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\ オーバータイム!/
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●マダムキラー
数日後。
拝島 薫
の下へ、千代子の身の回りを世話する女性から、電話が掛かった。
「はい、先日はありがとうございました。はい? 千代子夫人が? わかりました……伺います」
乗用車で向かった、三下邸。
迎え入れられた薫は、お手伝いさんから千代子が癌に侵されており、余命はもっても半年だと説明された。
別の病気の治療にかまけている間に、手の施しようも無い程転移していたため、治療を諦め家族の元で余生を過ごしているのだという。
「そうですか……今、ご家族は?」
「それが皆さんお忙しいそうで。
一緒にお住まいのゴローさんも、お部屋に引きこもったまま滅多に出てこられなくて。
あまり奥様と会ってくださいません」
「……そのお話、後で伺えますか?」
「はい、とりあえず奥様のお部屋に」
案内された一室のベッドに、千代子は居た。
月詠が描いた絵が、色褪せた多くの子供が描いた絵と並んで、額に入れて飾ってあった。
お手伝いがお茶を淹れるために退室し、薫はベッドの傍に歩み寄る。
「奥様、お加減はいかがですか?」
そっと声を掛ければ、千代子はうっすらと目を開き微かに嬉しそうな顔をしたが、すぐに沈んだ。
「血の繋がりなんて、薄いものね……ここに足を運んでくれるのは、貴女とお手伝いさんだけよ。
なんて、何もしないでお世話をしてもらっている身分で、贅沢よね……」
「奥様」
「……疲れたわ……」
千代子は細く、息を吐き出す。
薫は屈み込んだ。
千代子のシミだらけの手に自分の手を重ね、そっと笑うと、こう言った。
「ごめんなさい、『貴女が僕の亡くなった母に似ていた』ものだから」
その時。薫を見上げていた千代子の表情に、ぱっと火が灯った。
まるで水を得た魚のように。
見開いた目に、輝きと優しさが戻った。
「……そう、よね? 私には薫さんが居るじゃない。嫌だわ私ったら、弱気になって」
「そうですよ、奥様。私がついています。参道商店街や、猫鳴館に行くのでしょう?」
「ええ、ええ。そうだったわね、水族館にも行かなきゃ。寝てなんていられないわ」
無邪気にはしゃぐ千代子が寝付くのを待ち、薫はお手伝いさんに身辺の様子を聞いてから、三下邸を出た。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月14日
参加申し込みの期限
2013年08月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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