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オーブラジャー! 久保田美和、人生最大のピンチ
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綾辻 綾花
の前に、テレビの懐かしの映像で見たような風景が広がっていた。
確か、ベンチに腰掛けているクラスメイトの野菜原を見つけて、声を掛けようとして……。
そう、そのときビビッと電気が走ったことは覚えている。
「野菜原くんがブラを手に持ってた気がしたけど……ううん、今はそんな場合じゃない!」
今、目の前で起こった一連の失恋劇。
これが担任の
久保田 美和
先生の大ピンチであることは直感的にわかった。
そして、もうひとり、近くでこの悲劇を目撃した女の子がいた。
「……ユウくんは巨乳が好きなのかなぁ……?」
鬼河内 萌
はしょぼんとした表情で、ユウのことを見ていた。
自分の胸に目を落とし、ますますしょぼん……これはそう、健気な乙女心である。
「あなたも、もしかして『こっちの寝子島』に飛ばされて来たんですか?」
綾花が話しかけると、ハッとして萌は振り返る。
「あ、ええと……そ、そうなの! 美和先生のことなんとかしなくちゃだね!」
「はい、野菜原くんと相談してみましょうか」
野菜原 ユウ
はうなだれる一美を見つめ、それから、1年4組の集合写真を見た。
徐々に、徐々にではあるが、写真の中の美和ちゃん先生がうす〜〜〜くなってきている。
「やっべ〜、知ってるよ、俺。こういうの映画で見たし」
おそらく写真の中の先生が完全に消えたとき、現実の先生も消滅してしまうのだろう。
「これはもしかして、もしかしなくても俺のせいだよな……? うう……」
「ユウくんが責任を感じてる……!」
萌はぎゅっと胸を押さえた。
同じ学校の友達として、彼が気になる女の子として、元気づけてあげなくては!
「ユウくん、そんな顔しないで!」
「? あれ? 鬼河内?」
「久保田さんがピンチになったのはユウくんのせいじゃないよ! もし、タイムパラドックスが起きても時間軸が分岐して、美和先生が生まれないパラレルワールドが生まれるだけだよ! ……多分!」
「……だ、だよな〜、そんな大事になるわけないよな! おし、じゃあ、このことは忘れて……」
「忘れちゃ駄目です! 慰めを真に受けないでください!」
慌てて、綾花はユウを現実に引き戻した。
「あ、綾辻……? や、やっぱ、そうだよな……。うう、ゴメン、美和ちゃん先生……」
「……まったく、おまえまでいじけてる場合じゃないだろ……!」
そこに、もうひとり、事件に巻き込まれた男子が現れた。
寝子高の生徒会副会長を務める優等生、
八神 修
だ。
「八神……? なんで、ここに……?」
「それはこっちが聞きたいところだ。……まぁどうせ神魂絡みの異変だろうけど」
彼もまたベンチで惚けるユウを見つけて、声を掛けようとしたら、ここにいたのだ。
「いや、ともかく、今は和代さんのことだ……! このままでは久保田先生の存在が……!」
一美のほうに目を向ける。
「一美さん……と言っていましたね。まだ間に合います、気を落とさないでください」
「え……?」
「探して、遅刻を謝って、誤解を解きましょう。袖摺り合うも他生の縁って言いますし、力を貸します」
「いや、でも、もう無理だよ……。おしまいだよ……」
「落ち込んでる場合じゃ……ん? 野菜原、おまえ何を……? わっ!?」
ぐいっと一美の胸ぐらをユウが掴む。
「しっかりしろー、一美さん! 美和ちゃん先生が消えちゃうだろーがっ!!」
「うわわわわ! ぐ、ぐるじぃ〜!」
「ちょ、ちょっと落ち着いてください、野菜原くん!」
一美をぐいぐい締め上げる彼に、綾花は慌てて間に割って入る。
「コロシは駄目だよ、ユウくん!」
「おまえが息の根を止めてどうする、野菜原!」
それから、萌と修もユウを羽交い締めにして、どうどうと落ち着かせながら引き離す。
「だ、だって〜! 俺、落ち着いてなんていられねーよ、こんな状況でさ〜!」
