【ののこ、また怪しいチラシを知り合いに配るの巻】
「あっ! ねぇねぇ! ちょうどいいところに!」
野々 ののこは君に会うなり、君に駆け寄りチラシを押し付けてきた!
「これ、すごいんだよ! ギネス世界記録に挑戦だって!」
チラシに目を通すと、町役場の行う地域振興アクションの一環のようだ。
『1時間でどれだけの猫の肉球のスタンプを集められるか挑戦しよう!』
世界記録はエジプトのカイロでの『100個』!
エジプトでは猫は神様なんですって!
だが、寝子島の猫の数ならば楽勝で突破できます!
皆さんのご協力、お待ちしております!
「参加すると、冷たいアイスやスイカ、そうめんも食べられるんだって!」
むしろののこは、そちらが目当てのようである。
まぁ、なんだか面白そうだし、参加してみても良いかもしれない。
【寝子島の思惑】
~ののこが手渡したチラシから抜粋~
『寝子島は言わずと知れた猫の街である。
至る所に猫の姿を見掛けるし、それを目当ての観光客も少なくないと思われる。
だが、島全部の猫へ目を届かせることは島の人間でも不可能だ。
だからこそ、このイベントに参加する方々にご協力願いたい。
島の猫たちを会場まで連れてきて、健康診断と予防接種を受けさせてあげよう。
そのついでに、紅い朱肉で肉球スタンプをしてゆこうというわけだ。
もちろん、朱肉を付けたり洗ったりするお手伝いさんも募集中だ。
寝子島の猫たちの未来のために、島のみんなが出来る事をしていこう!』
今回は超シンプルなシナリオです。
ドーモ、乾物こと焼きスルメです。
とにかく参加者の皆様には、猫を集める(もしくは捕まえる)工夫を凝らしてもらい、猫の肉球にインクを塗ってスタンプしまくってもらいます!
1匹に付き1肉球が有効で、同じ猫が2個以上の肉球を押すと失格になりますのでご注意ください。
皆様の工夫次第で、寝子島のギネス世界記録獲得が大きく左右されます!
また、ののこの情報通り、参加者は肉球の数の集計中に冷たい食べ物や飲み物を楽しむことが出来ます。
食べたいものがあれば、アクションに書いてみるのもいいでしょう。
会場内でスタッフとして描写することも可能です。
猫好きの方は、丸一日、猫と接することが出来ますよ!
まぁ、乾物のシナリオなので、必然的にカオスになるのは仕方がないよね……?
では、皆様、夏の猫ライフを満喫してください!