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【バレンタイン】学生達のValentine's Day!
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●恋して、る
チャイムが鳴り、朝の学活を受けるため生徒達がバタバタと廊下を駆けながら教室に入っていく。その中で
月守 輝夜
は1人取り残されるようにとぼとぼと教室に向かっていた。
今日輝夜は
手作りチョコ
を持って、いつも通り元気に家を出たのだ。友達や、仲良しの
青木 慎之介
に渡すために。では、なぜ今その肩が落ちているのか。
それは、ついさっきの事だった。
友達に手作りのウサギの形の友チョコを配り終えた輝夜は、今度は慎之介にもチョコを渡そうと彼の姿を探していた。教室にはいないなと不思議に思いながら校舎内を歩いていると、ようやくその姿を下駄箱に見つけた。
「慎之介く……」
呼びかけようとした輝夜の声が止まった。後輩だろうか、彼のすぐ隣には見知らぬ女生徒の姿。その女生徒は何やら慎之介に話しかけながら包みを差し出す。その包みを慎之介は笑顔で受け取っていた。
声が、出なかった。
輝夜はくるりと後ろを向くと、自分の持っていたチョコの包みを抱きかかえ、小走りにその場を立ち去っていた。
その後輝夜は授業中も上の空だった。
朝に見たあの光景を思うと輝夜の胸はチクリと痛くなる。
ちょっと気になるけど慎之介くんは友達で……なのになんで胸が痛くなるの?
教師の言葉がただの記号のように輝夜の耳を右から左に流れていく。本日の輝夜のノートは白さばかりが目立った。
昼休み、輝夜は仲良しの先輩
三宅 ゆり
にチョコを渡そうと3年の階に来ていた。ゆりを見つけ走り寄る。ゆりが気付き振り返った。
「おー、輝夜どうしたの?」
「今日バレンタインでしょ? ……ゆりちゃんいつもありがとう。これからも大好きだよ」
はい、と輝夜は手作りチョコを渡し、ぎゅっとゆりを抱きしめた。ゆりも笑いながら抱きしめ返す。
「わ、サンキュー! じゃああたしからも、コレ」
そう言ってゆりは持っていた包みを輝夜に渡す。2人はふふと微笑み合った。
そして輝夜は、朝からもやもやしている気持ちをゆりに相談してみる事にした。
慎之介がチョコを貰ってる姿を目撃して、何だか苦しくなった事。
去年は「何個貰ったの?」って普通に訊けたのに、今日1日慎之介を見ると避けてしまう事。
「好き……なのかな……?」
ぽろりと出た言葉に、輝夜は自分自身驚く。好き? 私が……慎之介くんを?
ゆりは自分の言葉に戸惑っている輝夜を見つめていたが、うーんと背筋を伸ばす。そしてパン! と輝夜の背中を叩いた。
「あたしは良くわかんないけどさ。迷ったら即行動! うじうじしたっていい事ないよ!」
そう言うとゆりはニッと笑って拳を突き出した。背を叩かれた輝夜はちょっとびっくりしていたが、つられるように笑うと自分の拳をゆりに合わせた。
「そうだね……ゆりちゃん、ありがとう!」
放課後。
ゆりに背中を押された輝夜は、勇気を出して慎之介に声をかけ、一緒に下校していた。寒空の下、2人の息が白く上がるが、その話題といえば他愛のないものばかり。慎之介はいつもの調子だが、輝夜は何だか上の空。そうこうしている内に2人は輝夜の家の前に着いてしまった。
「じゃあな、月守! See you!」
白い息を吐きながら爽やかに慎之介が片手を挙げる。弾かれたように輝夜が口を開いた。
「あっ、慎之介くん待って!」
「ん? どうした?」
踏み出した足を戻し、慎之介が輝夜に向き直る。輝夜は心臓が飛び出しそうだったが、勇気を振り絞って慎之介に問い掛けた。
「……慎之介くんは好きな人いる?」
訊いてから思わずギュッと目をつぶってしまう。頭の中は朝見たあの光景。輝夜の胸がギューッと締まる。
俯いてしまった輝夜を前に、慎之介はよく分からないというように小首を傾げる。そのまま不思議そうに口を開いた。
「好きな人とかって考えた事ないな。正直バスケの方が楽しいし。I love basketball !!」
お得意の英語を決めながら慎之介が爽やかに笑う。最悪の答えを覚悟していた輝夜は全身の緊張を解いてほおっと大きく息を吐いた。
「どうした、月守? Are you OK ?」
輝夜の様子に驚く慎之介。輝夜はOKだよと小さく言うと、頬を赤く染めながら朝から持っていたチョコを慎之介の前に差し出した。
「えっと、あの……チョコ、受け取ってくれる?」
お、と驚く慎之介。でもすぐ爽やかに輝夜からチョコを受け取った。
「何か悪いな。月守 Thank you !」
その普段通りの態度に、つい輝夜の口が開いた。
「私、慎之介くんの事……ううん何でもない!」
溢れ出そうになる想いを寸前の所で止め、輝夜は真っ赤になりながら自分の家に逃げるように帰っていった。
取り残された慎之介。
「……Why?」
首を傾げて呟くと、手にある輝夜からのチョコレートを見つめる。それをゆっくりと自分の鞄にしまうと、ほんの少し頬を上気させながら、輝夜の家に向かって小さく言った。
「ありがと、な」
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担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
46人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月15日
参加申し込みの期限
2016年09月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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