篠木 昴は、その日たまたま朝一番にエノコロ岬の付近で釣りをしていた。
狙いは、ウキ釣りでアジでも釣れれば昼食にでもなりそうだ……。
そんな軽い気持ちであった。
「……なんだ?」
しかし、岬に近づくにつれ、大漁旗が見える。
そして、騒がしい声が聞こえてくる。
「サンマだ! サンマもいるぞ! というかサンマが多い!」
「なんでこんな時期に、こんな所に! ……とりあえず昼前まで漁をしたら引き上げだ! なんでも昼から学生さんが来るらしい!」
エノコロ岬から、ちょうどその周辺の地帯に寝子島の漁船が停泊して漁をしているが、聞こえてくるのは喜びの声より戸惑いだ。
昴は、だんだんと開いた口がふさがらなくなってきた。
なぜ、サンマ……そして、それ以外にも季節外れだったり、普段絶対にかからないであろう大物がいるのも分かる。
「どうしてこうなった……?」
それは先日の
奇妙な事件のせいではあるが、その際、誰かがサンマ豊漁を願ったのだ。
ただし、秋ではなく、来たのは夏であり、それでも大漁に間違いないのだが……。
「……収拾をどうつけるんだ、これ?」
でも、これに便乗すればしばらく食うには困らなさそうである。
ただし、それなりに釣りの腕が必要になるのだが……。
そういえば、終業式のとき
桜栄理事長が発言していたことを思い出した。
「あーそうそう、夏休みの過ごし方だけど……釣り大会やるわよっ!」
その話に、寝子高生はみな思ったという。
理事長、なに言ってんすか!
そんなこんなで、理事長と漁業組合が連携してどうも釣り大会? をやるらしい。
昴は、少しこめかみを押さえつつ参加の検討をするのであった。
このシナリオは
寝子島書房『寝子島の不思議』 ~海猫様と海鳴り~
のシナリオとほんの少しだけリンクしています
どうもじんのです
今回は久しぶりの釣り大会
らっかみとしてはおよそ4ヶ月ぶり
シナリオとしては2012年12月30日以来です(もうそんなに前か
(第一回、思いつきの釣り大会!)
それはさておき
【背景】
夏休みであるにも関わらず
この日の昼に集まるように寝子高生に一斉招集がかかっていました
釣り大会をやるようです
場所は(E-13 E-12 F-13 F-12)となります
【やること】
とにかく釣って釣って釣って、釣りまくってください
その後、寝子島漁港の集会所で打ち上げがあります
(M-6)付近
【方法】
道具一式は貸し出されます
(持ち込みも有りですが、下手に持ち込むよりもこちらの方が有利になります)
一つの漁船に、3,4人乗って海に出ます
(希望がなければマスターの判断で割り振ります)
一応、漁船の漁師さん(モブNPC)がフォローしてくれますが
過度な期待はダメです
また、漁船は基本的に移動するだけです
釣りに関しては漁船の機能を使うことは禁止されています
がんばって自力で大物を釣り上げましょう
【勝者】
*魚の合計の重さで決まります
勝者には理事長と漁業組合から大漁旗が送られます
(サイズは70cm×100cm程度です
【時間】
昼の13時開始で16時撤収予定
その後、18時から打ち上げ開始で
あとは自由解散となっています
【釣れるモノ】
海で釣れるモノなら、だいたいは釣れますが
ひょっとしたら大変なモノが釣れるかもしれません
狙いを絞ったり、逆になんでもいいから狙うのも有りですが
使う道具によっては、ボキリと竿を折りに来る魚もいます
【社会人の参加について】
漁船を操ったりするのは歓迎ですが
基本的にはメインで大会をするのではなく
フォローに回ったり、打ち上げの準備をしたり
という参加になるかと思います
【アクション】
*学生サイド
釣りがメインですので、釣りをメインにアクションをかけてください
打ち上げは参加するかしないか程度でも構いません
*社会人サイド
基本的にはフォロー全般になると思いますが
漁師であれば仕掛けを手伝ったり
自分で手本を見せるなど、釣る機会はあります
*全体的に
釣ってる最中のセリフがあれば拾いやすいです
グループ参加の場合、うまくすればキャラ同士が掛け合わせれます
きゃっきゃうふふの釣りに……なるかはアクション次第!