イラスト:たちあ
寝子島高校の程近く。
駄菓子や文房具を販売しているお店『つばき』
以前は年季のある一軒家で営んでいたが、
店の老朽化により一時閉店。
年老いた店主がこのままお店を辞めようかとしていた所、
子供と孫が引っ越してくるとのこと。
新しく建てられた小さなマンションの一階に
テナントとして戻ってくることになった。
建物は新しいながらも、以前と同じく木造風に作られた内装。
昔懐かしい駄菓子、ちょっとした文房具。
子供向けのおもちゃなども販売している。
そして、年老いた店主に変わって、
最近は孫が店番をするようにもなった。
「はーーーっはっはっは、よく来たね!
美しい看板息子のいる駄菓子屋『つばき』にようこそ!」
物凄く馴染んでいないことに、本人は気付いていないようである。