「このあたりにいい温泉があるって、本当かしら?」
温泉好きな
矢萩 咲は、噂を頼りに九夜山の霧の中を歩いていました。
「……あっ!」
霧の中に蒸気機関車が浮かんで、咲は声を上げました。
「駅? 本当にあった! それじゃ、この近くに……」
目を凝らせば霧の奥にはいくつかの建物が見えて。
咲は吸い寄せられるようにそちらに近づいていきました。
『霊界電鉄寝子島線』と書かれた看板は、霧に隠れて見えなかったようです。
「おや、お客さんだ。浅縹(あさはなだ)温泉にようこそ」
着物姿の娘が声をかけてくれて。
「ここの温泉はとっても気持ちいいんだ。今は紅葉が見ごろだから、入っていくといい」
そう言って手招きするのでした。
「ありがとうございます。うん……?」
霧で良く見えないけれど、娘さんの頭には耳のような、角のようなものが生えているような……?
もしかしたら、人間ではないのかもしれません。
けれど温泉大好きな咲の目はもう、綺麗に色づいた樹々ともくもくけむる湯気に一直線です。
「それじゃ、遠慮なく」
咲は意気揚々と女湯の暖簾をくぐりました。
こんにちは、茄子です。
矢萩 咲さん、ガイド登場ありがとうございます。
ご参加いただける際は、ご自由にアクションをおかけください。
概要
こちらのシナリオに出てくる温泉をクローズアップさせていただきました。
霊界の浅縹(あさはなだ)駅が、現在九夜山とつながっています。
温泉は男女に分かれていて、タオルやバスタオルも用意されています。
希望者には水着もあるようです。
温泉はあやかしも利用することがあります。
不思議な出会いを楽しみながら温泉につかるもよし。
あやかしとは気づかないままご一緒することもあるかもしれません。
温泉のそばの樹は紅葉が見頃で、入浴客の目を楽しませています。
ところが、一本だけえっちなあやかしの化身の樹があるようで……
肌に葉っぱがぺたりと張り付くと、えっちに触られたり舐められたりして気持ちよくなってしまいます。
フツウに温泉を楽しみたい方は【A】、
えっちな目にあってもいい方は【B】とアクションにお書きください。
記載のない方は流れでこちらで判断させていただきます。
NPCについて
登録済みのNPCなら、特定のマスターが扱うキャラクターを除き、基本的に誰でも登場可能です。
Xイラストのキャラクターを描写する場合、
PCとXキャラの2人あわせて「1人分」の描写なので、無関係の行動などはお控えください。
※Xキャラだけで1人分の描写とすることも可能です。
その場合は、PCさん自身は描写がなく、Xキャラだけが描写されます。
Xキャラのみの描写をご希望である旨を、アクションにわかるようにご記入ください。
※Xキャラをご希望の場合は、口調などのキャラ設定をアクションに記載してください。
Xキャラ図鑑に書き込まれている内容は、そのURLだけ書いていただければ大丈夫です。
以上になります。
どなたでも、お気軽にご参加ください!