星幽塔、第六階層。
その一角に、巨大な崖の上に建つ蝋燭のような形の石造りの城がある。
やぎ座のアステリズム、
フローレンス・アイメルトが「魔女」だった頃の、かつての牙城だ。
そのフローレンスは今、久方ぶりに城を訪れていた。
ここ最近、城の周辺で奇妙な地鳴りが相次いで報告されていたからだ。
銀の使い魔とゴーレムを引き連れ城の地下へ向かったフローレンスが目にしたのは――
「……これは」
更なる地下へと続く亀裂と、そこに蠢く道化の遺産の姿だった。
後日、第六階層の一角にて。
「……皆さんに、お願いがあります」
呼びかけに応じて集まった冒険者たちに、フローレンスは事の次第を説明した。
城の地下に、未知の区画が存在していたこと。
そこに住み着いているのは、先代が遺した獰猛な魔法生物であること。
魔法生物によって亀裂は日々拡大し、どうやら外の世界へ出てこようとしていること。
「あの魔法生物が解き放たれたら、どんな被害がもたらされることか……」
お願いです、とフローレンスは苦しげに拳を握りしめる。
「どうか、魔法生物の討伐にお力をお貸しください」
深々と、フローレンスは頭を下げるのだった。
ハローワールド、風雅です。
今回はバトルをお届けいたしますので、よろしくお願い致します。
概要
第六階層にある、フローレンスのかつての牙城。
その地下の未知の区画に、先代のやぎ座が遺した魔法生物が住み着いていたことが判明しました。
しかも数十年の間に強大に成長した魔法生物は、外の世界へ繰り出そうとしています。
皆さんには討伐隊として、件の魔法生物を討伐していただくことになります。
<魔法生物について>
・メンデス
先代のやぎ座のアステリズムが、地下に残していた魔法生物。
何らかの手段で彼が作り出したものなのか、それともどこからか持ち込んできたものなのかはくわかっていません。
メンデスの名は、ひとまずの呼称としてフローレンスが名付けたものです。
見た目は鋭い鉤爪と牙を持つ小型のドラゴンのようで、星の力やろっこんの発動を妨げたり打ち消したりする、ノイズを放つ能力も有しています。
体長10メートルほどの大型のメンデスが一体居る他、幼体と思しき体長1メートルほどのメンデスが3体存在しています。
大型メンデスにばかり気を取られていると、小型メンデスに不意をつかれたり、逃げられたりしてしまうかもしれません。
<地下の空間について>
かつて牢獄として使用されていた区画のさらに地下です。
地面に空いた亀裂を通じて侵入することができ、中は派手に動き回るのに不都合ない程度の広さがあります。
メンデス達はまだ亀裂(=外への出口)の存在に気付いていませんが、討伐隊皆さんが突入すると共に気づいてしまいます。
無警戒のままでいると、亀裂から外の世界への逃亡を許してしまうことでしょう。
<その他>
フローレンスは皆さんのサポートとして、ゴーレムと使い魔を連れて参加します。
星の力
星幽塔にいると、星の力 と呼ばれる光が宿ります。
★ 基本的な説明は、こちらの 星の力とは をご確認ください。
星の力やその形状は、変化したりしなかったりいろいろなケースがあるようですが、
このシナリオの中では変化しませんので、このシナリオではひとつだけ選んでください。
ひとともれいびにはひとつだけですが、
ほしびとには、第二の星の力(虹)もあります。
★ 虹についての説明は、こちらの 第二の星の力 をご確認ください。
アクションでは、どの星の光をまとい、その光がどのような形になったかを
キャラクターの行動欄の冒頭に【○○の光/宿っている場所や武器の形状】のように書いてください。
衣装などにこだわりがあれば、それもあわせてご記入ください。
衣装とアイテムの持ち込みについて
塔に召喚されると、衣装もファンタジー風に変わります(まれに変わってないこともあります)
もちものは、そのPCが持っていて自然なものであれば、ある程度持ちこめます。
※【星幽塔】シナリオのアクション投稿時、作物・装備品アイテムを所持し、
【アイテム名】、【URL】を記載することで、
シナリオの中で作物(及びその加工品、料理など)・装備品を使用することができます。
※URLをお忘れなく!!!
※オーダーメイド装備品について
鍛冶工房のトピックを経る(またはシナリオなどで得る)場合のみ
アクション冒頭で指定した星の力とは別に、装備品固有の《特殊効果》が認められます。
アイテム説明欄に、トピックでの完成時の書き込みURL・シナリオ入手時のURLを記載してください。
例:http://rakkami.com/topic/read/2577/2116
以上になります。
それでは、皆さんのご参加をお待ちしています!