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\ オーバータイム!/
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月が綺麗ですね
今日は一段と世界が眩しい
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【白】
寝起き頭には眩しすぎる白光を頭のてっぺんに受けながら、
鴻上 彰尋
は通学路を行く。
彰尋は昨日見つけた小説のせいで寝不足気味。
そうして重たい足を引きずっていると、視界の端で柔らかいツインテールが揺れているのに気が付いた。
(あ……)
反射的に眠気も吹き飛ぶ。
「あ、おはよう、彰尋くん」
「お、おはよう」
声を掛けるべきかと悩んでいる間に、彼女が彰尋の存在に気が付いて声を掛けてくれた。
「どうしたの、なんだか眠そうだけど……」
彰尋と彼女はいつの間にか並んで歩いており、ツインテールではなく、やわらかな笑顔がすぐ間近に咲いていた。
ふと昨日読んだの本のことを話してみたいと思った。
「実は、昨日面白い本を読んだんだ」
「あ、だからちょっと眠たそうなんだね」
「お恥ずかしながらね」
「ふふ、それで、その小説ってどんな話だったの?」
昨日、読んだ小説のあらすじを、ほどよく抑揚をつけて話していく。彰尋の巧みな話術のかいもあって、彼女はみるみる物語に引きこまれていくようだった。
「……それで? その告白はどうなったの?」
身を乗り出して、続きをせがむ彼女。――そろそろ、目的地も近い。頃合いだろう。
「告白として主人公はこう言ったんだ。『
今日は一段と世界が眩しい
』ってね」
「え? 今なんて……」
聞き返す彼女の言葉に気が付かないふりをして、彰尋は空を見上げる。
「――さんはさ、月が綺麗ですねの話は知ってるかい?」
「えっと、たしか現国の授業で……夏目漱石、だっけ?」
「うん。あれもきっとそれだけ聞いたらきっと気がつかれないと思うんだ。隠された意味を知っているから告白として意味をなす、そんな風な告白だった」
「うん。本人にしかわからない、秘密の言葉だよね」
「……君ならどう言う?」
「え? 私?」
彼女はうーんと悩んで「やっぱりシンプルに『好き』かなぁ」とはにかんだ。
「じゃあ、彰尋くんなら?」
「もしも俺なら……」
彰尋は彼女に向き直って、真剣に告げた。
「今日は一段と世界が眩しい」
木の葉を巻き上げながら、すぅっと一筋の風が吹く。
「……え?」
やや遅れて問い返す彼女の瞳には、小さな驚きが混じっていた
「……かな。びっくりした? 主人公になりきって言ってみたんだけど」
「う、うん。ちょっと驚いちゃった」
「もしも好きな人に機会があるなら、そう言ってみようって思うんだ」
「そっか……素敵だね」
この言葉を聞いて、『彼女』は彰尋の気持ちに気がついてくれるだろうか。
――わからない。
一度目はただ、自分の想いをを忍ばせた
二度目の時には果たしてどんな反応があるんだろう。
もし、覚えていてくれるならば――そのときは。
ここまで話したところで、校門の前にたどり着いた。
「あ、私、ちょっと職員室に寄りたいから」
「うん。またね」
「うん、またね」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
恋愛
推理・サスペンス
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月26日
参加申し込みの期限
2015年09月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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