あるとき、大気圏を貫いて地球を稲妻が貫いた。
その一筋の稲妻は、そのまま日本という地の寝子島へと飛来し、星ヶ丘マリーナ付近へと落ちる。
――その日、
桜庭 円はたまたまそこに散歩へ来ていた。
「波が静かでだねにゃーくん……」
11月も中旬にさしかかったこの頃、何となくだ海が見たくなり円は散歩に出かけてきていた。
「冬の海もまた心を静める何かがあるのかなー?」
そういって、星ヶ丘マリーナの堤防をゆっくり歩く。
その後に、てこてこと飼い猫であるにゃーくんがついていく。
「うなー」
にゃーくんものんびりと返事を返した。
あたりは、舟も小型船舶が2,3つながれているのみで人気の無い星ヶ丘マリーナも珍しい。
さて、そろそろ別の場所へ行こうか?
そう円が思ったとき、突如バリバリと放電するかのような音が空から聞こえる。
「まだ事件?!」
慌ててその音の方の空を見る円。
見れば、黒い物体が稲妻を身にまとい、海面へと落下しているではないか!
このままでは、海面と衝突し、周囲に甚大な被害が及ぶであろう。
だが、何よりも、今攻撃したとしても仕方の無い状況に吃驚としてしまう。
「く、何かに捕まらないと……! にゃーくんもこっち!」
衝突の影響で波が来ると考えた円は、咄嗟に捕まる場所を探した。
ついでに、にゃーくんも円に従った。
その間に、衝突の影響が飛来するかと思いきや……。
「衝撃が……来ない?」
どうやら、テオこと、
テオドロス・バルツァが上手くやってくれたらしい。
恐れつつも、先ほどの物体が激突した方向を見る。
波の上に浮かんでいるのは、一隻の舟。
いや、その鋼鉄の身体とそこにいるだけの異様な威圧感……、あれは、そう。
「せ、戦艦?」
その問いに答えるかのように、主砲がゆっくりと架空の寝子島に向けて標準を合わせる。
次の瞬間。
ドォォォン!
とすさまじい砲煙が立ち上り、びりびりとした震動が世界を覆う。
「ほ、星ヶ丘一帯が……」
円が愕然としてつぶやく。
2発、3発と次々砲撃を繰り返している……。
街は既に壊滅しつつあり、その主砲の威力はどこかおかしい。
このまま放置しては、現実の寝子島が危ない。
「……いつもの通りの危機だねぇ」
軽く言いつつ円は必死に状況を好転するための考えを巡らせるのであった。
なお、にゃーくんも一緒にお持ち込み、戦うの? という感じでにゃぁと鳴いていた。
どうも、じんのです
バトルです
戦艦です
大艦巨砲主義はロマンです
今回は、この戦艦を何とかしてもらいます
一言で言えば戦艦に乗り込んで、白兵戦しつつ物理でボス倒す 以上
ペット同伴可能です(リアクションにはあんまり反映されません)
1,今回の舞台
星ヶ丘マリーナ付近、皆さんは戦艦が海面とインパクトした時に、こっちに来ます。
空から落ちてくるのは見てても良いです
2,周囲
防波堤とつながれている船舶
3,敵の位置
ちょうど、地図上で星ヶ丘マリーナと書かれている付近に停泊しています
4,今回の敵
戦艦です。巨大戦艦です。
(※ある史実の艦を元にしてますが、現実の構造は無視して、必要そうな所だけ書きます)
長さ 241.55m (水線長)
251.0m (全長)
幅 36.0m
武装 強力な主砲2門
そのほか、対空兵器が
船員 あり(少数の武装した影人間で、実体持ち)
つまり、殴っても大丈夫
5,クリア条件
甲板から廊下を通りつつ、上の艦長室へ
そこに艦長っぽい服を着た人がいるから倒せばよし
戦艦も消滅する
6,使えそうなの
小型船舶が2隻(ただし、動かすには相応の習熟と何らかのエンジン起動方法が必要)
オール付きのカヌーっぽい何か 10隻
7,なんとか出来なかったら
現実の星ヶ丘マリーナに突如現れ攻撃開始