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部活動のお時間です! ~文化部編~
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ある晴れた日のこと。ミステリ研究会の使用している教室。
「神野さーん!! 聞いてよー!」
新井 すばる
が愛用の着ぐるみを片手に勢いよく扉を開いた。
窓際に座っていた
神野 美野梨
と、ソファで紅茶を飲んでいた
ブリジット・アーチャー
が何事かと目を向ける。
すばるは一直線に美野梨の元へ駆け寄ると、今にも泣きだしそうな表情ですがりついた。
「な、なに、どうしたの?」
「実はこないだ、このちくわくんの着ぐるみを着たまま溺れかけてね……」
「なにしているの……」
美野梨の少し引いた表情には気づかず、すばるは話を進める。
曰く、ちくわくん着ぐるみを水中稼働できるように改造してほしいと。
話しているうちに集まった
八神 修
もなんだなんだと覗き込む
「水中稼働? なんでまた」
「いろいろあってさ」
修の質問にすばるは肩をすくめてみせた。
「まったく、難題ね……」
「難題? ふふ、でも神野さん難題好きでしょ?」
美野梨の言葉にウィンクを送るすばると呆れたような修。
ブリジットは我関せずとばかりにティーカップを傾け、いつのまにか来ていた
夜榊 水月
はいつものように机に突っ伏して寝息を立てている。
しばらくすばるをのけ者にしたまま、美野梨と修の手でいじくりまわされるちくわくん。
あっちやこっちとあられのない姿、場所を開かれていくその相棒に、すばるははらはらと視線を送っていた。
「さぁ、できた!」
立ち上がった美野梨の手には、新たな能力を与えられ生まれ変わったライフセーバーちくわくんの姿が。見た目は一切変わっていないが。
「スクリューも搭載して推進力を上げてみたわ」
「おおお! それじゃあさっそく水に!」
「プール開きしたことだし、プールを使わせてもらおうか?」
「いいね! じゃあさっそく行ってみよう!」
駆けだして行った3人を振り返りながら、
如月 庚
が教室に入る。
「あいつらなんかあったのか?」
「さぁ?」
ブリジットは静かな声で答えてティーカップを机に戻した。
場所は変わって寝子島高校プール。
先日プール開きの際にいろいろとあったが、今では通常通り使用されている。
その日は水泳部が休みなのかプールには人影がなく、ライフセーバーちくわくんを装備したすばるがプールサイドに走りこんでも咎める者はいなかった。
「ひゃっほーぅ! いくぜちくわくん!」
勢いよくプールに飛び込んだすばるとちくわくんは、沈むことなくプール内を進んでいく。
「いいよ! 神野さん、八神くん! ちゃんと進むよー!」
笑い声を発しながらプール内を移動するちくわくん。微笑ましそうに見つめる美野梨の携帯電話が制服のポケットの中で震えた。
「神野、電話なってるぞ」
「あ、本当。ちょっと出てくるね」
美野梨がプールサイドを出て行ったところでプール内のちくわくんに異変が訪れた。
「あ、あれ? 進まない……っ!」
「どうした新井!?」
修が見ている前でちくわくんの挙動が止まり、ゆっくりと上下が逆になっていく。
「新井!」
完全に上下がさかさまになり、足だけが水上に出た状態で動きが停止する。
「どうしたの!?」
電話をかけていた美野梨が慌てて戻ってくる。
「新井がさかさまになった……俺は新井を引き上げるから先生を呼んできてくれないか!」
「わ、わかったわ!」
美野梨は校舎の方へ走りだし修は制服のままプールに飛び込む。
しばらくして美野梨と養護教員である
鷲尾 礼美
、それにミステリ研究会の面々が駆け付けると、ちくわくんと一緒に修も溺れかけていた。
「八神くん!?」
「は、早く2人を引き上げないと!」
康の尽力もあり、ようやくちくわくんと修をプールサイドに引き上げることに成功した。
修はずぶ濡れの髪から水を滴らせながら、震える声で小さくつぶやいたという。
「今日ほど……自分の体力のなさを……悔やんだ日はない……」
ちくわくんをプールの中央付近からプールサイド近くまで運んだが、持ち上げるだけの体力がなかったようだ。
鷲尾先生が救急車を呼んでいる間、急いでライフセーバーちくわくんをすばるからはがす。
すばるは青ざめた顔をしたまま目を開かない。
「これは……」
ブリジットが呟いた。
「さて、先ほど病院から新井すばる死亡確定の連絡が入ったわけだが」
康とブリジットが部室のホワイトボードにすばるの顔写真を張りつけ、そのうえから大きくバツ印を描いた。
