休日はすっきりと晴れた。三月とは思えない暖かさに人々はこぞって出かける。
光村 千恵は家の窓から空を見上げた。鮮やかな青に思わず笑みが零れる。春向けの服に着替えると早々に家を出た。
一度、旧市街の歩道で立ち止まる。シーサイドタウンの方向を見て、こっちかな、と九夜山に向かって元気に歩き始めた。
麓の道に出ると青っぽい灰色の瞳が輝く。好奇心に満ちた顔で草花を眺めた。
道端の畑に目が留まる。春の風物詩、ツクシが生えていた。
「ツクシは栄養価が高いんだよね」
近くには小川が流れていた。千恵は歩きながら周囲に目を向ける。
「やっぱり、あったよ」
草花の中にひっそりと混ざるフキノトウを見つけた。伸ばした手は途中で止まる。目は別のところへ向かっていた。
周囲にはツクシやフキノトウが無数に生えていた。千恵はポケットを探るが何も入っていなかった。
「お兄ちゃんの身体づくりのためだよね」
キュッと唇を引き結ぶと来た道を急いで帰っていった。
今回のシナリオは休日をのんびり過ごそうという話になります。
舞台は寝子島。散歩を楽しんでもいいですし、自然を満喫してもいいでしょう。
春物の服を求めて歩き回ったり、新作のスイーツの食べ歩きも楽しそうです。
のんびりと寝子島の春を堪能してください。
NPCは不自然でなければ、誰でも登場できます。
特定のNPCとずっと一緒に過ごすというのは難しいですが、散歩や買い物などは可能です。
なお、特定のマスターが扱ってるNPCは描写できない可能性が高いので、お控えください。
Xキャラクターもご自由にどうぞ。
口調やPCさんとの関係性など、必要なことをアクションに書き込んでください。
Xキャラ図鑑にある内容の参照は、URLがあれば可能です。