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ある2人に課せられた指令
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伊賀 解理
は目の前の
北風 貴子
を見た。なぜ手を繋がないと世界がやばいのかとか、疑問が残りはするが、手を繋がないせいで本当に実現してしまったら困る。
(やってやろうじゃないか)
ちょっと提案して、ちょっぴり手を繋げばいいだけ……のはずなのに、なぜこんなにドキドキしてるのか分からない。
(まさか僕は先輩を……いや待て。僕も先輩も女でノンケ)
そんなことは有り得ない。何より解理には恋人がいるのだ。けれども、今、北風先輩を妙に意識しているのも事実だった。
(どういうことだ! ……いや、と、とにかく先輩と手を繋ぐんだ)
ただ手を繋ぐだけ、それだけなのにものすごくドキドキする。まるで誰かに片思いしているときみたいに。
(よ、よし、行くぞ!)
解理は心に決めた。
「あの先輩。いきなりですけど……僕と手を繋いでもらえませんか?」
「あ、ああ」
気のせいだろうか、いつもよりも北風先輩の顔はほんのり赤く見えた。
緊張しながら、解理は北風先輩の手を掴んだ。
(……先輩の手、柔らかくて気持ちいいな)
しかしそこではっと我に返る。
(僕がこんな奇行に出てるけど、先輩はどんな様子なんだろう……まさか僕だけドキドキしてるとか?)
おそるおそる、手を繋いでいる北風先輩を見る。北風先輩は先程と同じように、ほんのり頬が赤い気がした。まるでドキドキしている解理と、同じ状況であるかのように見えなくもない。
手を繋いでしばらくすると、いつの間にかドキドキした気持ちは消えていた。
手を離して、北風先輩と別れて、解理はひとり考える。
(……なんで僕は先輩と手を繋ぐことをあんなにドキドキしてたんだろうか)
北風先輩は手を繋いだことを覚えてなさそうだった。きっとこれはおそらく、神魂絡みのことなのだろう。
「まあ、いっか」
(こいつ、直接頭の中に……っ!?)
椿 美咲紀
は隣にいる
八神 修
をチラ見する。修は妙な顔をしていた。きっと美咲紀も同じ顔だろう。修の視線と美咲紀の視線が交差する。なんとなく、美咲紀は察した。
「私も理由は言えないんだけど、繋がないとダメなのです」
(そう、手を、繋がなくては!)
美咲紀と修はがっしと手を繋いだ。
(誰ですか。この余計なお世話的指令を出してきたバカ者はぁ)
心の中で美咲紀は憤慨する。
こういう恋愛的なことというのは、雰囲気・状況・すべての面において準備が整っていなくてはならない。そもそも指令が直接頭に聞こえるというのは、雰囲気ぶち壊しも甚だしい。お互いの好意から距離感を意識して、少しずつ進めていく。それが良いのだ。
つまり、こんなことをしでかした輩は、乙女の敵なのである。
(乙女の敵、許すまじ)
甘く切ない乙女の甘い願望を、よくぞぶち壊してくれたものだ。
「元凶を探さなくてはなのです」
鬼気迫る顔で、美咲紀は修に訴えた。そして、一緒に声の元を探した。
指令のようなものを聞いて、修はなぜか急に美咲紀と手を繋ぎたくなった。胸がドキドキしてきて、さらには手を繋がないと世界が終わるという天啓がひらめく。
(……どう考えても不自然だろう)
心臓に疾患は無いから、理由もなく動悸が起きるはずはない。そもそも世界が終わるとか漫画やアニメの影響を受けすぎだろうかと呆れた。
ということは、と修は考える。原因が何かあるはずだ。世界が終わると言うなら、終わらせようとする何者か……。
そこで修は視線を感じた。
(はっ! 視線!?)
声の主は、この騒ぎをどこか高い所から見ているはずのかもしれない。修は美咲紀と手を繋いだまま、声の主を探すことにした。
感じる視線を元に修たちは声の主を探す。時には電車に乗って。周囲の視線が繋いでいる手に注がれるが気にしない。それよりも、声の主を特定するほうが気になったのだ。
そうして、視線を直接的に強く感じる場所に着く。きっとここだ、と修は思った。
相手の姿は見えない。しかし、気配は感じるのだ。
『なぜここが……』
驚くような声だけが、修と美咲紀に届く。
「馬鹿の考え休むに似たり、馬に蹴られてしまうが良いのです」
開口一番、文句を言ったのは美咲紀だ。
「名前を聞いてもいいか?」
修は美咲紀とは対照的に、静かに尋ねた。
『裏悪充応援鬼(りあじゅうおうえんき)だ』
「裏悪充応援鬼、今時、手を繋ぐだけでは甘い! 応援するなら徹底的に、もっと強い動機付けを設定するんだ」
修は裏悪充応援鬼に話をする。
「それに、感情に干渉するのは良くない。俺みたいなのだと反発して逆効果だ」
『逆効果……?』
「感情を操作しようとしてもな、今までの自分と比較すればすぐに異常に気が付くものなのだよ」
『そうなのか』
「ま、やるならもっと自然にだ。必然には偶然の仮面を被せなきゃな。まずは人間を知ろう」
修は裏悪充応援鬼にアドバイスした。
『すまなかった。……次は気をつけよう』
「ああ」
裏悪充応援鬼の謝罪を、修は鷹揚に受け入れた。
裏悪充応援鬼の視線と気配が無くなって、全てがひと段落したところで、2人のお腹が鳴った。
「屋台ラーメンを食べて帰りましょう。美味しいですよ?」
美咲紀は笑顔で修を誘う。
「ああ」
修も笑顔で頷いて、美咲紀の勧めるラーメン屋に行くことにした。
「ラーメンは醤油が好きなんだ」
「じゃあ私もそれにするね」
「冬のスポーツどれか行かないか?」
「シュー君はどのスポーツが好き?」
「やっぱりスキーだな。休みにスキーでも行きたい」
などなど、2人はラーメンを食べながら雑談で盛り上がった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
15人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月10日
参加申し込みの期限
2016年01月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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