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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
奴隷戦線異常有り
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「警告や行き詰まり…どっちも違うような気がするなぁ…」
容赦なく降り注ぐ日光はメスを探す蝉を一層張り切らせる。
そんな炎天下の中、寝子高生の武井 琴代は公園のベンチで唸っていた。
元気がなかった友人を誘って、あれやこれやと世話を焼いていたのだが、どうも上手く行かない。
眠たそうな友人から唯一聞き出せたのはケーキ屋さんで言っていた言葉。
「最近、悪夢を見るの。埃っぽい、狭い場所に押し込められて周りからは、助けてって声がしてるの…」
夢の内容をネットで検索するも、出てくる情報は『何かの警告です』や『行き詰まっていませんか？』など。
どちらも友人には当てはまる事は無いように琴代は感じていた。
唸った後もしばらくウィンドウショッピングと洒落こんだが、元気がなさそうな雰囲気は変わらなかった。
「ごめんなの。心配してくれたのに…」
別れ際の友人の言葉に苦笑いを返し、帰路につく琴代。
帰宅後、それなりに考えたり調べたりしたが答えは出ない。
何か自分にできる事はないか、と思うものの、睡魔に負けて寝てしまう。
そして、リズミカルな振動と腰の痛みを感じ、目を覚ます。
そこは琴代の部屋ではなく、荷馬車のようだと気が付いたのはしばらくしてからだった。
しかも、座る様に体制を整えられた琴代の他にも同じように麻布を被った人達が所狭しと存在している。
「こ…れは…あの子が言っていた…？」
友人から聞いた悪夢の内容に酷似しているが、助けて、と言う声が聞こえない。
周りに琴代のように起きた人は居ない様子で、隣の人を揺さぶっても起きる気配がない。
「おや。目が覚めるとは不運だねぇ。もうじきコロシアムだ。頑張んなよぉ？」
先頭から顔をのぞかせた緑のハチマキらしきものを巻いた、所々歯の抜けた初老の男は言う。
どういう事？ と尋ねる琴代に不愉快な笑いを浮かべながら
「おまいら奴隷には、これからモンスターとの死闘をしてもらうのさ。せいぜい派手に死んでくれよぉ？」
不愉快な笑いのまま、到着だ、と急ぎ足に顔を引っ込める男。
そして、男とは別の甲高い男性の声が聞こえる。
「ハァイ！ 今日もコロシアムの奴隷バトル、はっじまっるよーっ！ 司会は私、ピエロでございーます！」
やけに高低差が激しい物言いに面白くない顔をする琴代。手足が自由な事もあり、外に出る事にした。
すると、周りに広がっていたのは埃っぽい地面。横を見ると絶壁が見える。
絶壁の上へと視線をやればにやついた表情のピエロと、仮面をつけた観客らしき姿があった。
「今日の奴隷はコイツらだぁ！ 平和ボケした日本人っぽい、ネェ！？」
ピエロの言葉に琴代は不快感を示す。麻布から見えるパジャマに印刷された熊も、心なしかそう見える。
ピエロの下へと視線を移すとアニメやゲームでしか見た事のない、ゴブリンの様な異形の集団を見つけた。
棍棒を持ったその腕は成人男性の二倍ほどの太さがあり、鼻息を荒くしている。
「何でこんなことになってるかは分かんないけど…とりあえずアイツらを倒せばわかるわよね！」
ゴブリンの容姿をみて怯むことなく構えを取る。
「サァ！ 奴隷の皆さん、頑張ってくださいネー！」
ピエロの言葉を合図となったのか、琴代と荷馬車を標的にしたゴブリンが咆哮を上げた。
容赦なく降り注ぐ日光はメスを探す蝉を一層張り切らせる。
そんな炎天下の中、寝子高生の武井 琴代は公園のベンチで唸っていた。
元気がなかった友人を誘って、あれやこれやと世話を焼いていたのだが、どうも上手く行かない。
眠たそうな友人から唯一聞き出せたのはケーキ屋さんで言っていた言葉。
「最近、悪夢を見るの。埃っぽい、狭い場所に押し込められて周りからは、助けてって声がしてるの…」
夢の内容をネットで検索するも、出てくる情報は『何かの警告です』や『行き詰まっていませんか？』など。
どちらも友人には当てはまる事は無いように琴代は感じていた。
唸った後もしばらくウィンドウショッピングと洒落こんだが、元気がなさそうな雰囲気は変わらなかった。
「ごめんなの。心配してくれたのに…」
