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【遠足】ねこでんに乗って、どこ行こう?
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●もふもふを堪能せよ!
船旅を経て辿り着いた先は、ゆったりとした雰囲気の『ままにゃー牧場』である。
見渡す限りの広い広い大地、微笑んだままの陽差し。
気持ちから開放的になってしまいそうな光景に、皆そわりとしていた。
そう、此処は天国だ。まさに天国だ。
少なくとも自身の授業を放り出し、一年生達にこっそり付いてきた上級生、
行梨 謡
はそう信じて疑っていない。
そもそも何故、上級生である彼がここに居るかといえば、
「うさぎさんが俺を呼んでる…!」
彼曰く、こういう事らしい。
そう、彼の目線の先は魅惑のもふもふ。しかも“うさぎ”限定だ。
アルパカ? 羊? 牧場ならではの動物? アイドントノウ!
「俺の瞳にはうさぎさんしか映ってないんだ…!」
彼の愛は全てうさぎさんへ注がれている。歪みない。
そう一年生に冷ややかな目で見られても、耐えてここまでやってきたのだ。
「ご褒美くださいうさぎさん……!」
我慢という言葉は完全に消え去り、謡はもふもふ天国へと駆け出した!
フェリーでぱっちり準備を整え気合を入れて牧場に踏み込んだ優。
しかし、
「……って動物多っ!? 流石牧場ー」
予想を超えた数に、思わず二度見。改めて本場の牧場の凄さを実感しては、その足で向かった時は触れ合いの広場。
ぱしゃり、ぱしゃりとまずは近くから、その箱の中へ光景を収めていく。
そのカメラが次に収めたのは動物と触れようとしている
神崎 昴
の姿。
「……ウサギさん……可愛いね」
餌をやったり、そっと撫でたり。
そっとだっこしてもふっとすれば、へにゃっと心も緩む。
そんなベストショットは逃せない、優はまたカメラのシャッターを切る。
撮られてることを知らない昴の方は、実家で飼っている兎を思い出し、ちょっとだけのホームシックにもなるけれど。
やっぱり目の前の子達は可愛いのである。
察したか偶然か、すりすり、ぽふと兎がすりよってくれば、また幸せな気持ちがふんわりと宿った。
そんな昴を、というより兎の可愛い行動を羨ましげな表情で見ていたのは
滝原 レオン
。
外見は銀髪、鋭い目つきという彼だが。人一倍可愛いもの好き。
可愛いものが絡むと若干人の変わる彼は、魅惑の兎から視線を離すことが出来ず、不意に昴と視線が合ってしまう。
……しまった逸らしそびれた!
そんなレオンに、昴は手の中の兎さんをそっと差し出して、
「……もふもふ、だよ?」
「あ、あぁ」
そっと触れればもふもふ。もふもふ。
もふもふされている兎はレオンにもすりすり、ぽふ。きっと彼の心にクリティカル。
その二人の直ぐ近く、写真を撮り続ける優が見つけたのは、自分のよく知った顔だった。
(……あれ、梨先輩?)
「うさぎさんハァハァぺろぺろちゅっt……ってアレ?」
避けてます。兎さんは謡を全力で避けております。
「何で逃げるんだうさぎさん……」
解せない顔の謡、しかし彼は直ぐに結論にたどり着くのです。
「そうか、牧場のうさぎさんはシャイなんだなきゃわわ!」
ポジティブです。とってもポジティブです。
兎は逃げます。そう怖いのです、追いかけてくる大きすぎる愛が。
「待ってくれうさぎさん! 捕まえてごらんなさーい捕まえちゃうぞーのアハハウフフごっこもイイが俺は!」
――うさぎさんの! 愛らしいウブ毛を! もふもふしたいんだ!
溢れるものは愛ですが、溢れすぎです。
「梨先輩ー、兎、多分怖がってますよー?」
「まさか……!?」
ピシャァァァァァン。後輩の一言に衝撃の謡。
深呼吸、深呼吸。
「ふー……あまり息巻いてはうさぎさんを怖がらせてしまうばかりだものな」
反省しています。良い人です。
(優しくおだやかーに見守っていればうさぎさんに俺の愛が伝わるはず…!)
心を(気持ちばかり)入れ替えて。
「うさぎさんカモン…!」
そしてやっぱりポジティブなのでした。
じっと兎を待って。うずうずうずうず。じわじわ。少しずつ詰める距離。
「……ウサギさんさらい……」
そんな謡を見ていたらしい昴がぽつりと呟いた。
「……通報しないと」
きょろりきょろり。
「……ってそこの一年、通報するのはやめよう」
「ウサギさんさらいじゃ……ない?」
「攫うはずないだろう、俺はうさぎさんが大好きなだけだぞ!」
ドヤァァァァ。
とりあえず昴には伝わったようです。多分。
そんな謡の純粋(?)な気持ちが通じたのか、兎の方も近づいても大丈夫になりました。
行き過ぎないように謡も意識しつつ、もふ、もふ。
これから始まる幸せtime!
