旧市街、参道商店街にある手打ち蕎麦屋『すすきの』
暖簾をくぐって中へと入ってみれば、出汁の香りか、天麩羅の香りか。
席に座って出されたお茶を飲みながらメニュー表を覗いてみると、
筆で書かれたしっかりとした文字が目に入ってきます。
・かけそば
・鴨南蛮
・天麩羅そば
・月見そば
・ざるそば
・天ざるそば
・寝子島そば定食…日替わりのそば定食
・サンマそば定食…サンマの蒲焼がのった掛けそば定食
その他にも季節ごとのメニューもあるようです。
お気軽にご注文下さいませ。
「あなたのそばに蕎麦屋すすきのーすすきのー」
孫娘の五月が接客の合い間にテーマソングとばかりにおかしな調子の歌を口ずさんでおりますが、
深い意味はありません。恐らく気分です。そして仕様です。
>薄野
そうか名前に覚えがあると思ったら君の店だったのか。
こんにちは。
いつか訪ねさせてもらうと言った様な覚えがあるがちょうどよかったな。
良い香りについつい誘われてしまったぞ。
今日は軽く済ませるつもりだから……(メニューを見つつ)
ざるそばを頼めるか?
>斉田
こんにちは。入学式以来だな、元気にしていたか?
この1ヶ月近くは色々な事があって屋上には殆ど行ってなかったからな。
ここで会えると思わなかった……いや、以前旧市街に住んでいると聞いたからそこまで不思議というわけではないか。
(ウインクにウインクで軽く返し)
ああ、絶好調だな。
……と言いたいところだが、実のところこの周辺には殆ど来た事が無くてな。
そもそも打てるところがあるのか分からないのだな。まずは地理の把握からといったところだ。