寝子電から降り、寝子島駅のホームへ立った
ナンシー・ジャービスは、思わずつぶやいた。
「Ah! ネコ成分が足りないデス」
本土で観光を楽しみ、今しがた島へ戻ってきたところのナンシー。
彼女は猫が大好きで、ここしばらくは寝子島に満ち満ちる濃密な猫成分に浸る毎日であったからか、数日の不在で既に身体がにゃんこを欲していた。
手にした雑誌を見おろし、ふんすっと鼻息を荒くする。表紙には若い女性が膝に乗せた黒猫の無防備なお腹に顔を埋め、存分に猫を摂取している写真が掲載されている。
『月刊・ねこを吸う』は日本全国の多様な猫情報を扱う、ナンシーが来日以来ずっと購読している愛読誌だ。
今週の特集記事では、猫の島として有名な寝子島の、よりディープでマニアックな、穴場的猫スポットがいくつか紹介されていた。
「これはもー、行ってみるしかナッシング!」
行こう。行って、猫を愛でよう。可能なら存分に、猫を吸おう。摂取しよう。
わくわくが止まらないナンシーは、元気いっぱいに駆けてゆく。
あなたも不意に、猫愛でたい。と思ったのかもしれないし、コンビニで『猫を吸う』を見かけて手にとったのかもしれない。
あるいは自宅で飼っている愛猫と、思う存分にイチャイチャしているかもしれない。
要するに、寝子島らしくめいっぱい猫とふれ合おう。イチャイチャしよう。と、そういう話なのである。
こんにちは、カターレです。
よろしくお願いいたします! どなたでもお気軽にご参加ください。
概要
猫とのふれ合い、イチャイチャを描くフリーシナリオです。
寝子島は猫の島ですから、あなたの行きたいところへ行って、好きなことをすれば、
そこにはきっと猫がいます。
『月刊・ねこを吸う』の今週号は、寝子島特集です。
雑誌の記事や、ねこすう公式ねこったーのつぶやきなどを見ると、
以下のスポットが掲載されています。
覗いてみれば、いつもとひと味違った猫体験ができるかも。
<『ねこすう』おすすめ・寝子島のディープな猫スポット>
☆寝子島イリュージョンランド(F-5)
九夜山の山頂付近にある、遊園地の廃墟。
オカルトスポットとしても有名ながら、敷地内には多数の猫が住み着いています。
錆びた回転木馬やメリーゴーランドでくつろぐ猫たちの姿に、
非日常感を楽しめます。
☆ねずの湯 ボイラー室裏(H-7)
銭湯のボイラー室周辺はあたたかく、主に秋から冬にかけて、
季節限定の猫集会が現れるそうです。
たくさんの猫が寄り集まって、ぬくぬくぽかぽかしている姿は必見。
人が近づくと、よりぬくぬく度を上げようとしてか、集会に引っ張り込まれたりします。
☆星ヶ丘マリーナ(A-9)
釣り客のおこぼれにあずかろうと、常に何匹もの猫がスタンバイしています。
潮騒に耳を傾けながら、のんびり猫とふれ合うことができます。
中には停泊中の船にちゃっかり乗り込み、勝手にくつろぐ気まぐれ猫も。
船と猫の取り合わせはニャンスタ映えしそうです。
もちろん上記以外のスポット、いつも行っているお気に入りの場所、
自宅や自室などが舞台となってもOKです。
自由なアクションで、猫まみれな一日をお楽しみください。
NPCについて
◇ナンシー・ジャービス
寝子島を拠点に、日本中を旅してまわっている観光客。
島のあちこちで猫とふれ合っているのを見かけることができます。
その他、登録済みのNPCなら、特定のマスターが扱うキャラクターを除き、基本的に誰でも登場可能です。
Xイラストのキャラクターを描写する場合、
PCとXキャラの2人あわせて「1人分」の描写なので、無関係の行動などはお控えください。
※Xキャラだけで1人分の描写とすることも可能です。
その場合は、PCさん自身は描写がなく、Xキャラだけが描写されます。
Xキャラのみの描写をご希望である旨を、アクションにわかるようにご記入ください。
※Xキャラをご希望の場合は、口調などのキャラ設定をアクションに記載してください。
Xキャラ図鑑に書き込まれている内容は、そのURLだけ書いていただければ大丈夫です。
以上になります。
どなたでも、お気軽にご参加ください!