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続いて、我々は旧市街では有名な『偽でん』の調査へ我々取材班は赴いた。そこには様々な未知との遭遇もあった……。
旧市街、夜。寝子島駅から少し離れた線路を歩く2人の男子生徒がいた。
1人はおかっぱ髪に縞模様の着物を着た座敷童子のような格好をしており、もう1人は顔中にマジックでたくさんの目を書かれている上に額に肉の文字が見える。おそらく百目鬼の扮装なのかもしれない。何よりそんな扮装にヘッドフォンという出で立ちがユニーク極まりなかったりもする。
「今日は『かっぱ電』を探しに、レッツゴー!」
座敷童子の格好をした少年、
雨崎 荒太郎
が線路の先へと意気揚々と歩いていく。彼はホラー愛好会の会員であり、もう1人を巻き込んだ張本人でもある。
「なにも夜探しに行かなくなっていいだろ……」
その後ろを百目鬼(?)の扮装をした少年、
雪見 大福
がついていく。どことなく声が震えているのは気のせいではないだろう。
「で、『かっぱ電』ってなんだよ。ねこでんじゃないのか?」
「『かっぱ電』というのは河童が夜、すげー勢いで運転してるって噂だよー!」
楽しそうな荒太郎の様子を見て、かっぱに見えるのは運転手の帽子のせいかもしれないという可能性もあるということを大福は黙っていることにした。
「ああ、『にせ電』のバリエーションみたいなもんか。どっちにしろ電車が走り回ってるってことだよな」
「そーそー、そういうことだよー! 是非とも見つけたいよねー」
と、呑気に2人は進んでいく。線路の左右を旧市街の町並みの暖かな光が照らしていた。
「なぁ、コータロー」
「なーにー?」
大福の呼びかけに振り向いて後ろ向きで歩く荒太郎。
「その、実際に『かっぱ電』に遭遇したらどうするんだよ。線路にいる俺らにその……襲ってくるというか走ってくるんだろ?」
既にビビっているような大福の声を気にせず荒太郎は答える。
「そのときはねー、うまく避ければいいんじゃないかなー? きっと大丈夫だよー」
「そういう問題じゃなくてだな……」
がっくりと肩を落とす大福。荒太郎とは長い付き合いなので分かってはいたことだが、振り回されることを覚悟する。
そんな他愛もない話をする2人なのだが、実際のねこでんもまだ走っている時間なのだということには気づいていなかった。
一方、寝子島駅付近。
水口記者と一緒に美和と、2人の生徒がいる。深夜ではないとはいえ、多くの生徒で夜間に『にせ電』を調査したとなると問題なので美和が2人の生徒を選抜したらしかった。
丁嵐 文月
と
常盤 四月
である。
文月は寝子タブのファンだと美和を説得し、四月は絵が描けるということで水口に声をかけたようだった。
張り込みをするように4人は踏切近くの線路沿いに座っている。 『偽でん』の噂は至ってシンプルな為、遭遇することを願って待つしかないという。
そんな感じで時間が過ぎ行く中。
「いやー、あたしもさー漫画描いてるからさ、締切に追われる気持ちわかるよ」
と、四月が水口に同情するように声をかける。四月は漫画を描いているからか水口の境遇に共感したらしい。
「わかります!? いやぁ締切ぎりぎりに原稿あげるのって苦痛通り越してこうなんというか気持ちよくなるというかですね。テンションが上がって変な感じに酔ってくるんですよね。自分すごいの書いてるぞーっていう」
「でしょでしょ! こう締切破るときのごめんねーってときもすっごいやらかした感半端ないよねぇ」
「いやはや、こんなところで締切に苦しむ同志に出会えるとは。編集長の顔とかすっごいやばいっすからね。こう、眼光鋭くて鬼の形相で睨むんですよ。あれを見るたびに寿命が縮むといいますか」
愚痴を吐くように水口も言葉が弾む。四月もテンションが上がったのかサイドテールが楽しげに揺れている。
「そりゃ仕事だから締切破ったらそうなるだろ…」
冷静にツッコミを入れる文月。
「さすがに約束された期日を守るのはマナーだと思うわ」
美和ですら少し呆れたように2人を見守る。
「ですよねー」
「そうですよね」
声を揃えてうな垂れる四月と水口であった。
そうして夜は更けていく。
暫くして。
ホラー愛好会の2人と張り込みをしている4人の距離が間近になった頃。旧市街の灯も少しずつ心細くなっていき、夜はさらに深まっていった。
そんな時間帯にまた別の1人がその現場へと近づきつつあった。
「猫さんとぉ、お散歩ぉ~」
ふらふらと小さな黒猫と一緒に歩いているのは
夜榊 水月
で、起きているのか寝ているのか分からないがゆっくりとねこでんの路線沿いへと向かっていく。
「『偽でん』乗りたいなぁ~。がたんごとぉん、がたんごとぉん……」
そんな調子でゆらりゆらりと1人と1匹が歩んでいく。
水月の眼鏡の奥の瞳はとろけており、彼の独り言はまるで寝言のようですらある。彼に寄り添うように歩く黒猫もゆったりとした歩みをしており似た者同士のようだった。
ゆったり、ふらりと夢遊病のように歩みを続けて……。
いつのまにか水月はねこでんの沿線にまでたどり着いていた。近くには『寝子島駅まであと100メートル』なんて看板すら見えている。
「とぉちゃくぅ~。猫さんと一緒に寝るぅ……」
言うが早いか一緒に歩いていた黒猫とともに高架下で横になる。水月の服の下に猫は入り込み、1人と1匹は丸くなるのであった。
「Zzz……」
「にゃあ」
水月が寝転んだ高架下のちょうど反対側には張り込んでいる4人の姿があった。
ぷぉぉぉん、ガタンゴトン。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
深城和哉
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
神話・伝説
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月07日
参加申し込みの期限
2012年12月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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