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【バレンタイン】フェアリィテイルとチョコレート!
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ステッラ・デッラ・コリーナでのアリスのお茶会が終わった後、
早坂 恩
と
御薗井 E セレッソ
は星ヶ丘を少し歩いた後、シーサイドタウンへ戻って衣装を返していた。
「楽しかったわね、セレッソちゃん」
「楽しかったワ、とってもヨ!」
貸衣装屋を出ると、外は寒く夜の匂いがした。イルミネーションを見る為に、見晴らしの良いところへ行こうとシーサイドアウトレットに向かって歩く。その途中でも街中を彩るイルミネーションはとても綺麗で、辺りはキラキラと煌いているかのようだった。その中でも大観覧車は特に目立っていて、セレッソは思わず乗ってみたいと呟いた。
「大観覧車に乗りたいの? いいわよ、行きましょうか」
子どもっぽいと思われただろうか、でも手を繋いで引っ張っていってくれる恩の目もイルミネーションを映してか、なんだかキラキラしてるみたいに見えて、セレッソは嬉しくて跳ねる気持ちを隠して大観覧車へと歩いた。
「意外と並んでるものなのね」
「でも、きっとすぐヨ!」
数メートルの列に並べば、周囲はカップルばかりでセレッソはほんの少しだけれど意識してしまう。自分達もカップルに見えているのだろうか? それとも兄妹のように見えているのだろうか。……カップルみたいに見えていればいいと思った瞬間、2人の番がきてゴンドラへと乗り込んだ。
「あら、中は暖かいのね」
「足元が暖かいワ!」
そんな会話をしているうちに、ゴンドラはゆっくりと2人を空の散歩へと連れ出してくれて、どんどん地上が離れていく。それに連れて見える景色はまるで宝石箱をひっくり返したようなイルミネーションが広がっていた。
「恩センパイ! 今日はとってもありがとうナノ! これ、受け取って欲しいノ」
キラキラの夜景をバックに、セレッソが鞄から赤い包装紙でラッピングされた箱を取り出して恩へと差し出した。
「ありがとう、セレッソちゃん。嬉しいわ……!」
嬉しそうに微笑んでくれた恩に、セレッソはどうしてか赤くなる頬を両手で押さえながら、言葉を重ねる。
「ワタシ、最近自分の気持ちがよくわからないノ! もっと恩センパイといっぱい遊びに行きたいし、学校にいてもワタシがいる所を通りすがってくれないかなとか考えちゃうワ!! でも、どうしてそう思うのか、ワタシにもよくわからないノ!」
どうしてなのかしら? とセレッソが困ったような照れたような顔をして恩を見上げる。
「……それは、私から答えをあげることはできないけれど」
そっと恩は鞄から手作りのテディベアのぬいぐるみが入った袋を取り出して渡す。それは透明の袋に入っていて、中身が見える物だった。生地はセレッソの髪色に似た赤で、テディベアの足元にはクマの形をしたチョコレートも添えられていた。
「可愛いノ! ありがとうナノ、恩センパイ!」
「特別な人が出来たから、今年は他の人にあげてないのよ。……どういう意味かは、宿題かしら」
「それって」
それって、つまり? パンクしそうな頭の中を赤いハートが飛んでいく。でも、宿題だと恩は言って笑っているから、セレッソは大事そうにテディベアの入った袋を抱き締めてゴンドラの外を見た。ゴンドラは一番高い所まで来ていて、遠くの灯りまでよく見える。地上を飾るイルミネーションの光はチカチカと光っていてまるでセレッソの心の中みたいだった。
ゆっくりと地上へ向かっていくゴンドラの中で、セレッソは恩を見る。夜景を見るその横顔はとても綺麗で、でもとても男の人で、どうしてか胸がきゅっとなる。
「どうしたの? セレッソちゃん」
「わかんないノ……でも、恩センパイを見てたらココがキュってなるのヨ」
「……私もセレッソちゃんを見てると、同じ場所がきゅっとなるわ」
同じなのだと恩が笑うから、セレッソも恩と同じならきっといい事なのだと笑みを浮かべた。ゴンドラは地上へと戻り、2人も大地を踏みしめる。ひゅうっと吹いた風が冷たくて、セレッソが可愛らしいくしゃみをした。
「寒いわね、寒いから……手を繋いで帰りましょうか」
恩がセレッソの手を優しく取って自分の手を繋ぐ。その温かさはお互いの指先からじわりと心へ広がっていくような気がして、顔を見合わせて笑い合うと帰る為に歩き出したのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
76人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月19日
参加申し込みの期限
2016年09月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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