\ オーバータイム!/
イラスト: たちぺい
今回のシナリオは九夜山のある場所に現れた、扉に纏わる話になります。 扉の向こう側には何があるのでしょうか。 いくつもの部屋がある? 長大な洞窟になっている? 意外なところへ通じている? 皆さんのアクションによって扉の奥は決まります(各PLのアクションを融合)。 今回は寝子島が舞台になっていますのでどこか別の世界に飛ばされるというアクションは採用できません。 話の規模が大きくなれば続編として採用される可能性はあります……たぶんですが。 説明は以上となります。 あなたが考える扉の奥には何がありますか?
続編を期待して大規模なものにしてみました。
九夜山に体を鍛えにきたんだが、何か扉があるな。 良い機会だ。中に入ってみるか。
体を鍛えるには山が一番だ。 山道は使わない。楽をしては意味がない。 俺は適当に選んだところから登り始めた。 倒木を乗り越え、崖を越えてさらに先に進む。 「なんでこんなところに」 目の前に鉄の扉が出現した。よく見ると少し開いている。 俺に躊躇はない。隙間に指を掛けてこじ開けた。 中は相当に暗い。俺は持っていた懐中電灯を使うことにした。 「おお、なんだこりゃ」 光の中に見えたのは下に向かう階段であった。 俺は後ろを窺いながらも下りていく。 かなりの時間を歩いたように思う。同じような光景に不安が増してきた。 ――ループしてるのか? 後ろを振り返る回数が増える。そんな時、階段の終わりが見えた。 その先を求めて足が勝手に動く。駆け足で階段を下りた。 俺は立ち尽くした。巨大な空間に圧倒された。全ての方向には光が届かない。凝縮された闇があるように思えた。 見えるところにはたくさんの穴がある。一つを覗いてみたが、やはり光を拒むように先が見えなかった。 「……帰るか」 半ば気落ちした俺を疲労が襲う。 階段へと足を向けた。今度は登りという苦行に近い試練を乗り越え、ようやく地上に戻ることができた。 「いい運動になったぜ」 その場で荒れた息を整えた。
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現れた扉
もっと!
今回のシナリオは九夜山のある場所に現れた、扉に纏わる話になります。
扉の向こう側には何があるのでしょうか。
いくつもの部屋がある?
長大な洞窟になっている?
意外なところへ通じている?
皆さんのアクションによって扉の奥は決まります(各PLのアクションを融合)。
今回は寝子島が舞台になっていますのでどこか別の世界に飛ばされるというアクションは採用できません。
話の規模が大きくなれば続編として採用される可能性はあります……たぶんですが。
説明は以上となります。
あなたが考える扉の奥には何がありますか?