ここは、霊界の銀朱駅近くにある古民家のとある一軒家。
木目の表札には【三毛谷】と達筆で書かれている。
「おお、お客さんかい? どうぞどうぞ」
猫又の
三毛谷 道哉が客人を迎えた。
長い髪を後ろで縛った男は着物姿で、和紙でできた名刺を差し出した。
『季刊 妖(あやかし)生活 編集部』と肩書にある。
そして小さな声でぼそぼそとしゃべりだす。
「こりゃご丁寧に。え? 取材かい? あなたのお宅を紹介したい?」
聞けば記者は、あやかしの住まう家を取材して回っているらしい。
道哉は驚いた様子だったが、すぐに笑みを浮かべた。
「それはそれは。まあ入ってみて、気に入ったら書いてくれたらいいよ。ちと賑やかにしてるが、気にせずどうぞ」
自動更新される便利な雑誌もあるが、古き良き文化も生き残っているのである。
雑誌の記者だと言う相手が付喪神であるのはすぐにわかった。
近くで顔を見ているのに、ちっとも顔の造作が記憶にとどまらない、そんな男だった。
記者の男は頭を下げ、賑やかな声が聞こえてくる三毛谷の家に入っていった。
こんにちは、天村です。
三毛谷 道哉さん、ガイド登場ありがとうございます。
もしご参加いただける際はガイドに囚われず、よそのお宅を訪問したり、
ご自由にアクションをかけていただいて構いません。
概要
主に霊界でのお宅を描写するシナリオです。
あやかしはもちろん、人間やほしびとも、どなたでも問題なくご参加いただけます。
霊界の雑誌『季刊 妖(あやかし)生活』の記者が、あなたを訪ねてきます。
どうやら次号では、あやかしの住宅事情がテーマとなるようで、あなたを取材したいようです。
・居場所であれば自宅でなくても構いません。
・あやかしの場合、寝子島での住処を書いていただいてもOKです。
・迷い込んだ人間やほしびとが、別荘や家の見学をするのもOKです。
霊界の不動産屋の社員や大家がご案内します。
・取材記者とは絡んでも絡まなくてもご自由に。
自由なアクションでお楽しみください。
NPCについて
登録済みの寝子島または霊界在住NPCなら、特定のマスターが扱うキャラクターを除き、
基本的に誰でも登場可能です。
Xイラストのキャラクターを描写する場合、口調などのキャラクター設定をアクションに記載してください。
Xキャラ図鑑に書き込まれている内容は、そのURLだけ書いてもらえれば大丈夫です。
以上になります。
それでは、皆さんのご参加をお待ちしています!