旧市街、参道商店街にある手打ち蕎麦屋『すすきの』
暖簾をくぐって中へと入ってみれば、出汁の香りか、天麩羅の香りか。
席に座って出されたお茶を飲みながらメニュー表を覗いてみると、
筆で書かれたしっかりとした文字が目に入ってきます。
・かけそば
・鴨南蛮
・天麩羅そば
・月見そば
・ざるそば
・天ざるそば
・寝子島そば定食…日替わりのそば定食
・サンマそば定食…サンマの蒲焼がのった掛けそば定食
その他にも季節ごとのメニューもあるようです。
お気軽にご注文下さいませ。
「あなたのそばに蕎麦屋すすきのーすすきのー」
孫娘の五月が接客の合い間にテーマソングとばかりにおかしな調子の歌を口ずさんでおりますが、
深い意味はありません。恐らく気分です。そして仕様です。
>五月殿
ふむ…まだ鳥中華は置いておらぬのか
鳥中華は山形県の蕎麦屋で提供されておるメニューじゃ
元々は「まかない」として店員に食べさせていたのを客に提供したのが始まり、と言われておる
だしは鰹や昆布の魚ベース、つまりは蕎麦汁のだしと同じじゃ
それに中華麺、チャーシューの代わりに鶏肉を使っておる
もちろん、スープの味付けも中華麺と合う様にのう
それがいわゆる「鳥中華」じゃとて…
…とと、また話が長くなってしまったのう
もし行くのであればゴールデンウィーク…と、言ってもゴールデンウィークは逆に稼ぎ時じゃと思うしのう。
それに山形は遠い。どうにか行く手段を考えねばならぬとて…。
ゲームセンターは楽しいが半分は危険が伴う
それを承知の上でわらわは通っておる
だからトラブルを回避する方法は何通りも考えておるとて…
そうじゃのう。鳥中華が無ければ、今日は月見そばで、じゃな(そう言って注文をするのだった)