうか。
変人の巣窟とも言われる猫鳴館でもそこそこ良識派であるはずの士の言動が所々おかしいということに。
ヒント：士君は先ほど浮月のすぐ後ろの席でランチをしていました。
「ニャンダムファイト！ レディイゴおおお！！」
「邪衣っ！？」
変態を狩るのがまともな人間だと思ったら大間違いである。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2013年05月27日
- 参加申し込みの期限
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- 2013年06月03日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2013年06月03日 11時00分
