「うおおおおーーー!!」
「はああああああっ!!」
旧市街で繰り広げられる激しい戦い。拳をまじえ蹴りを繰り出し、際どいカウンターをくぐり抜け反撃の飛び蹴りを放つ。目にも止まらぬ攻防は、週刊少年にゃんぷにかつて連載されたバトル漫画の金字塔、トラニャンボールばりの空中高速肉弾戦だ。
二人はオーラの輝きをまとい、宙を舞いながら幾度もぶつかり合い、そのたび周囲には衝撃波が走り抜ける。
一人は少年で、もう一人は女性だった。
「うおおおおっ、ニンキョードーフニャッチ買ってくれえええっ、母ちゃん!!」
「テストで100点取ったらねって言ったでしょはああああーーー!!」
岩をも砕く少年の破壊的なパンチを紙一重で避け、その母親であるらしい女性が掲げた手のひらから放たれた気功波は少年の頬をかすめ、九夜山の頂上付近で大爆発を起こした。
「100点は無理だ、50点以上にしてくれおりゃあああ!!」
「このバカ息子があああああ!! だーーーっ!!」
一方シーサイドタウンのビジネス街では、スーツ姿のサラリーマンが火花を散らしていたりした。
「俺は必ず、あんたを倒して有休を手に入れる!!」
「ほっほっほ。平社員ごときが、課長である私に勝てるとでも? 愚かですねぇ」
「妻と娘に約束したんだ、ニクキューニャンドに連れていくって! でやあああっ!!」
今朝方から激しく吹き荒れるバトル・エアーが、寝子島に戦いの嵐を巻き起こしていた。
「なるほど。これは僕向けの異変というわけだ」
サキリ・デイジーカッターもまた、内から噴き上がる闘争の炎に身を焦がされるかのようだ。
見ればそれを思う存分ぶつけられそうな、ちょうどよい相手もいるではないか。星ヶ丘地区をのっしのっしと闊歩するのは、巨大な怪物だった。
「やれやれ、今日はめんどくせぇ日だな……世界は切り分けたから、思う存分やっていいぞ。つーか早く終わらせてくれ」
「それはありがたい」
めんどくさそうにあくびをした
テオに感謝し、サキリは愛用の武器を抜き放つと、怪物めがけ飛びかかっていった。
「楽しませてくれよ?」
どうも、網です。どうぞよろしくお願いします。
サキリ・デイジーカッターさん、ご登場いただきありがとうございます。
ご参加の際はガイドのイメージによらず、自由にアクションをお書きください。
吹き荒れるバトル・エアーに身を任せ、激しいバトルを堪能できるシナリオです。
とにかく戦いたい方、たまにストレス解消したい方、どなたでもお気軽にどうぞ。
★バトル・エアーの影響
普段はどんくさくて運動はからっきしだったり、荒事は苦手な方でも、
誰でも激しいバトルができるくらい強くなります。
パンチやキックの破壊力は岩をも砕くほどで、
トラックと正面衝突しても傷一つ負わないくらいタフになります。
宙を飛んだり目にも止まらぬ速さで動いたり、エネルギーを発射して攻撃することもできます。
最初からバトル上等の強い人は、そのままだったり、さらに強くなったりします。
また、どんなに温厚な人も闘争心に駆り立てられてバトルをしたくなり、
ちょっとしたケンカがバトルマンガのような激しい戦いになるかもしれません。
テオが世界を切り分けたので、多少暴れても寝子島への影響は(たぶん)ありません。
遠慮なく、思いっきり力を振るいまくってください。
★バトル・エアーで激闘コース
親しい人と、ちょっとしたきっかけでもケンカになってしまうかも。
親友と、恋人と、気になるあの人と、見知らぬ誰かと、レッツバトル。
★みんなでレイドバトルコース
強力な怪物が寝子島に出没しています。バトル・エアーで得たパワーを試すにはちょうどいい相手かも。
といっても、油断していると痛い目を見てしまうかもしれませんし、
あまり手こずってバトルが長引くと、寝子島に何らかの悪影響が出てしまうこともあるかも。
現れたのは、たくさんの首を持つ巨大なドラゴンヒュドラー。
炎、氷、稲妻など首ごとに異なるブレスを吐きだし、街を破壊しながら、
星ヶ丘地区から旧市街へ向かって進行中です。
非常に生命力が強く、傷を与えたり首を切り落としても、時間が経つと再生してしまいます。
攻撃の手を緩めず、強力な攻撃には十分注意して、全力でバトルへ挑んでください。
特定のマスターさんが扱うキャラクターを除き、NPCを登場させることもできます。
Xイラストのキャラクターも描写可能です。
口調などのキャラクター設定は、アクションに記載してください。
Xキャラ図鑑に書き込まれている内容は、そのURLだけ書いてもらえれば大丈夫です。
Xイラストのキャラクターを描写する場合、
PCとXキャラの2人あわせて「1人分」の描写なので、無関係の行動などはお控えください。
またXキャラだけで1人分の描写とすることも可能です。
その場合は、PCさん自身は描写がなく、Xキャラだけが描写されます。
Xキャラのみの描写をご希望である旨を、アクションにわかるようにご記入ください。
それでは、ご参加お待ちしています。