*:.。.:*゜冴える満月の下、心躍るは人だけにあらず ゜*:.。.:*
どこかの深い木々の奥で、ひそひそと話す声が聞こえてきました。
それらは楽しそうに、しかし時折寂しそうに、紡ぐ調子を変えては飛び回っている様子です。
「今日も咲いたね」
「咲いた咲いた!」
「でも、やっぱり真っ白ばっかりだね」
「まっしろーまっしろー」
「最近のニンゲンたちは、いろんなカンジョーに忙しそうだもんね」
「1コでじゅうぶん~」
「なんかね、1コだけを強く出すっていうの、複雑で難しいみたいだよ。
なんだっけ、てぃーぴーおー? っていうのが気になるって」
「ニンゲン、たいへんたいへんー」
「月からもらったおいろもキレイだけど、そろそろ沢山のおいろ、いっぱい見たいね」
「みたいみたいー!」
世間の流れに敏感な精霊か妖精か、とにもかくにも月の光に映えた羽をひらめかせ、群生する白いバラたちにチョコンと座って。
「そろそろ、おいろに染まりたいっていってるね」
「みんないってるー」
「まんげつの日はこのコたちも少し力もらえるから、今夜も幾輪かニンゲンたちの近くへ飛んでったみたい」
「キレイなおいろになるといいね」
「なるといいね」
闇夜にベールを広げたような、いつもより明るい月光の下。
せわしなく会話を続けるモノたちのそばから、また一輪、また一輪と、どこかはやる気持ちで姿を消すバラたちがいるのでした ――
ちょっぴりお久しぶりです!(結構毎度の事)
いつも大変お世話になっております蒼色クレヨンです。
らっかみタイムの薔薇真っ盛りな時期!が!終わる! と慌てて出したとかそんなことないですよ、ナイデスヨ。
さぁ、こわくないよ、心を裸にして、ワタシ(GM)にだけ見せて……(妄想脳)とか
唱えながら書いてたとか、ナイデスヨ。
●この時期、満月の日にだけ咲くらしい白いバラたちを染めてあげよう
一人一人の下へ、一輪ずつ、月の光を纏ったバラが飛んで行った模様。
形状はバラでも、そこはやはり特殊なバラ。
白いようで薄っすら光って見えます。
もしもその『バラ』を目にすると、
「いつも抱いている気持ちや感情の中で、一番強いもの」
「心の奥底にずっと溜め込んでいた強い思い」などを徒然に語りたくなる様子(※バラ相手に)。
『バラ』は、一つの強い感情を受けることで、その花びらを染め上げます。
・誰かを想う感情……赤
・楽しい、嬉しい感情……黄
・寂しい、切ない感情……水色
・涙(悲しい涙、嬉し涙等)が落ちる(バラに)……深い青
などなど。
各々のアクションから、当方の偏見100%で色が決まります(上記参照)
内容如何によっては、上記以外の色もあり得ます(ワクワク♪←)
「絶対『青』で!」など色のご希望がありましたら、アクション冒頭に「青」と一言記載頂けると助かります。
(一番強い気持ちの色となるため、うっかり語り過ぎて喜怒哀楽いっぱい、なアクションとなっても
どれか一つの色になります。)
●『今』強く感じる思いは何色?
心情中心、GA以外は個別描写となります。
「満月の夜」「『バラ』がまぎれこめる緑がある所」という以外は、お好きなシチュエーションでOK。
例:眠れずボーッと自室の窓辺に肘をついていたら、いつも見える葉の間からおや?白いバラが?
:バイトの帰り道、猫の声にひかれて近寄った植木に。アレ?これバラの木だったかな……?
GAにおいて。
例えば3名様の場合、1名だけバラを見つけて語って、他2名が聞いている感じでもOK。
2名がそれぞれバラへ語り1名が聞いている、3名が全員それぞれバラ見つけ語る、も勿論良し!
(一人につき一輪の為、『一輪に対し2名が語りどちらかの色または両方の色に染まる』はNG。
バラさんが困惑します)
なお、語り切るとバラが染まり始めるので、ビックリ眺めるところまで入れて頂いても歓迎☆
バラ自体は、翌朝になると元の群生地に帰っていきます。
(「あれ?昨夜ここに不思議なバラがあった気が……夢だったのかな?」が可)
サンプルアクションも、お1人様とGA(2名様の時)の一例を載せましたので
ご参考にして頂ければ嬉しいです。
『感情に染まる特殊なバラ』ですのでっ、今回は「色の違いによる花言葉」とかは気にしない方向で!(ペコペコッ)
ちなみに、オープニング本文では「です・ます調」を使用していますが(雰囲気のノリで)、
リアクションでは当文房具いつもの感じになりますのでご了承ください。
(です・ます調もやってみたいんだけどね……文字数、食うんだよね……(小声) ←いつもかっつかつ)
溜め込んでいる感情を吐露して、少しでもスッキリ出来る一助けにでもなれば幸いです☆
それでは、キャラ様らしいお心を覗けるのをドキドキお待ちしております、蒼色クレヨンでした!