今日の寝子島は少々荒れ模様だ。雨こそ降っていないが風は強く、ここ、寝子ヶ浜海岸へと集められた人々の髪やら服の裾やらをばたばたと荒々しくはためかせている。
「おいでなすったぜぇ~!」
サンマさんの叫びに呼応するかのように、眼前の海が激しく波立ち始めた。
太平洋の彼方から、今、寝子島へ上陸を果たさんと、何かがやってくるのだ。
意気揚々、それを迎え撃たんと身構えるサンマさん。
思わず怯む人々。
集う彼らを代表して、
サキリ・デイジーカッターは尋ねた。
「ええと。もう一度聞くけど、僕らは何のために集められたんだっけ?」
「
サンマ漁だぜぇ~!」
ざばばばば。
砂浜へ大挙して押し寄せてくるのは確かに、サンマだ。
ただし、
サンマさんのように手足を持ち、それも筋骨隆々なマッチョサンマであったが。
「僕の知ってるサンマと違う……」
「ともかく、サンマ漁だぜぇ~! こいつらをやっつけりゃあ、旬のサンマをたらふく食べられるってワケよ」
「あれ、食べられるのかい? やれやれ」
マッチョサンマたちはさっそく上陸し、人々へ豪腕を振るい始める。
その動きは思いのほか機敏で、風を切って迫る拳は恐ろしい迫力だ。
サキリが試しに愛用のナイフを抜き放ち、サンマの首元をざくりとやってみると、ぼわん! あら不思議。
「お、ただのサンマになった。なるほど、サンマ漁ね」
どうやら神魂のイタズラであるらしい。どんな形であれ、やっつければ見慣れた形に大きさの、普通のサンマに戻るようだ。
「そういうことなら、ま、やってみようか」
こんにちは、星織遥です。
サキリ・デイジーカッターさん、ガイドにご登場いただきありがとうございます!
ご参加いただける場合、ガイドのイメージにかかわらず、自由なアクションをどうぞ。
概要
旬のサンマを自ら仕留めて、美味しくいただくお話です。
寝子ヶ浜海岸にて、サンマさんよろしく手足の生えたマッチョサンマたちが、
次々に上陸しています。
彼らは意思の疎通はできないようで、目に付くものすべてに襲いかかるほど凶暴……いえ、生きがいいです。
放っておくと、ビーチを訪れている一般人や、周辺住民に被害が出てしまいそう。
マッチョサンマをやっつけると、普通のサンマになります。
食べておいしい、新鮮なサンマです。
ばしばしやっつけて、寝子島を救いつつ、旬のお味も満喫してしまいましょう。
浜辺の一角では、サンマさんが七輪をたくさん用意してくれています。
塩焼きに、大根おろしとすだちを添えてどうぞ。
ビールやジュースもありますよ。
料理の腕に覚えアリな方は、調理班へまわり、
お造りや握り、蒲焼き、煮付けに焚き込みご飯など、
サンマ料理を振る舞うのも良いでしょう。
<マッチョサンマの生態>
・身長2メートル超。
・発達した筋肉の両腕、両脚が生えており、陸上を歩行可能。
・見た目より機敏に動く。
・格闘技っぽいワザを使用。パンチやキックに要注意。
・人と見るや襲いかかるほど、好戦的。
・殴る、斬る、ぶっとばす等、何らかの攻撃を加えると、通常のサンマに戻る。
・とても新鮮でおいしい。
NPCについて
登録済みのNPCなら、特定のマスターが扱うキャラクターを除き、基本的に誰でも登場可能です。
一緒にサンマ漁に精を出す(巻き込まれる)も良し。旬のサンマ料理に舌鼓を打つも良し。
Xイラストのキャラクターを描写する場合、
PCとXキャラの2人あわせて「1人分」の描写なので、無関係の行動などはお控えください。
※Xキャラだけで1人分の描写とすることも可能です。
その場合は、PCさん自身は描写がなく、Xキャラだけが描写されます。
Xキャラのみの描写をご希望である旨を、アクションにわかるようにご記入ください。
※Xキャラをご希望の場合は、口調などのキャラ設定をアクションに記載してください。
Xキャラ図鑑に書き込まれている内容は、そのURLだけ書いていただければ大丈夫です。
以上になります。
どなたでも、お気軽にご参加ください!