七峯 亨はねこでんに乗っていた。
その隣には、
矢萩 咲が恥ずかしそうに座っていた。
デート、だろうか?
たまたま、だろうか?
そんな2人の様子を上空から見つめる者がいた。
「あんなのデートに違いないわい!」
声を荒げるのは、神魂の影響で地獄かどこかからやってきた裏悪充応援鬼(りあじゅうおうえんき)。
鬼は謎の能力で2人の脳裏に、ある指令を出した。
『日が暮れるまでに、手を繋げ! 繋がなければ、この世界は焦土と化すことになるだろう』
亨も咲も、自分だけに聞こえたものと思っている。
そして、不思議な力で、それが真実だと思い込まされている。
しかもそれを相手に話そうにも、何故かそれだけは話せないようだ。
「あ」
そのとき、手が触れた。
ドキドキ。バクバク。
鬼は「楽しくなるわい!」と笑った。
指令の他に、過度のドキドキも付与したのである。
どうしよう、ドキドキが止まらない……!!!
こんにちは、鳴葉ゆらゆです。
こちらは、手を繋がないと世界が終わる(かもしれない)シナリオです。
カップル推奨のようですが、カップル以外も楽しんでもらえると思います。
◆状況
近くにいる特定の人と手を繋ぐようにと脳に直接指令が届きます。
日が暮れるまでに繋がないと、世界が焦土と化すということを理解します。
それを誰かに話すことは不思議な力によってできません。
さらに、その相手に対して、過度にドキドキしてしまいます。
この現象を起こしている裏悪充応援鬼が勘違いしやすいらしく、
恋人同士、ただの友だち、友だちですらない、いろいろな関係で起こります。
恋人同士など、普段から自然に手を繋いでるような関係でも、
過度のドキドキ効果のせいで、急に手を繋ぐのが照れ臭くなります。
友だちですらなくても、意識してしまいます。
照れながら「は、はじめまして……」と挨拶をしてしまうことでしょう。
現象が終わった後、どの程度覚えていられるかは人それぞれです。ご自由にどうぞ。
◆アクションについて
必ず2人でGAを組んでください。
場所は、寝子島の中で、自然な範囲であればどこでも構いません。
◆NPCについて
下記のNPCのみ、手を繋ぐ相手として選ぶことができます。
ただし、NPCの行動は決められませんので、ご注意ください。
NPCは裏悪充応援鬼のせいで普段の思考能力を維持できていない状態です。
日が暮れて元に戻ると、起きたことを忘れるか、うろ覚えではっきりしません。
NPCを選択する場合、
舞台は学校や駅、電車の中、道端など、
公共性のある場所で、ごく自然な場所で、たまたま会った想定でお願いします。
NPCが重複して指名された場合、あちこちに顔を出すことになります。
時間帯の指定や長時間一緒にいることはできませんので、短時間で済むようにしてください。
・海原 茂
・北風 貴子
・五十嵐 尚輝先生
・桃井 かんな
ご参加お待ちしております。