10人まで座れるカウンター席。
カウンターの向こう側ではマスターが黙々と仕事をしていますが、気軽にお声かけ下さい。
(店内や周りのお客を眺め微笑み)
相変わらず雰囲気も佇まいも素敵なお店ですねぇ。
>マスター
おや、覚えて頂いていて有難う御座います。
そうですね。
でしたら、お言葉に甘えてそのミントジュレップを頂けますでしょうか。
(仕事帰りと思しきスーツ姿の男性が礼儀正しく入ってくる)
……こんばんは、マスター(店内を緩やかに見回し他の客と付かず離れずのカウンター席に座る)
今日は珍しく早く上がれた。久しぶりに家に帰れる。その前に一息入れたくてな……
何かおすすめはあるかい?
辛口のカクテルがいいな
こんばんは、弓立さん。
爽やかな飲み物ならモヒートを勧めたいが、あまりアルコールは得意じゃないならミントジュレップのノンアルコール版でも作ろうか。
(グラスと氷を用意しながら桜花を迎え)
いらっしゃい。
存分に息抜きするといい。
リクエストはあるか?
仕事もひと段落した事だし一休みしよう……
邪魔させてもらうぞ、藤堂
夜と言えど、大分暑くなってきましたねぇ。
季節の巡りと言うのは早いものです。
(小さく扉を開け、カウンター席の端に座り)
今晩は、マスターさん。
涼やかな気分になれるものを頂ければと思いまして。
何かお勧めは在りますでしょうか?
(店に来る客は大抵一人。たまに二人で連れ立って来る客もいるが、皆言葉数はさほど多くない。
ジャズと潮騒の音に混じるささやかな話し声に耳を傾けながらマスターはシェイカーを振っている)
(磨いたグラスを置き、襟元に指を差し込んで僅かに広げ)
暑いな……冷房もう少しきかせるか。
(江戸切子の美しいロックグラスを黙々と磨いている)