ここは図書室だ。
北校舎(特別教室棟・3階建て)の3階に位置するため見晴らしもいい。
生徒数に見合って図書室も広く本も豊富なようだな…。長机で勉強するのもいいだろう。
図書室では静かにな。
>みゆき
本当は私も話したくて仕方がないのだけれど
際限がなくなってしまいそうでね。
私はあの人のこととなると
我を忘れてしまうのよ…。
(頬を染めはにかんで
記憶力には少し自信があってね。
神経衰弱なら負ける気がしないわ。
私で良ければ喜んで。
そんなに難しいものではないからすぐ覚えられると思うわ。
是非一緒に遊んで頂戴な。
小萩はうん…。変わった子よね…。
なんて、私も人の事は言えないか。
山の方に行くのだったかしら。
合宿にいくなら、やっぱり海より山がいいわね…。
>小萩
あー…。
どうしましょう、言葉がでてこないわ…。
理想を追い求めるのはいい事よね。
現実を乗り越えた先に理想がある、か…。
あの子を嫌いなんていう人間は
余程の捻くれ者だわ。
天使の様に可愛くて、いい子で、私の自慢よ。
あの子の姉であることを誇りに思うわ。
私が最近みた夢は、不思議な生き物に
なんでも一つ願いを叶えてもらえるかわりに
魔法少女となって化物と戦う運命を背負う…。
そんな夢だったわね。
アニメの内容が夢にまででてくるなんて
私もまだまだ子供ね。