旧市街、参道商店街にある手打ち蕎麦屋『すすきの』
暖簾をくぐって中へと入ってみれば、出汁の香りか、天麩羅の香りか。
席に座って出されたお茶を飲みながらメニュー表を覗いてみると、
筆で書かれたしっかりとした文字が目に入ってきます。
・かけそば
・鴨南蛮
・天麩羅そば
・月見そば
・ざるそば
・天ざるそば
・寝子島そば定食…日替わりのそば定食
・サンマそば定食…サンマの蒲焼がのった掛けそば定食
その他にも季節ごとのメニューもあるようです。
お気軽にご注文下さいませ。
「あなたのそばに蕎麦屋すすきのーすすきのー」
孫娘の五月が接客の合い間にテーマソングとばかりにおかしな調子の歌を口ずさんでおりますが、
深い意味はありません。恐らく気分です。そして仕様です。
>的場くん
(ずるずる、蕎麦をすすりつつ)
確かに・・・薄野さんほどの子は・・・中々いないと・・・思う
>青野先輩
本当に・・・(天麩羅をたべてる途中で微笑んで)
これが、縁かも・・・しれないです・・・ね。こんな縁なら・・・大歓迎・・・だけど
>薄野さん
(会話の数々を聞いて)
すすきのファンと・・・いうか・・・薄野さんのファンに・・・なりそう(ぼんやりと呟き)
!!あ、なら、是非・・・!今度、早朝にお店の前・・・通りますから・・・その時でも
都合があう時・・・でも。ランニング・・・しましょう(はにかみ)
誰かと一緒に・・・ランニングで走るって・・・はじめてだ
1-4・・・普通科ですか、遠いなぁ・・・(体育科なのでなんとなく)
(小声で話してもらって)
えっ!?
あ・・・(頷き)いいんです、じゃない・・・いいんだね?僕、楽しみに・・・してるから
クラスでよく寝てるから・・・気をつけないと・・・いけない、かも
(笑って、照れ隠しに筍ご飯をかきこみ)
んぐっ こほっ(喉につまらせかけて咳きこむ)