this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
モデル体験撮影会
<< もどる
1
2
3
4
つぎへ >>
●●●主従のカタチ●●●
スタジオ内のそう大きくない着替え部屋。
それぞれ一人用に区切られた小部屋に入り、着替えをする女性陣。
中にいる衣装担当のスタッフも女性であり、慣れないながらも参加者へアドバイスを行なっている。
そんな中、なれた手つきで冬華の衣装の調整をする月。
「服は着た人を飾りたてるもので、だから駄目な出来で着ている人を悪く見せてはいけないんだ」
「うんうん、なんかそれは分かる気がするね~」
「……月さん、くすぐったいですよ?」
月は持論を話しつつ、タルトはその様子を見ながら同意する。
冬華は月に信頼を置いているのか、嫌がる様子を見せずに月に調整を任せている。
月が用意したのは、赤いワンピースに緑を白く彩った赤いケープ、白タイツに赤い靴。
白い花の飾りをつけて小さい帽子…そう、先の宣言通り、クリスマス風の衣装だ。
新人衣装担当は少し驚いてたが、そういう人は他にも居たために、他に回ることにしたらしい。
「こんな感じか。どうだ? 窮屈じゃないか?」
「大丈夫です。サイズもぴったりですし、胸もしっかり入りましたし」
実際に身につけて分かるフィット感というのを冬華は実感していた。
月に仕えるメイド兼モデルとして働きだした冬華。
衣装の調整を月が行うようになってから、その実力をのばしてきているのだとか。
「さっきも言ったけど、月さんもモデルやったら良いじゃない。僕が撮るからさ」
「私も一緒に撮影?」
タルトはカメラを構えながら月を誘う。
もちろんシャッターは押さないが、良い画が取れるとも確信している。
今日は冬華を飾り付けに着た月だったが、もう一つ衣装を持ってきている事を、冬華は知っていた。
「月さんも一緒に撮影はどうですか?」
冬華の一言が最後の後押しになったのか、月は柔らかな笑みを浮かべて頷く。
タルトは半歩後ろに下がり、本人たちに気付かれぬよう指でフレームを作る。
柔らかな月の笑み、冬華の嬉しそうな微笑み、題を付けるならなんとしようか。
「確かにあわせたい服があるけども…うん、じゃあ一緒に撮ろうか」
「えぇ、きっと楽しいですよ」
月が着替えをし、戻ってきたときには冬華との合わせにしっかりとなっていた。
白いブラウスに赤いスカート、三日月の飾りがついた赤い帽子に、黒ストッキング。
冬華とお揃いの靴にすれば、クリスマスイメージガールの出来上がりだ。
それをみていたスタッフも思わず声を漏らし、対応を忘れてしまう。
タルトは満足そうに頷き、撮影スタジオへと一足先に移動する。
新人カメラマンの許可を取り、先に撮影をさせてもらえるようになったタルトは二人を手招きする。
「よーし! 仲睦まじい感じで撮っちゃうよ! 薄い本にはしないけど、参考にはするんだよ」
「薄い本…? 私たちを参考にしてもらうのは嬉しいかもしれませんね」
「冬華…それはちょっと特殊な本だから気にしないでくれ」
タルトの趣味に小首を傾げる冬華。
月は何か分かったようで、困った顔をしながら自身のメイドの天然を止めることにした。
そんな姿もタルトにとってはおいしいもので、シャッターを連続で切る。
「いいね、そのまま並んで…腕を前に伸ばしてみよっか」
「こうか?」
「うん、おっけー」
「ようこそ、みたいな感じですね」
タルトはその感性を遺憾なく発揮し、次々と指示を飛ばす。
それにしっかりと応え、時に笑顔を、時に物憂げに、月と冬華はポーズも表情も変えていく。
感心したのか、その場にいるスタッフの何人かがメモを取っている。
「そろそろ変わってもらおっか」
スタッフのその一言でカメラは選手交代となる。
新人とはいえ、プロのカメラマンである彼は照明の調子を合わせながら、月と冬華を撮っていく。
タルトが撮っていた間に用意させたサンタが持つような大きな袋を後ろに置く。
中にはプレゼントに見える大小様々な空箱が入っていた。
「サンタさんになりきって、プレゼントを選んでみよっか」
「サンタさんになりきって…月さん、この箱は時計が入っていそうですよ」
「本当だな。こっちは…指輪の入れ物か?」
冬華と月は袋の中から空箱を手に取り、中身に思いをはせる。
その姿をハイアングル、ローアングルから、それぞれを撮るカメラマン。
連写機能を使いすぎている気もするが、二人は気にすることなく、自然体で写っている。
「アピールポイントを入れて見ようか。うーん…猫のぬいぐるみ、取ってきてもらえる?」
「撮影に猫がいたほうがいいの? それじゃ、いうこと聞くいい猫を知ってるよ~」
新人カメラマンの言葉に反応したタルトは『いい猫』を探しに出口の方に向かっていく。
アシスタントの静止を無視して小走りで辿り着いたのは誰も見ていない物陰。
バッグから水を取り出し、自分の頭にそれをかけた。
水が地面に弾ける音が鳴り、タルトは姿を消した。
代わりに水を浴びたかのような猫が出てきて、体を振るって水分を飛ばす。
これがタルトのろっこん【チェシャ猫】である。
『いい猫』がタルトで在ると知ったら、他の人はどう思うだろう。
心の中で少し微笑んだタルトはするりと人をかき分け、月と冬華の所に戻って行った。
「おや? 迷い込んだのかい?」
「でも、この子…なんだか親しみがあります」
驚くスタッフ、月は戸惑った顔をするが冬華は猫になったタルトを抱き上げる。
冬華の少し綻んだ表情を見て、月も顔を緩やかに崩す。
タイミングを見計らったかのように猫が鳴き、気が付いたかのようにカメラマンがシャッターを押す。
写りを手元で確認をしたカメラマンは満足そうに頷く。
「はい、お疲れさま。じゃあお昼行って来ちゃって。写り確認できるようにしておくから」
新人カメラマンの一言で彼とタルトデータがパソコンに取り込まれた。
写りが荒い物を省いていく作業を行なった後、参加者が見るようだ。
それを見たタルトは満足そうに鳴き、スタジオから出て行った。
<< もどる
1
2
3
4
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
モデル体験撮影会
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
御宮 久
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
定員
15人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月19日
参加申し込みの期限
2015年11月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!