this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
あの日あの時。ぼくは笑顔を失っていた。その理由は………………
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
つぎへ >>
8
2年前――
三宅 葉月
の祖父は亡くなった。
葉月がまだ都内の実家に住んでいた頃の、穏やかな秋のある日のことだった。財界人としても文人としても名を残した彼の葬儀は大掛かりなものになった。
だがいくら大掛かりでも、葬儀に出席した葉月にはこれがとても空虚な儀に思えた。出席者は優に100人を超えている。しかし、誰も祖父の死を悲しんでいない――そんな気がしたのだ。
かくいう葉月も、悲しんではいなかった。祖父が嫌いだったわけではない。ただ、実感が沸かなかったのだ。
実感がなければ、涙も出ない。
葬儀が終わり、大人達が財産相続や会社の経営方針その他諸々で慌ただしく動いている中――
まだ15歳の少女に過ぎない葉月に、やることはなかった。
話しかけてくる者も気にかけてくれる者も誰もいない。ぽつんと取り残されたような、自分だけが別の世界にいるような家の中で、葉月は自室に戻ることなく祖父の部屋に向かった。
「…………」
当然のことながら、部屋の主はどこにもいなかった。壁の一面を使った本棚には、大量の蔵書が収まっている。
幼い頃から、祖父の部屋に来るのが好きだった。自分の周囲のことしか知らない彼女にとって、この蔵書達は世界を知るための無数の扉だった。扉の中に葉月を案内してくれたのは祖父であり、彼は多忙な中でも孫娘のために時間を取ってくれた。葉月に眠っていた絵の才能を発掘してくれたのも、彼だ。
――その祖父は、もういない。
葉月の才能を見出し、それを愛しみ、その芽を摘もうとする父親の――自分を挫折させようとする人間の妨害から守ってくれた人は、もういない。
いないのだ。
祖父が亡くなってからの今日に至るまでの数日間、どこか非現実的だった。
それでも、この部屋に来れば……
いつものように温かく迎え入れてくれる。
そう、心のどこかで思っていた。
だがここへ来て、葉月はやっと、残酷な現実を知った。
世界中のどこを探しても、どこへ行っても、祖父には会えない。
「……心がひどく痛い……」
床に膝をつき、泣き崩れる。
どこか淡々として感情をあらわにすることのない彼女が感情を爆発させるのは、珍しいことだった。
「どうして……どうして……どうしてなのっ……!」
激しい喪失感に苛まれた葉月は、それから何時間も声を上げて泣いた。何時間経っても、誰も彼女を探しには来ない。祖父の部屋を訪れることもない。その理由を気にする余裕もなく、彼女はただ慟哭した。
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
あの日あの時。ぼくは笑顔を失っていた。その理由は………………
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月14日
参加申し込みの期限
2016年03月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!