高台の角、死角になる位置に存在する岩場の合間にできたこじんまりとした浜辺。
本土が遠くに見え、海から気持ちのいい潮風が吹き抜ける。
あぁ…
俺は…さっきも言ったが水は苦手だ、嫌いじゃなくて苦手なんだ…
簡単な理由だ、俺のろっこんは電気を流すようなものだろう?
もし相手の体が水の濡れた状態で放ったら…と、思うとな
それはどうでもいいとして…
人は…なぜ、こんなにも美しい、自分たちに必要なものを汚せるのだろうな…
…いきなり、辛気臭い話をしてすまなかったな…(海を見つめながら
フハハッ、俺は気分屋だからな、こう見えても
以外か?
あぁ…っと(ボールをキャッチする
…ボールは、丸い…丸いものを見ると、なんとも言えなくなるものだよな…
フフフ、すまない、俺の記憶違いだった
確か2部が5巻から12巻あたりだから、3部は12巻だと思うぞ
俺はまだ全巻揃っていないからな…
……何かやるせないことでもあるのか?
さっき崖の上にいたお前の姿が見えてな…
何か悩んでる目をしてたから気になってな…