旧市街の九夜山近くひっそりとそこにある24時間営業の足湯『
柊の湯』。
接客係の
柊 真斗は受付台でぼんやりとしていた。
「今日は暇ですね」
時刻は夜の七時半を過ぎ、『柊の湯』はがらんとしていた。
「まさか一人も来ないとは」
せっかく作ってある温泉卵も無料サービスのお茶もまったく減っていない。
「ふう」
真斗は仕方なく読みかけの本を広げた。
だが、その直後。
「あははっ」
「ひゃあっ」
「きゃはっ」
足湯の方から楽しそうな女の子の声が聞こえてきた。
「……なんですか?」
そっと足湯場を覗くと幼稚園生くらいの数人の小さな女の子達が楽しそうに湯をかけあったり、湯に飛び込んだりしている。そしてその子達のお尻からはキツネ色のふさふさした尻尾が生えていた。
もちろん、無料なのだから誰が入っていても良いのだが、あまりマナーが良くない。それはそれとして、あのキツネの尻尾はどういうことなのか。
「き、君達。足湯は足だけで浸かって、ゆったり寛ぐものなんです。そういう行為は」
「きゃはっ」
「わぶっ!?」
真斗は思いっきりお湯をかけられてしまったのだった。
キツネが現れる『柊の湯』、さて、客としてやってきた、または足湯を楽しんでいたあなたはどうしますか?
気の向くまま思い思いに過ごして下さい!
こんにちは、高城ヒトです。
柊 真斗さん、ガイドへの登場ありがとうございました。
もし、シナリオへ参加下さる場合は自由にアクションを書いて、参加者様と共に『柊の湯』の平和を守って頂ければと思います。
『柊の湯』に現れたキツネの女の子達。彼女達は足湯でのマナーを知らない様子なのです。
○女の子達の特徴○
①キツネの尻尾付き。
②イタズラ好き。足湯に近づくとお湯をかけたり、転ばせようとしてきたりする。
③一人、リーダーがいて、こっそり指を差したりサインを送ってイタズラを指示してる。その子を確保すると全員が大人しくなる。
④言葉は通じる。説得も可能。
⑤好戦的。勝負を挑むと乗ってくる。
○アクションの書き方○
『柊の湯』でどう過ごすのかを決めて下さい。(気にせず足湯を楽しむ、一緒に遊ぶ、足湯のマナーを説く、管理者の人に頼まれてキツネ対策で追い払う方法を考える等)
女の子は物理的に触れられます。またろっこんは使用可能、持ち物は自由です。
ちなみに神魂の影響らしく、PCさんはどうしても『柊の湯』を利用したくなっています。
それでは、ご参加お待ちしております!