「これは……!」
自室にして寛いでいた
楡宮 遠海が目を見開いて自らの携帯端末に目を落としている。
痩せの大食いである遠海は美味しい食べ物に目がなく、何か良い店でもないかなとネットの世界で情報を探していて何かを発見したようだ。
「寝子島オータムグルメフェス……」
見つけたその情報を遠海が読み進めていけば、どうやら寝子島の内外から様々な飲食店がシーサイドタウンに集まり簡易形式の店舗を出すというもののようだ。
その店舗の数はフェスというだけあって相当な数であるらしい。
今の季節は秋。食欲の秋と言われるだけあってこの季節特有の食材や味覚はとても多い。既に公開されている情報の中にもやはりそういった秋特有のものを使った料理やお菓子を出すところが紹介されている。
それにどうやら料理のジャンルは特に限定されているわけではないらしく、和食もあれば中華もありイタリアンのような洋食もあったりする。
これだけ様々な料理を一度に食べれる機会はそうはない。遠海からすればけして見逃す事の出来ないイベントだ。
幸いな事に短期間で終わるイベントというわけではないようで、それなりに長い期間開催されるようだ。
これならばどこかで都合をつけて行く事は出来る筈だ。寧ろ、複数日行く事だって出来るかもしれない。
「あぁ、どれもこれも美味しそう……」
販売予定の料理の写真を見ただけで思わずじゅるりとしてしまう遠海。
年頃の少女としては鳴ってはいけない音がお腹からなってしまいそうなくらいには見入ってしまっている。
「何とか頑張って行きたい!」
暫しの間の遠海の目標が一つ生まれた瞬間である。
こんにちは、昂祈です。
まずは楡宮 遠海さん、ガイドに登場して頂きありがとうございました。
もしご参加頂ける場合はプランなどはご自由にお考え下さって構いません。
概要
今回のシナリオは寝子島のシーサイドタウンで行われるオータムグルメフェスに参加するというシナリオです。
フェスへの参加について以下の三通りがあります。
・お客として参加。食べ歩きをして楽しむ。
・店側のとして参加。出店している店の店員として販売、接客をする。
・フェスで行わている料理コンテストに参加する。
料理、お菓子について
フェス内では秋をイメージした料理、お菓子や秋の代表的な食材を使った料理やお菓子が販売されておりそれ等を楽しむ事が出来ます。
※飲み物も勿論ありますが、こちらに関しては極普通の飲み物になります。
秋をイメージした料理、お菓子の例:
紅葉饅頭、紅葉のロールケーキ、ミニジャックオーランタン風苺ジャムパン等。
秋の代表的な食材を使った料理、お菓子:
松茸ご飯、うなぎのひつまぶし、アジフライ、キノコの焼きそば、パンプキンポタージュスープ、モンブラン、スイートポテトケーキ等。
上記のはあくまでも例でありこれ以外にもあります。例以外の料理をお考えになる場合、それっぽい料理であればOKですのでご自由にお考えください。
料理コンテストについて
特設スペースにおいて料理を作り、作った料理を審査員達に提出する事で審査が行われ評価が出ます。
作る料理に指定はなく、大体の料理に必要な食材、調味料、器具等は用意されており、制限時間等は特に設定されていません。
品数は最大三品まで作る事が可能で、品数を幾つにするかはご自由に選択して頂く事が出来ます。
一位を決める方式ではなく、評価によって金賞、銀賞、銅賞が送られるという方式です。
金賞と銀賞には寝子島各地で使える商品券が贈呈され、金が1000円分、銀が500円分で銅賞は参加賞としてタオルが貰えます。
参加する際、単独で参加するかグループで参加するか選択が可能です。
グループは最大三人まで組む事が出来ます。
グループで参加した場合でも最大品数については一緒になります。
(つまり三人でグループを組んで参加して一つの品に全員で協力してとりかかるといった事も可能です)
またこちらの料理コンテストは任意での参加以外にサンマさんやマンボウくんが会場を巡回しており、指名されると強制参加させられる事もあります。
任意での参加と指名による強制参加のどちらで参加されるかはご自由に選択して頂けます。
○NPCについて
遠藤 健。
高校二年生。
同行のご希望があれば、一緒に参加します。
基本的に皆様のアクションに沿った行動をとります。
また遠藤以外のNPCの方でも、特定のマスターさんのキャラでなければ誰でもご指定して頂く事ができます。
気になるNPCさんがおられればどうぞご一緒に参加をしてみてください。