北校舎(特別教室棟・3階建て)の2階。
>新井
…流石、いいチョイスだ。手が空いたらメバルは…ワタと中骨、頭を取ってくれ。背骨は残す。
サバは三枚おろしにした上で三等分だ。唐揚げの後で揚げちまおう。
(メバルは小ぶりなので開きにする一歩手前、サバは食べやすい大きさに。どちらも頭は無し。
生臭さ対策である。煮付けにしても良いかと思ったが、弁当には向かんだろう)
……。
(さて葛城が用意してくれた片栗粉をボウルに開ける。菜箸に粉を付けて、
油に突っ込んで油の温度を見極める…そろそろ、頃合いか。鶏肉に片栗粉をまぶして油に投入する事数個。
人数が人数だ…結構な量がある。菜箸で転がしながら揚げ上がるのを見極め、
キッチンペーパーを敷いたトレイに乗せて行く。
今の俺は、揚げ物を量産するマシーンだ。以下同じ作業、唐揚げが量産されていく)
…誰か摘み食え。ただし火傷に気を付けろ。
(投入、揚げる、トレイに乗せるを繰り返しながら)