【球技大会】普通のサッカー（白猫組サイド） -後半-｜リアクション

【球技大会】普通のサッカー（白猫組サイド） -後半-

【試合後　～白猫組の場合～】

「あ～負けちゃったか、でも楽しかった！」
「サッカー部がこれだけいて負けるとは……」
　円が楽しそうに言う。
　その隣では、朝陽が頭を抱えていた。
「まぁ、みんな頑張ってたさ！」
　そう言って望月が励ますように言う。
「みんなの熱意すごかったよ……体育科にも引けをとらないなんて……尊敬しちゃう」
　そういう日向。
「まぁ、芸術科だろうと、普通科だろうと、動くやつは動くからね」
　そう言って、白衣を着直した解理がやれやれと言う。
「どれだけ上手いメンバーがいても組織的にまとまってないときつかったねっ」
　毬藻仔が考えながら言う。
「まぁ、どっちにしろお疲れ様だ！　後はほかの白猫組に託そうぜ！　俺たちは胸張って戻ればいい！　いい試合だった！」
　そう一気に言った利平、ほっと場は和む。
「さぁ、解散だ！　白猫組の勝利を祈ろうじゃないか！」
　瀬良のその言葉に、一同は選手というプレッシャーから解放されたのであった……。
　あとは、それぞれの行動が、それぞれの話となるだろう。

【試合後　～黒猫組の場合～】

「猫村、桜井、シグレ、上穂木……皆お疲れ、有難う」
「そっちこそ！　みんな上手く動けたぜ！」
　修の言葉にラッセルが返す。
「僕たち、勝ったんだ……」
　そうぽつりとつぶやいたのは英二である。
「まぁ、名監督がついていたからな問題なかろう！」
　仄の言葉に、何人かは監督がいてくれて良かったと頷いた。
「司令塔って大変だね」
「みんな、お疲れ様。大奮闘だったわね」
「つ、疲れたのだ……見ていても疲れたのだ……」
　天野がつぶやき、衣夢がねぎらい、真央が笑いを誘う。
「こういうのもいいねぇ……ぬん！」
　伸幸が疲労感に浸りながら言う。
「そういえば、ご褒美にお寿司に行くって本当かしら？」
「おや、落下のダメージは問題ないのかい？」
　蛇那伊に言嗣が聞くが、本人は頑丈でかすり傷程度である。
「あぁ、みんなで行こう」
　そう言った修、わき上がる寿司コール。
　まだ黒猫組が勝ったわけではないが、少なくともサッカーは勝利を収めたと言っても良い。
　修の財布がどの程度減ったのかは永遠の謎ではあるが、行きたい人たちでの打ち上げがどこかしらで行われたのは間違いないようだ。

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あとがき

担当マスター：じんの
ファンレターはマスターページから！

黒猫組の勝利おめでとうございます。
今回は、書くのにものすごい苦戦の連続でした
正直、土下座ものかなぁと思いながらも
皆さんに楽しんでいただけたらの一心で書き上げました

作戦はもう少しみんなで分割しても良かったかなと思います
しかし、黒猫組の組織構築と監督の存在はとても面白かったと思うと同時に
今回の勝因の一つだと思います

白猫組、残念でした
間違いなく総合力は上だと思いました。
ただし、どれだけ総合力が勝っていたとしても
それをつなげるものがちょっと不足していたかなと思います
しかし、それでも惜しい！　と言える部分も多かったです
相手はだんだんと慣れていくわけですから
個人技能の高さを生かして
慣れる前に押し込んでしまうという手もあったんじゃ無いかと思います

ただ、書いていて精一杯やらせていただきました
最後の最後までどちらが勝つのかは分かりませんでした
よろしければ、楽しんで読んでください。
本当にお疲れ様でした！

※黒猫組の一部の生徒への個別コメントは、前半のリアクションに掲載されています。

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