ある日のこと。
佐藤 瀬莉が散歩をしていると、見慣れない猫が目の前に現れた。
顔つきはどこか幼いが、目元はきりっとしている。
毛並みは赤と青が綺麗に織り込まれた生地のようだった。
「綺麗……」
少し見つめあっていたが、猫はすぐにどこかへ行ってしまった。
それと入れ替わるように
ミラがやってきた。
『いまこっちに毛並みが赤と青の猫が来ませんでしたか!?』
「え、うん、来たよ?」
瀬莉はそう言いながら、先ほどの猫が行ったほうを指さす。
視線をミラに移すと、彼女は頭を抱えていた。
「あの猫がどうかしたの? 友達?」
『友達ではないです。どうやら魔法の世界から迷い込んできたみたいで、早く捕まえないと大変なことになります!』
「?」
ミラの話が瀬莉にはよく分からなかった。
一呼吸おいて、彼女は説明する。
『ここは<時の特異点>です。あの猫は普通の猫ではないのです。炎や水を操ったり、走るのもかなり速いです。そうですね……<魔法猫>とでも呼びましょうか。すぐに保護して飼い主の元へ送らないと……!」
ミラによると、魔法猫の影響を無視すると、寝子島の猫たちもいずれ魔法が使えるようになるという。
寝子島中の猫すべてが魔法を使って暴れたら、島全体があっという間に混沌の渦に呑まれてしまう。
そうなれば穏やかな日常など戻ってこないだろう。問答をしている間にも、現実は刻一刻と迫ってくる。
「とにかく、早く捕まえないと!」
「そ、そうだね」
しかし、普通の猫を捕まえるのとは事情が違う。どうすればいいのだろうか。
こんにちは、星織遥です。
佐藤 瀬莉さん、ガイドにご登場いただきましてありがとうございました。
ご参加いただける際は、ガイドのイメージに関わらず、自由にアクションをお書きください。
概要
今回は『特殊な猫』を捕まえるお話です。
●魔法猫の特徴
・赤と青の毛並み
・大きさは平均的な成猫くらい
・炎や水を操るが、威嚇や防衛が中心
・通常の猫より2倍ほど速い
基本的な部分は通常の猫と変わりません。
追いかけっこにせよ、能力対決にせよ、最終目的は『怪我を負わせることなく、無事に保護する事』です。
道具を使うのもよし、食べ物でおびき寄せるのもよし。
他にもなにかあるかもしれません。
アクション
アクションには以下の内容をお願いします。
・魔法猫の捕まえ方や使う道具など
・捕まえる前や最中、捕まえた後の行動や心情など
もちろんその他にも、作戦など自由にお書きください。
NPCについて
その他、登録済みのNPCなら、特定のマスターが扱うキャラクターを除き、基本的に誰でも登場可能です。
Xイラストのキャラクターを描写する場合、口調などのキャラクター設定をアクションに記載してください。
Xキャラ図鑑に書き込まれている内容は、そのURLだけ書いてもらえれば大丈夫です。
どなたもお気軽にご参加ください。