……の筈だったのだが、彼の不運はココからなのである。
「行梨、何故ここに居る」
降る声。それは見回っていた
桐島 義弘
先生の声だった。
「……っ!」
そう、彼は授業をぽいしてこっそりココに来た上級生、先生に見つかってしまっては都合も悪い。
あたりを見回してみるも、助けてくれそうな先生二人の姿はなく。
よりにもよって一番会いたくなかったその人に、不運にも遭遇してしまったのである。
どうする、どうする。頭をフルに動かして。
「またズボン破れてるぞ」
「なに……っ!?」
桐島先生の反応しそうなワードを投げつけて逃げていく。
逃走は成功!
しかし、逃走の様子を優のカメラが確り捉えていることを謡は知らない。
――もふもふを彫刻で表現するにはどうしたら良いか
そんなことを思いながら兎にもふもふするのは
辰祢 白
だ。
綺麗な白い髪は風に揺れ心地良い、心配なのはこの全力の陽の光の方かもしれない。
けどそれよりも彼女の思考は、この柔らかさを堅い彫刻で表現するか……その一点。
難しい課題である。
そんな彼女の視界に入ってきたのは、
「はーい寄ってよってー」
そこにいる人達を集めている
旅鴉 月詠
だった。
写真でも頼まれたのだろうか――と思いきや、
「はい、そこで10分待機」
!?
取り出したのはスケッチブックと筆記用具。まさかの描く選択肢である。
「勿論冗談だ」
そう補足するも集まった人たちはまだ不思議そうな目で彼女を見ていた。
触れ合う姿を描かせてくれ、そう足した所でやっと空気は柔らかくなるのであった。
「ねぇ、一緒してもいいかな?」
少し親近感を覚えた白は月詠へそっと声をかけて。
「ん? あぁ、いいよ」
似た髪の色、長い髪、後から見た二人は良く似ている。
共通しているのは美術。
スケッチブックでそれを察した白は月詠にも一つ質問を投げかけた。
「もふもふを彫刻で表現するにはどうしたら良いと思う?」
彼女たちの芸術についての語り時間が暫し始まる。
小倉 杏子
はきょろきょろとひたすらにあたりを見回していた。
(うー、知らない人ばかりであります……ううう)
牧場は広いし、空気もよく、動物も沢山。しかし知らない人もいっぱいなのである。
声をかけようにも既にもふもふしている所には声も掛けにくく。
きょろり、きょろり。ふわふわな白の髪を揺らしあたりを見回す。
目に入ったのは自分と反対の色――黒。ひとりでうろうろとしている
彩木 鏡花
だった。
杏子は実は彼女と同じクラス。
少しだけ見覚えのあった彼女の存在に気持ちも少し安堵して。
「っと、貴方も一人なのでありますか?」
「え…?」
急に声をかけられ、反応一つを零した所で、
「えっとえっと、もし良かったら一緒に巡らないでありますかっ!」
ぱぁぁぁぁと嬉しそうな杏子の表情がようやく目に映る。
数秒を経て、自分が誘われることを理解するも、出した結論は面倒臭いで。
「あー、他の奴と楽しみやが……」
「まぁまぁそんな嫌そうな顔しないのでありますよっ! せっかくの遠足なんだから楽しまなければ損であります!」
「え、ちょっ……!」
さくっと断ろうとするも気がつけば、いい笑顔の杏子に引きずられている鏡花。
「ほらほら!行くでありますよー?」
完全に杏子のペースになってしまっているのであった。
すぐ傍のふれあい広場にはもふもふがたくさん。
近寄ってみてもいきなり逃げられることはなくて、触れることも容易だ。
「うさぎさん可愛いでありますねぇ」
「べ……別に」
最初から興味があったわけではない。断じて無い。
けれど杏子が余りにも気持ちよさそうにもふもふするものだから……次第にうずうずと。
しかしそんな姿を人に見られるわけには――なんて、葛藤中の鏡花。
「ほら彩木さんも!」
ずずいっと差し出されてしまえば、ぐっと我慢していた我慢も解けてしまって。
「えへへ……あ、こ、これはちげーです!」
ハッとして必死に弁解すれば、
「わかってるでありますよー」
何をわかられたのかは全くもって不明だが、もふもふで幸せな杏子の緩んだ表情に絆されて。
今はこのもふもふを堪能してしまおう。
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担当ゲームマスター
羽月ゆきな
メシータ
癒雨
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
125人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月24日
参加申し込みの期限
2013年03月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年03月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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