そろそろ夏も近い、ある日の休日。
御巫 時子は待ち合わせのため、寝子島駅へとやって来た。
そして、駅の壁に貼られた1枚のポスターに、目を惹かれる。
――大切な人に花を贈ろう。
黄色を中心にした花束と、それを持つ女性の手の写真の横に、そんなコピーが書かれていた。
ポスターの下の方には小さく『寝子島町花店共同組合』と書かれている。
どうやらこのポスターは、寝子島にある花屋全体の販促ポスターらしい。
時子が「大切な人」と言われて思い浮かべるのは、もちろん、恋人の
五十嵐 尚輝である。
今日もこの駅で待ち合わせて、一緒に出掛ける予定だった。
(尚輝さんにお花を贈って……よろこんでもらえるでしょうか……?)
ポスターを見上げて、時子は考える。
そして、昔誰かが言っていた、「花をもらって喜ばない人はいない」という言葉をふと思い出した。
たしかに、花をもらうとうれしくなる。
ポスターにあるようなたくさん花弁の重なった、華やかな花の花束もうれしいが、道端で摘んだような野生の小さな花も可愛くて、ついつい口元がほころんでしまう。
(お誕生日や、入学・卒業でもらうお花も……とてもうれしかったですものね……)
自分が花をもらった時のことを思い出し、時子は小さく微笑んだ。
とはいえ、誕生日でもなく何かの記念日でもない日に、誰かに花を贈るというのは、少し敷居が高い気もする。
時子は、改めてポスターに目をやって、自分が尚輝に花束を贈る姿を想像してみた。
手の中に、ポスターの写真と同じ、華やかな花束があるのを思い浮かべる。すると、知らず知らずに顔がほころぶのを感じた。彼女は胸に呟く。
(なんだか、花を贈りたくなって来ました……)
その時。
「時子さん!」
彼女の名を呼ぶ声がした。
時子がふり向くと、尚輝が小さく手をふってこちらにやって来るところだった。
それへ自分も手をふって応えながら、時子はふと思う。
(帰りに、お花屋さんに寄って、尚輝さんに贈る花束を作ってもらいましょう……)
もちろん、これから始まるデートも楽しみだったが――花を贈った時に尚輝がどんな顔をするのか、楽しみだと、時子は今から胸を高鳴らせるのだった。
御巫 時子さま、ガイドへの登場ありがとうございました。
こちらはあくまでもイメージですので、参加いただける場合は、ご自由にアクションをお書きください。
こんにちわ。マスターの織人文です。
今回はタイトルどおり、「大切な人に花を贈る」シナリオです。
誕生日や入学・卒業・入社など、祝い事や記念日はもちろん、なんでもない日でも、自分が大切だと思う人に日ごろの感謝や想いを込めて、花を贈ってください。
概要
時の流れは、ねこぴょんの日のあとです。特に日時や季節は定めません。
ねこぴょんの日の直後だったり、数年後だったり、春だったり夏だったり秋だったり冬だったりと、ご自由に設定してお楽しみください。
もちろん、場所や花を贈る理由、どんな花を贈るかも自由に決めてくださってOKです。
◇お母さんに、カーネーションの花束を贈るわ!
仕事が忙しくて、母の日を逃しちゃったけど、いいよね?
◇彼女にバラの花束を贈ろう!
そして、今度こそプロポーズするんだ
◇クロッカスの鉢植えを、親友に!
私が育てた、友情の証だものね
など、自由にアクションをどうぞ。
NPCについて
登録済みのNPCなら、特定のマスターが扱うキャラクターを除き、基本的に誰でも登場可能です。
Xイラストのキャラクターを描写する場合、
PCとXキャラの2人あわせて「1人分」の描写なので、無関係の行動などはお控えください。
※Xキャラだけで1人分の描写とすることも可能です。
その場合は、PCさん自身は描写がなく、Xキャラだけが描写されます。
Xキャラのみの描写をご希望である旨を、アクションにわかるようにご記入ください。
※Xキャラをご希望の場合は、口調などのキャラ設定をアクションに記載してください。
Xキャラ図鑑に書き込まれている内容は、そのURLだけ書いていただければ大丈夫です。
以上です。
みなさまのご参加、心よりお待ちしています。