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【新年度】夢に向かって、羽ばたいて
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【莉鳥と呼ばないで】
春休み中にも部活動はありまして。
今や3年生となった
椎井 莉鳥
などは、最上級生として陸上部の後輩たちを指導する立場ともなり、その立ち居振る舞いが後輩の参考にもなると思えばさぞ気合も満ちて……いるのかどうかはさておき、今日も莉鳥は淡々と通学路を歩きます。彼女、わりかし無表情な人でして。
とはいえ、これで案外面倒見の良いところもありますので、そう心配することもないでしょう。
(……あの人は?)
ほら。莉鳥のそんな一面が、顔を見せたようですよ。
「あの。どうかしましたか?」
「はいいっ!?」
びくりと飛び跳ねた小柄な女性は、
雛鶴 さゆり
先生でした。あれあれ? バスに乗ったはずの先生が、どうしてこんなところに?
「えーっと、花咲さんはどこに? もっもしかして私、降りるところを間違えてしまったんでしょうか……!? あんなに人がいっぱいで、ぎゅうぎゅうで、私パニックになってしまって……! もうすこしで投げ飛ばしてしまうところでした!」
「投げ?」
「あっ、その制服! あなたはもしかして、寝子島高校の生徒さんですか!?」
「そうですけど……寝子高に行きたいんですか」
ワラをもつかむといったカンジで、こくこくこくこく。まるで子犬か兎のようだと莉鳥は思いましたけれど、分別ある彼女はもちろん口にはしません。
代わりに、
「寝子高なら、向こうですよ」
「ええっ!? 私、反対に歩いてたんですね……」
「私もこれから行くところだから。いっしょに行きますか?」
申し出てあげますと、なんとも嬉しそうに、ぱあっ! 分かりやすくお顔が輝きます。
この人は生きるのに苦労してそうだなあ……なんて莉鳥は思いましたけれど、聡明な彼女はもちろん、口には出しませんでした。
「私はこれから部活なんです。そちらは寝子高にどういったご用件で行かれるんですか」
スーツ姿で学生には見えず、かといって教職員にも見えず。仕方ないのであたりさわりなく尋ねてみると、
「あ。
雛鶴 さゆり
です! 寝子島高校で先生をするんです!」
やっぱり先生でした。
先生かあ……こんなに隙だらけで、個性の坩堝たる寝子高でちゃんとやってけるんだろうかなー、となんだか心配になってしまう無防備さです。
「それで、あなたは?」
「ああ。今度3年に進級する、
椎井 莉鳥
です。普通科在籍、部活は陸上部」
「おおっ、りくじょうぶ! 走ったり跳んだりするやつですね! すごいですね、椎井さん!」
自分の名前が好きになれない莉鳥。もちろん先生がそれを知っているはずもありませんけれど、とりあえずは苗字で呼ばれて、ほっ。
莉鳥という語感が独特なのか、相手を個性で印象付けるためでしょうか、フルネームを告げた後にはたいていいつも名前のほうで呼ばれ、苗字で呼ぶようお願いをする……となかば通例のやりとりを省けたことで、莉鳥はさゆり先生へささやかな好感を抱きました。
ちょっとしたことですけれど、第一印象はまずまず。寝子高の教師であれば、この先一年顔を会わせる機会も多くなるでしょう。印象が良いのに越したことはありません。
その後も弾むように話すさゆり先生の話に相槌を打っていたら、いつの間にやら寝子高の校門前へ着いていました。
「や、やりました! いっぱい手伝ってもらっちゃいましたけど、とにかく私、自分の足でたどりつけました……!」
「やりましたね、先生」
当たり前のことを大げさに喜ぶさゆり先生に、莉鳥も思わずちょっぴり、頬を緩めました。
と、その時。
「ああ、良かった。無事に学校へ来れたんだね」
「黒崎先生。おはようございます」
莉鳥が会釈をすると、今年から教頭に復帰した
黒崎 俊介
先生がにっこり。なんだか頭に枝やら葉っぱやらがおびただしくひっついてますけれど、一体なにが……? 莉鳥は首を傾げます。
まあ、ええ。答えはすぐに分かりました。
「今日から仕事開始だね。分からないことはなんでも聞いてよ、雛鶴先生」
ぽむっ、と肩を叩いた黒崎先生……その瞬間。
「いっ……」
「い?」
「いやあああーーーーーー!!」
さゆり先生、黒崎先生の腕をがっしと掴んでぶおんっ!
「わ~~~っ」
キレイな放物線を描いてすっとんだ黒崎先生、校門横の生垣へずぼっ。頭から突っ込んでしまいました。
「ああっ、またやってしまいました! 私、恥ずかしくて……!」
「……なるほど。これで二回目なわけね」
緑にイイ角度で突き刺さった黒崎先生を眺めて、莉鳥はクールに分析。
聞けば護身術として合気道を修めたさゆり先生は極度の恥ずかしがり屋で、テンパると手近な誰かをブン投げてしまうのだとか……。
そんな先生ってアリなの? と、思わなくもないけれど。
「雛鶴先生、手伝います。黒崎先生を引っこ抜かないと」
「お、お願いしますっ! すみませんすみません~!」
きっと退屈はしなさそうよね。なんて莉鳥はちょっぴり、心が軽やかに弾んでいたりするのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
20人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年02月05日
参加申し込みの期限
2021年02月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年02月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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