時には雪も降り、海から吹きあげる風で寒さがつのる2月。
ここ寝子島高校では、寒さを吹き飛ばすアツいイベントが待っている。
卒業していく3年生たちを盛大に送り出したり追い出したりするイベント、
『卒業生を送る会』だ。
「うんうん、いい感じだね~」
黒板に書き出された言葉を見て、2年生の
ロベルト・エメリヤノフが何度も頷いている。
ここに集まっているのは、
『卒業生を送る会』実行委員会。彼はその委員長だ。
「今までにない、インパクトのあるテーマですわね」
その隣には、1年生の
上下 左右。
足が悪く杖をつきながらも、楽しいことが好きな彼女は実行委員に手をあげていた。
実行委員の結成間もない頃、まず手始めにと決められたのが、このテーマ決めだった。
そして決まったのが、
『未来に向かってにゃーと鳴け!』。
テーマが決まった彼らは、時に笑い、時にぶつかりながら未来に向かって進んでいく。
「会場の件、学校側から許可出たよ。講堂オーケーだって」
「文集も進めなきゃだな。デザインも考えてっと……」
「あら、誰でしょう? 文集の表紙に美少年の肖像画いっぱいなんて妙な案を出した方は」
「出し物コーナー、有志の募集おっぱじめようぜ~!」
「式が終わったあとには、打ち上げパーティ的なこともやっちゃおうぜ~い♪」
「あら、お待ちください。あなたは何で海パンいっちょになってらっしゃるのかしら?」
既に出し物が始まったのかと思ったが、そうではないらしい。
左右は個性豊かな実行委員の面々を見ながら、出し物コーナーの想像をしていた。
「演奏、合唱、寸劇……この高校の生徒なら出し物の企画もいろいろあるでしょうね。楽しみですわ」
「そうだな。そして僕たちはそれを全力で盛り上げていきたいね」
皆の意見を取りまとめ形にしていくのは、大変だがやりがいがある。
卒業する先輩たちのために、あるいは自分たちのためにも、最高の「卒業生を送る会」にしたいと思う実行委員たちだった。
実行委員も、委員でない生徒も、卒業生も、みんなで未来に向かってにゃーと鳴こう!
こんにちは、天村です。
ロベルトさん、左右さん、ガイドにご登場いただきありがとうございます。
もしご参加いただける場合は、ガイドにこだわらずご自由にアクションをお書きください。
このシナリオは、寝子高の「卒業生を送る会」の準備等を扱います。
実行委員だけでなく、すべての寝子高生、さらに関連するアクションであれば子どもでも大人でも歓迎です。
【1】「卒業生を送る会」実行委員の場合
『卒業生を送る会』実行委員会に関することを、自由にアクションすることができます。
誰でもいつでも実行委員になれますが、『卒業生を送る会』実行委員会コミュニティに参加する必要があります。
【できることの例】
・ポスター作り(デザイン決め、制作、印刷)
・チラシ作り(デザイン決め、制作、印刷)
・文集作り(レイアウト、編集)
・「卒業生を送る会」で使用する校内施設や道具などの確認、学校側との交渉など
・当日の秘密イベントやオモシロ企画を考える(アイデア出し、相談)
・雑談
【2】実行委員を含む誰でも
【できることの例】
・クラスや部活で出す出し物の相談
・任意グループ作り(例:バンド仲間募集! 劇団員求む!)
・雑談
・協力を頼まれて手伝う(地元のお店の人など)
・たまたま学校に遊びにきて顔を出す(地元の人やOBOGや家族など)
※主な行動は1~2つに絞ってアクションを書いてください。
あれもこれも~というのは難しいです。
※時間帯や場所などは自然であれば、自由です。
・放課後に、教室で。
・夜、ファミレスで。
・夜中、誰かの自宅に泊まり込んで。
▼登場NPC(【1・2】共通)
・相原 まゆ(担当顧問。いろいろ相談に乗ってくれます)
・南波 太陽(実行委員。人手が足りなければ協力してくれます。ヒマなら女の子をナンパ)