「——やれやれ、見ちゃいられないな」
ふと、聞こえた声に一同は振り返った。
「傷心の男にはもう少し優しくするものだよ、君たち」
おでこにサングラスを乗せた
八十八旗 信彦
が、フッとキザに微笑む。
どことなくバブリーでトレンディーな装いのため、傍にいることに気づいていなかった。
「八十八旗……?」
「おまえもこっちの寝子島に飛ばされてきたのか?」
「ああ、レディだけでなくトラブルまで放っておいてくれない。イケメンはつらいのところさ」
信彦はそう言って、ポンとユウと修の肩を叩いた。
「話は聞かせてもらった。まぁここは、この紳士的イケメンの信彦さんにお任せさ」
乱れた一美の服を整えながら、信彦は話しかける。
「とっさのリカバリーって、なかなか難しいよね。仕方ない仕方ない」
「う、うん。君も見てたんだね。まさか、鞄からブラが出てくるとは思わなくてさ……」
「まぁ長い人生、そんな日もあるさ。……しかし、付き合う前から子供の名前を考えちゃうなんて、なかなか重い……げふんげふんっ、もとい余程真剣な想いなんだね。和代さんへの気持ちはさ」
「もちろんだよ! 俺は真剣なんだ!」
なるほど、と一美の目をまっすぐ見て、信彦は頷く。
彼の気持ちに偽りはない、ただ、少しばかり気持ちが先走っているようだ。
「情熱的な男は嫌いじゃないよ。けど、もっとスマートな方法があるんじゃないかな?」
「え……? ス、スマート……?」
「見たところ、君は女性への気持ちの伝え方がまだベイベーみたいだからね。この俺がレディへのアプローチ方法を伝授してあげるよ。これさえ習得すれば、和代さんのハートは君のものだよ、ハハッ!」
「見ず知らずの俺のために……! なんていい奴!」
「なぁに、美和ちゃんセンセーのためなら是非もないさ」
「美和ちゃん先生……?」
「ふふ、気にしない気にしない」
信彦の見たところでは、一美が良くないのは、愛が重過ぎるということだ。
軽く爽やかに愛を伝える、そういうアプローチも男女の間には必要なことだろう。
例えば普段、信彦が道行く女の子にしているような、ヘリウムより軽いやつが。
「爽やかに……? ど、どうすれば?」
「もちろん、言葉でだよ。とびっきり甘い言葉でね。ああ、それじゃお手本を見せてあげるよ」
そう言うと、信彦は通りすがりの女の子に声を掛けた。
「はぁ〜い、そこのレディ。久しぶりだね」
「え? どこかで会ったことありましたっけ?」
「あれ? 初めまして? おかしいな、こんなにかわいいレディ、一度会ったら忘れないのにな」
「か、かわいいだなんて、そんなこと……」
「奥ゆかしいところも素敵なレディだね。ああ、そうだ、思い出したよ。君とは確か、前世で出会ったんじゃないかな。どうだい、これから洒落たお店で、前世の思い出に花を咲かせてみるのは、さ?」
「ふふ、楽しい人。イタめしおごってくれるなら、いいよ」
「イタめし? チャーハンのことかな……まぁなんでもいいよ、君の行きたいところに行こう」
出会って3分でナンパに成功した信彦。
これが爽やかなアプローチだよ、とサムズアップして、女の子と街に消えていった。
「あれが甘い台詞! なんて効果抜群なんだ!」
一美の目からウロコが落ちてる横で、綾花と萌は顔を見合わせた。
「あれ、ナンパですよね……?」
「うん、ただのナンパだと思う……」
しかし、一美はと言うと……
「和代! 君は運命のレディだ、俺とスウィートな関係にならないか〜い! よし、これだ!」
愛が重くなくなった代わりに、今度は軽くなったような……。
そんな気がしてならないユウ達だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月22日
参加申し込みの期限
2015年10月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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