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<月華>秘恋哀華 ―裏切られた姫―
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転:積み重なる情報から真実を掴む
――雲の国・宮前町
ふわり、と煙のような飄々さで少年は歩く。呼吸する混沌ともいえる
骨削 瓢
は、癖の有る髪を風に揺らしながら辺りを見渡していた。
(影の軍勢との決戦に出張る駒、月華世界の軍、もれいび、ほしびと……。はぁ、もう1つなんか、こう要素が欲しいところさね)
瓢は相変わらず『喜劇』見たさに策を練っているらしい。彼はふぅ、とため息を吐きながら一軒の店に入り、一杯のお茶を貰った。
鼻を擽る優しい花の香りに瞳を細めながら、瓢は考える。いっそのこと、民衆の前で護国の為と演説をぶちあげて義勇軍を募ろうか、と。勿論、言葉は選ぶ。
(なんでも、ここ雲の国では白虹に対し複雑な感情をお持ちのようで……。ならば、白虹が『何』をやらかしたのか、それについてここの人々がどう考えているのか、聞き出してみようかねぇ?)
お茶を飲みながら献立に目をやるふりをして、周囲を探る。と、カウンターの向こうにいる料理人と目が合った。瓢は適当に料理を選ぶと、料理人にそれとなく口を開いた。
「ちょいと聞きたいんだけどもさ。この辺りで演説にいい場所とか知らないかぃ?」
「演説? だったら表通りあたりがいいだろう。今は呪皇軍との戦いでいろんな人が士気をあげるためか街角で演説しているからな。場所取りとかうまくやれよ?」
料理人に礼を述べ、料理を待ちながら瓢は意外だな、と内心で思う。そうしながらもそれとなく白虹についても聞いてみた。
すると、料理人は僅かに表情を曇らせながら話をしてくれた。
「白虹様は、かつて災厄で世界中が凍りつきかけた際に魔物を退治してくれた英雄さ。だけど、当時のこの国の女王をふって別の娘さんと結婚したのさ」
「ふぅん?」
瓢はふと、その言葉に興味を示す。
「女王・藍音様は、弟が成人するまでという条件で王位についた方なんだが……。最初のうちは頼りない王様でさ。酷くその事を気にしていたそうだ。それを励ましたのが白虹様だと聞いている。
だから藍音様は頑張って……多くの人々から慕われる王となられた。白虹様は何かと藍音様を気にかけていらっしゃったらしいから、当時の人々もそのまま結婚してくれると思っていたんだ。けど……」
料理人は、どこか苦々しい笑顔でぽつりと、いう。その言葉に、瓢の口元が、僅かに綻んだのを彼は知らない。
料理を食べ終え、支払いを済ませると瓢は街へ出た。そして、多くの人々から白虹への感情を聞きだすと、多くの人が『魔物を退治し、荒ぶる祖霊を沈めた事は感謝しているが女王・藍音の心を傷つけた事に対して悲しい』と答えていた。
(なぁるほど、確かにねぇ)
瓢はくすくす笑いながら目抜き通りを行く。そして、声を張り上げた。
「さぁさぁお立会い! あっしは瓢というもので、皆々様にちょいとお話したい事があるよぉ~い!」
少年の声に、多くの人が耳を傾ける。瓢は視線を感じながらもすぅ、と呼吸を整えて言葉をつむぐ。
「呪皇軍が動き出した今、『呪皇』愛憐がかけた呪いによって、恋に破れ亡くなった者の成れの果てたるあの魔物と向き合わねばならんねぇ。そう、『恋が実らなければ死ぬ』という呪いの果てに変わってしまった哀れな者たちとねぇ」
口元を袖で隠し、哀れむような声色で顔を覆う。だが、内心では舌を出して聴衆の様子を伺っている。瓢は、この聴衆をどう煽ろうかと僅かに瞳を細めた。
結果から言えば、瓢の演説は成功した。
彼は、愛憐を憐れむ者たちの幾人かを仲間にする事が出来た。
――星幽塔・第十階層の図書館
「案内してくださるのですかにゃ?」
ミーツェ・M・フェリス
は、先導するおとめ座のアステリズムである
アストライア・スピリット
に嬉しさを滲ませた声をあげる。
「丁度、時間もありますから。それに、私もその『月華世界』には興味があります」
アストライアがにっこりすれば、ミーツェもまたひげを震わせて頷く。傍らでは狐の女性、
フォルカ・ヴィクスン
がしっぽを揺らして頷いた。
「あたしは月華世界のお宝も気になるけどね。まぁ、資料がどれだけあるかはわからないけど、手伝わせてもらうよ」
「いっしょにがんばりましょうなのにゃ!」
ミーツェがしっぽをぴんっ、と立ててそういえば、フォルカも笑顔で頷く。そう離している間に地下3階へ到達した。
「『月華世界』の資料はどこですかにゃ?」
重要な物ならば、月華世界と星幽塔を結んでいた扉が閉じられる前後のものではないだろうか。そう睨んだミーツェは比較的古そうな本を手に取る。高いところはフォルカやアストライアに手伝ってもらいながら資料を集め、読んでいく。
その中でもっとも気になったのが、『星幽塔への移民』についての本だった。嵐の国にあるというその『扉』は魔物を払った白虹が偶然見つけたものであり、異世界に行く事が出来た事、その先で種族としての力を失うのと引き換えに不思議な力を得た事が標されていた。
(星幽塔に興味をもった人々が、移住するためにこの扉を潜った。当初は白虹さんも奥さんと一緒に行こうとしたけれども、タイミング悪く危険な魔物が出現し取りやめになった……。だから、名簿に名前があったのですにゃ)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
冒険
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月03日
参加申し込みの期限
2017年11月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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