ブリジットは白いスーツにハットをかぶり、鼻の下に付け髭をつけてステッキで床を叩く。
一方の康は対照的に濃い色のスーツとマントで某私立探偵の装いをしている。口にはシガレットチョコ。
「俺たち後から駆け付けた組は確認していないが、最初新井はプールの中心で溺れていたんだよな?」
「溺れていたというか、上下がさかさまになっていたわ」
「その時の状況を詳しく教えてくれるかしら」
康が2人の証言をホワイトボードに書きだしていく。
・ちくわくん改造はすばるの依頼であった
・ライフセーバー機能を搭載し、水中でも自由に動くことが可能
・スクリューにより推進力を強化
・完成は本日17:30前後と記録
・ライフセーバーちくわくんを装備したすばるがプールに入ったのは大体17:40
・美野梨が席を外した直後に異変
・修の声で美野梨がプールサイドに戻るまで2,3分程度
・2人揃った状態で上下さかさまになったすばるを確認
「そして、美野梨は先生を呼びに、修はすばるを助けにプールに飛び込んだ、と」
「単なる事故、じゃないのか?」
康の言葉に水月が寝言を返す。
「青ざめた顔で~……特に顔に膨張がみられないなら~……毒、かも……」
「毒!?」
唐突な単語に全員が水月を振り返るが、相変わらずすやすやと寝息を立てている。
「そうね……ちくわくんを脱がしたすばるを見たときに感じていた違和感はここね。事故で死亡ならおそらく窒息、もしくは溺死であるはず。
でもちくわ君内部には水は入っていなかったし、何より……」
「窒息死体の特徴がみられなかった?」
「そうね、本で得た知識だけれど、窒息死体の主な特徴は鬱血と膨張、だったかしら。どちらも見られなかったし」
もちろん死体なんて初めて見るから詳しくはわからないけど、とブリジットは付け加える。
「となると、他殺、か」
「でも、誰が……?」
不安そうに眉をひそめた美野梨と修に向き直り、康はシガレットチョコを咥え直す。
「犯人になりえるのは、すばるがちくわくんを着てプールへ入ることを予測できた人物」
神妙な呟きの後をブリジットが引き継ぐ。
「それすなわち、今日の放課後、このミステリ研究会部室に居た人物」
最後に水月があくびをかみ殺したような声でしめる。
「犯人は……この中に、いる」
「す、すばるちゃん死んじゃったのだ? じゃあ真央ちゃんがみてるすばるちゃんは、ゆ、幽霊なのだ!?」
薄暗いミステリ研究会部室に、
後木 真央
の悲鳴が響いた。
壁に設置されたスクリーンには一時停止された映像が。水月の一言にメンバーが驚いたような表情を浮かべているカットだった。
「後木、何してんだそんなとこで」
スクリーン内とは違い、通常通りの制服姿で康が嗜める。
真央は入口にはられた暗幕から顔だけのぞかせ、小刻みに震えながらすばるを指差した。
「おばけなのだ! この部室は呪われているのだー!!」
叫びながら廊下を走り出した真央が曲がってきた綾とぶつかりしりもちをつく。
おそらく「廊下は走らないように」などの注意を受けているのだろう2人のやり取りを遠巻きに見つつ、康は暗幕を閉めなおした。
「ここまではなかなかのできなんじゃない?」
制服姿でティーカップを傾けていたブリジットが得意げに鼻を鳴らす。
今回上映している映像は、ブリジットと康が台本を手がけたミステリ研究会部員勧誘用の自主制作フィルムだ。
秘密裏に撮り進められ、ようやく編集が終わったので、一般公開に先駆けて部内上映を行っていたのだった。
それぞれの初登場シーンは動作を止め、アップに迫った後名前のテロップを入れるなど、細かいこだわりがうかがえた。
「すごいわね……編集の技術ももちろんだけど」
「僕のスケキヨすごくない!? がんばったんだよー、あれ!」
美野梨はため息をもらしながら、すばるは少し興奮気味に感想を述べる。
その様子にブリジットは「当然!」と胸を張った。
「後半に移ろうか、ここからがミステリーの醍醐味だ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
時織椎
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
48人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月15日
参加申し込みの期限
2013年10月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月22日 11時00分
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