別れ際の友人の言葉に苦笑いを返し、帰路につく琴代。
帰宅後、それなりに考えたり調べたりしたが答えは出ない。
何か自分にできる事はないか、と思うものの、睡魔に負けて寝てしまう。
そして、リズミカルな振動と腰の痛みを感じ、目を覚ます。
そこは琴代の部屋ではなく、荷馬車のようだと気が付いたのはしばらくしてからだった。
しかも、座る様に体制を整えられた琴代の他にも同じように麻布を被った人達が所狭しと存在している。
「こ…れは…あの子が言っていた…？」
友人から聞いた悪夢の内容に酷似しているが、助けて、と言う声が聞こえない。
周りに琴代のように起きた人は居ない様子で、隣の人を揺さぶっても起きる気配がない。
「おや。目が覚めるとは不運だねぇ。もうじきコロシアムだ。頑張んなよぉ？」
先頭から顔をのぞかせた緑のハチマキらしきものを巻いた、所々歯の抜けた初老の男は言う。
どういう事？ と尋ねる琴代に不愉快な笑いを浮かべながら
「おまいら奴隷には、これからモンスターとの死闘をしてもらうのさ。せいぜい派手に死んでくれよぉ？」
不愉快な笑いのまま、到着だ、と急ぎ足に顔を引っ込める男。
そして、男とは別の甲高い男性の声が聞こえる。
「ハァイ！ 今日もコロシアムの奴隷バトル、はっじまっるよーっ！ 司会は私、ピエロでございーます！」
やけに高低差が激しい物言いに面白くない顔をする琴代。手足が自由な事もあり、外に出る事にした。
すると、周りに広がっていたのは埃っぽい地面。横を見ると絶壁が見える。
絶壁の上へと視線をやればにやついた表情のピエロと、仮面をつけた観客らしき姿があった。
「今日の奴隷はコイツらだぁ！ 平和ボケした日本人っぽい、ネェ！？」
ピエロの言葉に琴代は不快感を示す。麻布から見えるパジャマに印刷された熊も、心なしかそう見える。
ピエロの下へと視線を移すとアニメやゲームでしか見た事のない、ゴブリンの様な異形の集団を見つけた。
棍棒を持ったその腕は成人男性の二倍ほどの太さがあり、鼻息を荒くしている。
「何でこんなことになってるかは分かんないけど…とりあえずアイツらを倒せばわかるわよね！」
ゴブリンの容姿をみて怯むことなく構えを取る。
「サァ！ 奴隷の皆さん、頑張ってくださいネー！」
ピエロの言葉を合図となったのか、琴代と荷馬車を標的にしたゴブリンが咆哮を上げた。
ゲームマスターより
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年07月25日
- 参加申し込みの期限
-
- 2014年08月01日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2014年08月01日 11時00分
●●●舞台・背景●●●
とある世界のとあるコロシアム。
奴隷の戦闘が娯楽と化した世界に召喚され、奴隷扱いをされる上に戦闘をさせられます。
服装は召喚直前に身に着けていた物にマント型の麻布をかぶされて居ます。
荷馬車には繋がれた馬と、刃こぼれの激しい剣や槍、使えそうにない盾が有ります。
よろしければお使いください。
コロシアムは小さな球場ほどの大きさで、周りは絶壁です。
絶壁の上には仮面をつけた観客がおり、各々楽しんでいます。
●●●登場人物●●●
・武井 琴代（たけい ことよ）
学年・職業：寝子島高校2年10組
学科 ：体育科
ろっこん ：S型 強化タイプ 運動神経を総合強化する
性格 ：一本気に生きる恋多き少女。困っている人は放っておけない性格。
●●●敵情報●●●
ゴブリンがいくつかのグループに別れ、襲ってきます。
名称 ：ゴブリン（棍棒）
性質 ：戦闘開始直後、中央・右・左から別れて突撃をしてきます。
知性はそれほどなく、近くにいる同族以外を棍棒で殴ります。
大きさ：140cmほどではあるものの、腕や足、体の筋肉が成人男性と同程度～2倍ほどになっています。
数 ：20体
弱点 ：近くにいる敵を狙うため、誘導にかかりやすいです。
また、同族同士でも一度攻撃をされると敵とみなすようです。
●●●その他●●●
Q：私、悪夢とか夢とか見ないんだけど。
A：夢を見なくても、授業中に居眠りをした時やたまたま寝落ちた時に召喚されることもあります。
Q：寝子島に帰って来れるの？
A：寝子島から来た奴隷のうち一人でも生き残れば全員が生きて帰って来られます。
Q：武器の類は持って行ける？
A：召喚される直前に持っている場合はOKです。