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【クリスマス】星ヶ丘のホーリー☆ナイト
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それでは船から離れ、ふたたび寝子島を描いていくとしよう。
結婚するための活動(アクション)を略して『婚活』という。
そんな言葉十年前にはなかったのではないか。少なくとも、人口に膾炙するようになったのはここ数年のことだ。
ところがその言葉が今、猛威を振るっている。
おお、婚活! 婚活しないと結婚できない! アクションを起こさなければ生涯独身の罠!
そも、結婚すべきかどうかという問題はひとまずおいて、今の世の中そんな婚活狂騒曲が、嵐のように吹き荒れているのだった。のんびりしていてもなんとなく結婚できた時代とは、わけが違うとでもいうのだろうか。
その是非は問うまい。ここでは。
だがひとつ言えることがある。それは、お見合いバーサンが見合い写真を持ってくる時代は遠く過ぎ去り、今や日本では、結婚したい男女がそれぞれフォーマルウェアで武装し、パートナーを見つけるための合戦に乗り込むというマッチメイキング・パーティーこそが婚活の主流であるということだ!
ようそこ戦場へ! クリスマスなのに、いや、クリスマスだからこその合戦が幕開けようとしている。ここは星ヶ丘の高級ホテル『ステッラ・デッラ・コリーナ』のバンケットホール、揃いし男女はそれぞれ20名超! 覚悟はいいか? ボヤボヤしてっと背後からバッサリだぜ!
高級ホテルから眺める美しい夜景も、素敵な料理も今はまったく眼中にない。
心に甲冑を着、やはり心に剣を握った状態で、
相原 まゆ
は着席した。とはいえ本当に装備している部分もある。それは目のあたりを覆うヴェネチアンマスクだ。まずは相手の顔ではなく、話してフィーリングが合うかどうか確かめるためのものだという。
今夜はとにかくたくさんの人と話さなければならない。数分ごとに相手が入れ替わるため、どこまで緊張感が保てるかまゆは自信がなかった。しかし同僚にして『独身友達』
久保田 美和
ともども、今日は必勝を期してここに来ているのだ。気合いを入れていきたい……!
「あ、あ、あ、あの……ご趣味……は……」
ところが入っているのは気合いだけで、いざ男性を前にすると、まゆは意識しすぎてもじもじしてしまうのだった。相手はシャープな顔つきの男性、上背もある。はっきりいって格好いい……! きゃあどうしよう……!
しかし、
「相原先生、ですよね?」
前に座った
桐島 義弘
は、あっさりとまゆの正体を見抜いていた。
「ギニャー! 桐島先生!」
「そんなに驚かなくても」
普段クールな彼にしては珍しく、義弘は屈託なく笑った。マスクの上から眼鏡をしているのがちょっと滑稽だった。
「相原先生も理事長の命令で来させられたんでしょう? 参りましたね。まあここは大人しくやり過ごしましょう」
「あ……はい……」
ううー、まゆは涙をこらえた。来させられたんじゃなくて自費で来たんだよう、いきなり現実に引き戻さないでよう……だったら責任とって桐島先生、面倒見て下さいようー! ……とまで言えたらどれだけいいか――とほほである。
同じ頃に美和も、
早川 珪
に同様のことを言われてちょっとヘコんでいたという。
交代の時間となって、義弘は会釈して席を立った。
まゆの手前ああは言ったが、実はちょっと緊張していた義弘なのだった。最初に知った顔と出会えたのは幸運だった。リラックスした状態で次の席に着く。
そんな義弘を見るなり、
――うっ、かなりハンサムっぽい……!
三夜 深夜子
は体を硬くした。
いつかはお付き合いとか結婚もしたい、そう思ってはいる深夜子である。年齢も年齢なので焦っていないわけではない。今日、自作のセミフォーマルドレスで参加したのはそのためだ。
しかしアンビバレントというか、迷う気持ちも深夜子にはある。
そもそも、……別に、出会いとか期待してるわけじゃないから! と己に言い聞かせてから参加したのもまた事実なのだ。まったく期待していないといえば嘘になるが、単にクリスマスだし誰かと会話しつつ素敵に過ごしたい――その程度の心境なのである。
だからぎらつくまい、と思って来たのに、義弘の整った顔立ちを前にして深夜子はがちがちになってしまった。しおらしくしなければ、と心は告げていたにもかかわらず、
「初めまして。そうね……ここでは『シンディ』と呼んで頂戴!」
なぜか正反対のそんな台詞が飛び出したのも緊張の現れだろう。
――って、何シンデレラっぽい偽名を名乗ってるの私ー!?
穴があったら入りたい気持ちだが、今さらごまかせない。ところが義弘は驚くこともなく、
「シンディ、ですか。初めまして、私は桐島です。おや、これ、本名言わない方が良かったのかな」
と優しく言ってくれた。その口調がまた、知的な雰囲気でたまらない。
ところがそうそう、上手くいくことばかりではなかった。二人はなかなか話が噛み合わない。義弘はあまり多弁なほうではなく、深夜子も、変な人と思われないようにと気を遣いすぎて思う通りに話せなかったのである。
ぎこちなく世間話をしているうちに時間となった。どうも、今後の展開についてはホープレスだ。
ううう……次こそは。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
62人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月09日
参加申し込みの期限
2016年02月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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