優しい風が吹く。
それは華のように、雨のように、鮮やかな光を地上に降らせてーーいずれ訪れる春の恵みを約束するように。
寝子島は温かな陽射しに覆われる日々を迎え、過ごす事が増えていく。
異変の発端はテレビをふと見た瞬間。
「……ん、なんね? 13月?」
その光景を目の当たりにした瞬間、
橘内 みちるの表情は驚きに染まった。
今は2月のはずだが、神魂の影響なのか、存在しないはずの13月の特集番組になっている。
テレビのアナウンサーが紹介している場所は、星ヶ丘とシーサイドタウンの中間あたりにある個人経営のドーナツ屋さん
『Departure』だった。
落ち着きのある雰囲気は、店内の魅力の一つ。
ショーケースには、色とりどりのドーナツが並んでいる。
「ねこっこドーナツ、かわいか~! また食べたか〜! 13月だけの期間限定ドーナツもあるやけん。これは周りに宣伝せんといかんばい」
みちるは陳列されたドーナツに熱い眼差しを注ぐ。
やがて、意気揚々と猫鳴館の玄関先に出たみちるは弾けるような笑顔を浮かべて宣言した。
「あたしはやるったい! 13月の寝子島を全力で満喫するったい!」
艶めく髪を揺らして、みちるは声を華やがせた。
光が咲き溢れる未知数の13月。
夜になれば、この眩さが如何なる表情に変わるのだろうか。
こんにちは、お久しぶりです。
天音まなです。
このページを開いてくださってありがとうございます。
橘内 みちるさん、ガイドにご登場頂き、ありがとうございました。
ご参加いただける場合、ガイドに関わらず、ご自由にアクションをお書きください。
このシナリオは『気がついたら、今の日本では存在しないはずの13月になっていた』という内容になっております。
テレビを見ていたら、いつの間にか13月になっていたという不思議な現象が起きていました。
テレビのアナウンサーの話では、13月には不思議な行事や記念日、13月の時期だけ流行っているという流行り病があるみたいです。
13月の不思議な行事や記念日、流行り病には、実際にあるものに似たものも存在するようです。
13月の不思議な行事や記念日について
例えば……
・13月だけの期間限定メニューや限定商品
・13月だけの特別なお祭りや行事
・スカイランタン祭り
(願いを込めたランタンを夜空に放つ幻想的な祭り)
・13月だけの特別な猫の日
・音楽を楽しむ日
・大切な人に会いに行く日
その他、行事名や記念日の名前とその内容は自由にご指定ください。
ただし、それが13月のいつに行われたのかはリアクションまで分かりません。
13月の不思議な流行り病について
例えば……
・何故か、泣いてしまう病気。
(治療法、楽しいことを思い浮かべる)
・何故か、「好き」しか言えなくなる病気。
(治療法、大切な人のことを想う)
・何故か、眠たくなってしまう病気。
(治療法、誰かに起こしてもらう)
その他、病名とその治療法は自由にご指定ください。
ただし、それが13月のいつ頃、流行っているのかはリアクションまで分かりません。
NPCについて
登録済みのNPCなら、特定のマスターが扱うキャラクターを除き、基本的に誰でも登場可能です。
Xイラストのキャラクターを描写する場合、
PCとXキャラの2人あわせて「1人分」の描写なので、無関係の行動などはお控えください。
※Xキャラだけで1人分の描写とすることも可能です。
その場合は、PCさん自身は描写がなく、Xキャラだけが描写されます。
Xキャラのみの描写をご希望である旨を、アクションにわかるようにご記入ください。
※Xキャラをご希望の場合は、口調などのキャラ設定をアクションに記載してください。
Xイラストに書き込まれている内容は、そのURLだけ書いていただければ大丈夫です。
以上です。
ご参加をお待ちしています。