人は、太陽の傾きによって行動を変える。
例え時計が太陽の天頂時間を示しても、太陽が寝子島の水平線の向こうへ沈んだ後に、その場へ月光と共に夜の褥を広げていれば、間違いなく壊れているのは時計の方だ。
それだけ、太陽の存在は、人の営みにとって欠かせない。
例えば、陽光の届かなくなってからの、その時間。
宵の口。愛しい相手の為に材料を買って、相手の家で手料理を振る舞う。
深夜。買い溜めしてある宅飲み用のおつまみとお酒を買って、一人自宅で寂しく晩酌をする。
真夜中。その日開いたお泊まりパーティで、皆で会話を弾ませる。
未明。太陽の光が自分を照らす前に、自分が受けた世界の無情を、窓から空へと打ち叫ぶ。
ふと……こう並べれば、人は太陽がなくとも生きていけそうな気がした。
付きまとう夜の闇なども、室内の煌々とした照明を前にすれば、その存在は奪われたも同然だ。
それでも夜は、いつでも静寂と共にその空間を呑み込もうと待ち構えている。
さて──あなたは、今日。
スイッチ一つで闇へと落ちる、そんな夜の室内で何をしますか?
皆様こんにちは。この度MSをつとめさせていただきます冬眠と申します。
この度は、過去に出させていただきましたシナリオ「日の瞬きと共に」の対となります『夜の室内で活動しておられるPC様』に焦点を当てさせていただく、日常フリースタイルのシナリオとなっております。
現在進行形で『キャラクター様が、夜の時刻、何かしらの灯りが付く室内で行動しておられる』シーンがメインであれば、人数目的行動は問いません。
友達皆と泊まりで、華やかなパジャマパーティするもよし。
深夜に、友人とサシで腹を割った静かな会話をするもよし。
真っ暗な自室で、パソコンののモニター光をさんさんと浴びながら作業やゲームに没頭するもよし。
灯火一つで夜の静寂がおそいかかってきそうな、とある一日のどこかのワンシーン。
お気軽にご参加いただければ幸いです。
◆ ◆ ◆
※今回につきましては『昼間』『朝』の描写はできませんので、あらかじめご了承いただけましたら幸いでございます。
※灯りとなる照明の種類は問いません。
室内であれば蛍光灯、ろうそく、月明かりなどご自由に設定いただけます。
※室内での、照明のオンオフ状態は問いません。
夜の完全な暗闇の中から開始していただいても構いませんし、切り替えの出来る照明であれば、アクション内で自由に付けたり消したりしていただいても問題ありません。
※参照リアクションがございます場合には、三つまでを目安にURLをアクションにお書き添えください。可能な範囲で参照にさせていただきます。
それでは、良き寝子島ライフを!