時は戦国アートの時代!
20XX年○月、日本がセーケツの炎に焼かれた日から日本はアートの無い世界になってしまった。
町は音も無く回り、鳥は空を捨て人々は笑顔を忘れていた。
だがそんな世界に――『アーティスト』たちが立ち上がった!
「アートはだれのインクの塊かもしれない。けど今から死のうとしてる誰かを来週まで生かすくらいはできるかもしれない」
ローラースケートで現われて、壁一面にグラフィティを描きつけていった
旅鴉 月詠もまたアーティストのひとりである。
「きさまー! 『アーティスト』だな! セーケツ法によりタイホする!」
手錠を振り回して現われるケーサツ官。
月詠は画材道具をリュックに詰めて走り出した。
にがさんぞとばかりに路地に駆け込むケーサツ官たち。
そこへ――。
「やあ、またせたね。撤収するよ」
ワゴン車が急ブレーキでとまった。運転席で親指を立てる
染井 湊。
急いで乗り込む月詠。
助手席では、
椎井 莉鳥がフィンガースナップを慣らして窓越しに手を翳した。
「悪いけど、しばらくしびれていてもらうわよ」
手から放たれる電撃。拡散したビリビリがケーサツたちを一斉にひっくり返らせた。
きみは希代の『アーティスト』。
ケーサツの手を逃れ、町をアートで包んでいこう。
そして人々が忘れた笑顔と心を取り戻し、世界をアートに包むのだ!
いざ――
こちらは一風変わったアクションシナリオ。
ケーサツの手を逃れアートを描いて回る集団『アーティスト』になって世界をアートで包むのです!
■世界観
らっかみ時空とはチョット違う寝子島。
セーケツ法の施行により世界からアートが消え去り、真っ白な壁や無音の町がひろがるばかり。
そんな世界を駆け回り、アートを施して回るのがキャラクターたち『アーティスト』です。
『アーティスト』となったキャラクターたちは得意なジャンルのアートを町に施していきます。
基本的には絵画やグラフィティを想定していますが、もし「これぞ!」と思いついたら音楽や彫刻といったものでも構いません。
そして施し終わったら、追ってくるケーサツから全力で逃げるのです。
もしキャラクターがアートに秀でて居なくても、アート担当を逃がすための技術に秀でていたり車を運転できたりといった具合で手助けすることで『アーティスト』の一員となれます。
(※IF世界ということで運転免許とか持っててOKとします)
というわけで、「どんなアートを施すか」「どんな風にケーサツから逃げるか」といったアクションがメインになってくるでしょう。
それでは共に参りましょう。
世界をアートに包むのです!